ウィワクシア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ウィワクシア
生息年代: 513.0–505.0 Ma
Wiwaxia Smithsonian.JPG
バージェス頁岩塁層から発見されたウィワクシアの化石(カナダはオンタリオ州ロイヤルオンタリオ博物館所蔵)
保全状況評価
絶滅(化石
地質時代
約5億1,300万- 約5億0,50万年前
古生代カンブリア紀中期[ミドルカンブリアン]初頭- 中盤)
分類
: 動物界 Animalia
亜界 : 真正後生動物亜界 Eumetazoa
階級なし : (未整理[1]左右相称動物 Bilateria
(未整理)旧口動物Protostomia
上門 : 冠輪動物上門 Lophotrochozoa
: Incertae sedis
階級なし : (未整理)Halwaxiida
: ウィワクシア科 Wiwaxiidae
: ウィワクシア属 Wiwaxia
学名
genus Wiwaxia 
Walcott1911
和名
ウィワクシア
英名
Wiwaxia
下位分類(

ウィワクシア学名Wiwaxia)は、約5億1,300万- 約5億0,50万年前(古生代カンブリア紀中期[ミドルカンブリアン]初頭- 中盤)の海に生息していた動物バージェス動物群に属す)。 和名未定のクレード(単系統群) Halwaxiida の下位に置かれるウィワクシア科 (Wiwaxiidae) を構成する唯一のであり、ウィワクシア属は W. corrugata (ウィワクシア・コルガタ)の1のみが知られている(2009年時の知見)。

環形動物の一種で、現在のゴカイの祖先に近いとの説もある。

化石[編集]

化石は、カナダ、ブリティッシュコロンビア州バージェス頁岩塁層(約5億0,50万年前[カンブリア紀中期〈ミドルカンブリアン〉中盤])と、中国貴州省 Jianhe県(en黔東南ミャオ族トン族自治州凱里市凱里累層en。約5億1,300万- 約5億0,100万年前[カンブリア紀中期〈ミドルカンブリアン〉初頭- 中盤])から発見されている。

生物的特徴[編集]

ウィワクシアの生態復元模型(ベルギー王立自然史博物館
ウィワクシア(生態復元想像図)

形態[編集]

全長約2.5- 5cmの楕円形をした動物で、背面は多数の鱗状骨片で全面が覆われている。また、体の背面に中央を挟んで左右1列に生える10本前後の鋭い(とげ)があり、これで身を守っていたと考えられる。その効果には諸説があり、化石の中には鋭い棘が不自然に折られているものがあるため、アノマロカリスなどの捕食者からの攻撃もあったと考えられる。下面は柔らかい。

しかし、このような鱗の存在のため、それ以外の動物としての特徴、例えば体節制の有無などははっきり知られていない。口器として小さな一組のらしい構造が知られている。

なお、背中の鱗の表面には幅数百nmの周期的な溝がある。そのため、おそらくは生きていたときには干渉色を表し、ちょうどCDの裏側のように虹色に光ったのではないかとの説もある。

生態[編集]

普段の生活ではこの装甲で身を守り、海底を這い回りながら餌を探す生活をしていたらしい。背面の鱗に腕足動物の附着が見られる例があることから、砂や泥に潜ってはいなかったと見られる。

スケール比較[編集]

バージェス動物群のスケール比較
Anomalocaris canadensis アノマロカリス・カナデンシス 
Laggania cambria ラガニア・カンブリア 
Opabinia regalis オパビニア・レガリス 
Wiwaxia corrugata (ウィワクシア・コルガタ) 
Pikaia gracilens ピカイア・グラキレンス 
Hallucigenia sparsa ハルキゲニア・スパルサ
ヒト()とバージェス動物群のスケール比較
Anomalocaris canadensis アノマロカリス・カナデンシス 
Laggania cambria ラガニア・カンブリア 
Opabinia regalis オパビニア・レガリス 
Wiwaxia corrugata (ウィワクシア・コルガタ) 
Pikaia gracilens ピカイア・グラキレンス 
Hallucigenia sparsa ハルキゲニア・スパルサ

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 分類学上、未整理の分類群(タクソン)。以下同様。

関連項目[編集]