ウィルソン・ハリントン彗星

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ウィルソン・ハリントン(彗星)
4015 Wilson-Harrington
107P/Wilson-Harrington
仮符号・別名 1979 VA
(P/1949 W1)
分類 地球近傍天体(PHA)
彗星・小惑星遷移天体
軌道の種類 アポロ群
火星横断
発見
発見日 1979年11月15日
1949年11月19日
発見者 E. F. ヘリン
A. G. ウィルソン
R. G. ハリントン
軌道要素と性質
元期:2007年4月10日 (JD 2,454,200.5)
軌道長半径 (a) 2.638 AU
近日点距離 (q) 0.992 AU
遠日点距離 (Q) 4.283 AU
離心率 (e) 0.624
公転周期 (P) 4.28 年
軌道傾斜角 (i) 2.78
近日点引数 (ω) 91.25 度
昇交点黄経 (Ω) 270.57 度
平均近点角 (M) 146.85 度
物理的性質
直径 4 km
自転周期 6.1 時間
スペクトル分類 CF
絶対等級 (H) 15.99
アルベド(反射能) 0.05
表面温度
最低 平均 最高
~171 K
色指数 (B-V) 0.666
色指数 (U-B) 0.279
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ウィルソン・ハリントン彗星 (107P/Wilson-Harrington) またはウィルソン・ハリントン (4015 Wilson-Harrington) は、アポロ群の軌道を回る彗星・小惑星遷移天体。アルファベット表記すると17文字で、小惑星番号を持つ天体の名前としては最も長い。

1949年11月19日、パロマー天文台でアルバート・ウィルソンとロバート・ハリントンによって新彗星が発見されたが、3回写真観測された後に見失われてしまい、将来の回帰を予測できるような軌道を推定するのに十分なデータを得ることができなかった。

1979年11月15日、パロマー天文台でエレノア・ヘリンによって新しい地球近傍小惑星が発見され、1979 VAという仮符号を与えられた。1988年12月20日にも再観測され、小惑星4015番として登録された。

1992年8月13日、1979 VAの確定した軌道を元に、1979年以前に撮影された写真乾板の中から写っている可能性があるものを調査した結果、1949年に発見され見失われていた彗星と同一の天体であったということが報告された。この天体は周期彗星107番としても登録され、彗星の命名規則に従って発見者の名前で呼ばれることになった。

1949年に撮影された写真では彗星としての特徴を見せているが、それ以後の写真では普通の星のような姿しか写っておらず、ごくまれに増光(アウトバースト)を起こす不活発な彗星だということを示しているようである。離心率は約0.624で、典型的な小惑星帯の小惑星よりは周期彗星に近い。

アメリカ航空宇宙局 (NASA) が打ち上げたディープ・スペース1号は2001年3月にウィルソン・ハリントン彗星の近接探査を行うことを計画していたが、トラブルで予定の軌道に乗れず目標をボレリー彗星に変更した。また、MUSES-C(はやぶさ)後継機の探査対象候補として検討されたこともある[1]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]


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