ウィドマンシュテッテン構造
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ウィドマンシュテッテン構造(テーナイト中)
ウィドマンシュテッテン構造(ウィドマンシュテッテンこうぞう)とは、オクタヘドライト型隕石(八面体晶隕鉄)(隕鉄)においてみられる特有の構造のこと。金属ニッケルの結晶が成長することによってできる。カマサイトとテーナイトの帯状組織からなり、これらはラメラと呼ばれる。
オクタヘドライト型隕鉄(八面体晶隕鉄)は6-14%程度のニッケルを含む。隕鉄の生成過程で冷却時間が超長期間(100万年程度)かかるとニッケルが結晶化し、分離する。
ウィドマンシュテッテン構造をもつ隕鉄を切断し、酸によるエッチングを行ったのち研磨すると、分離したニッケル結晶があたかも無数の雪の結晶のように見える。
ニッケル結晶の大きさが数cmにも及ぶこの構造は現在のところ人工的に作りえないため、存在の確認によって隕石が偽造品でないことの証明が(今のところ)可能である。
この構造の名は、オーストリア人の印刷業者・科学者、ベッカー=ウィドマンシュテッテンが1808年に発見したとされることから。ただし、実はウィドマンシュテッテンの発見よりも前の1804年にG.トムソンが発見し、フランス語の論文を発表している。
参考文献 [編集]
- 森本信男 『造岩鉱物学』 東京大学出版会、1989年、ISBN 4-13-062123-8。