ウィッチブレイド (アニメ)

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ウィッチブレイド
アニメ
原作 Top Cow Productions
監督 大橋誉志光
シリーズ構成 小林靖子
脚本 小林靖子、吉村清子井上敏樹
キャラクターデザイン うのまこと
アニメーション制作 GONZO
製作 中部日本放送GDH
スカパー・ウェルシンク
放送局 放送局参照
放送期間 2006年4月 - 9月
話数 全24話
テンプレート - ノート
ウィキプロジェクト アニメ
ポータル アニメ

ウィッチブレイド』(Witchblade)は、1995年から執筆されているアメリカトップ・カウ・プロダクションマイケル・ターナー (Michael Turner)原作によるアメリカン・コミックス作品を原作としたアニメシリーズである。2006年GONZOにより全24話が制作され、地上波では中部日本放送およびTBSで放送された。DVD全8巻にまとめられたパッケージ版が発売され、2008年にはDVD-BOX版が発売された。また、『チャンピオンRED』にて漫画版『ウィッチブレイド丈琉』(ウィッチブレイドたける)が連載された。徳間書店からは小説版『ウィッチブレイドLOST GENERATION〜碧の少女〜』が発売されている。

概要[編集]

武器としての“ウィッチブレイド“の基本設定のみを用いた、ほぼ完全なオリジナル作品となっており、ウィッチブレイド装着者を始め殆どの登場キャラクターは日本人である。

アニメの絵柄は日本アニメファンの感性に沿った、セクシーでありつつも可愛らしさを併せ持ったものになっている。また、本作におけるウィッチブレイドのデザインは当初原作にならい、脚部や腰部等の露出が多いものであったが、諸般の事情により、テレビ放送版では大幅に露出を減らしつつもキャラクターの魅力が損なわれない様に配慮したデザインに改められた。

DVD版では、“オリジナル解禁版”と称し、ウィッチブレイドのデザインも当初デザイン通りになったほか、TV放送版では諸般の事情で修正されてしまった一部のシーン(雅音が警官を殴り倒すシーンや、アイウエポンから銃撃を受けるシーン、銭湯の湯気、雅音の腰にまいたタオル、斗沢の手)等が修正され、作画クオリティが大幅に向上したバージョン作品が収録されている。

2008年2月よりAT-Xにて“オリジナル解禁版”が放送された。

CBCにとって本作は『砂ぼうず』以来1年ぶりに製作委員会に加わった深夜アニメとなる。他のTBS系列局が参加しない、CBC単独で製作委員会に加わった作品としては『最終兵器彼女』以来4年ぶりである。CBC制作の深夜アニメがTBS逆ネットされるのは、この作品がTBS系列局制作深夜アニメとしても史上初となる(これまで関東圏では全て独立U局で放送。また同時期に制作された『RAY THE ANIMATION』は関東地区では、tvkおよびとちぎテレビでの放送となっている。同系列局の毎日放送(MBS)も『フォーチュン・クエストL』(この作品のみ関東圏ではテレビ東京でネット)以外は同様であったが、2006年10月より開始の『コードギアス 反逆のルルーシュ』でCBCに次いでTBSへの逆ネットを果たした)。

本作は元来16:9のハイビジョンサイズ(ビスタサイズ)で制作されているが、他のTBS系列で放送中の(ビスタサイズで制作された)アニメ作品同様、本放送時は左右をカットして4:3サイズで放送していた(地上デジタル放送でも左右はカットされたまま)。AT-Xでの初回放映分でも同様であったが、2度目の放映の際は「オリジナル解禁版」と称して額縁放送とは言え、初めて16:9サイズで放映された。TBS系列で放送されたGONZO制作アニメでは『BLACK CAT』が同様の放送形態であったが、こちらはBS-iでの放送時にはオリジナルの16:9で放送されていた。本作はBS-iでは未放送。(ネット配信サービス・GyaOにて期間限定で第1話・第2話のみ先行配信された)。

地上波放送版はGyaOにて2006年7月2日から7月16日にかけて第1話から第12話、10月19日から11月2日にかけて第13話から最終話が配信された。この時はスペシャルプログラム扱いであったが、12月13日からレギュラープログラムとして再配信された(毎週2話ずつ更新、ビスタサイズでの配信)。また、2007年3月8日からはフレッツ・スクウェアNTT東日本エリアのみ)でも配信開始されている(毎週4話ずつ更新)。

あらすじ[編集]

古(いにしえ)より女性にしか扱えない最強の武器の伝説があった。その名は“ウィッチブレイド“。闘う事、ただそれのみを求めるソレは意思を持って装着する女を選び、選ばれた女は、ある者は女傑と讃えられ、またある者はソレの命ずるまま、肉体が壊れるまで戦い、滅んでいったという。

近未来の東京。6年前、この街は“大震災”と呼ばれる災厄により壊滅的なダメージを受けたが、人々はようやく立ち直り、復興への歩みを始めていた。そんな街に今、1組の母娘─雅音と梨穂子─が船でやってくる。2人はかつては東京にいたが、ある事情で児童福祉庁の施設に隔離されており、この度、遂に施設を脱け出す事に成功したのだ。だが、児童福祉庁の職員は即座に母娘を捕捉。今度は娘である梨穂子だけを“法律改正による措置”と称して引き離そうとする。母娘の抵抗も空しく、遂に職員に拘束され、車で連れ去られていく梨穂子。雅音は娘の危機に激し、思わず傍のパトカーを奪って職員の車を追うが、慣れない運転でパトカーは横転し大破し奪還失敗。更にパトカー窃盗損壊の罪を問われ警察に収監されてしまった。留置場の中で、絶望の淵にたたずむ雅音。突如留置場に破壊音が響き、瓦礫と煙の中から“怪物”と呼ぶしかない物体が現れ、雅音に襲いかかる。絶体絶命の危機に陥る雅音!その時、彼女の腕のタトゥーが怪物に呼応する様に突如光を放ち、全身を覆う。そして彼女もまた、全身が武器と化した、異形の“モノ”に変容を遂げた。

このタトゥーこそ、6年前から彼女の体内に棲み付き、覚醒の時をうかがっていた最強の武器“ウィッチブレイド“だったのだ。雅音は怪物を一閃のもとに斬り捨て、警察を脱獄。だが、闘いの気配が消えたからか、それとも何者かが発射した麻酔弾の為か、雅音は元の体に戻り、崩れ落ちるかの様に気絶し、倒れてしまう。だが消えゆく意識の中でも、愛する梨穂子を守りぬきたいという強い想いだけは彼女から失われることは無かった。

今ここに、最強の戦士となった母の、過酷な運命の闘いが始まる。

登場人物[編集]

天羽母娘[編集]

天羽雅音(あまは まさね)
- 能登麻美子
本作の主人公。年齢23歳、身長165cm。ウィッチブレイドの装着者(適合者)、6年前に東京を襲った大震災以前の記憶を失っており、震災遭遇時に携帯していた母子手帳から娘と見なされた赤ん坊の梨穂子を今まで育てきた。一つだけ欠ける(足りない・空いている)事を嫌うジンクスを持つ。
力に目覚めた後はウィッチブレイドの宿命として自身がいずれ滅ぶ事を自覚しつつ、梨穂子へ財産だけでも残そうと便利屋稼業を開き、導示重工の鷹山の管轄部署、特殊機局と下請け契約結ぶ。以後は彼からエクスコン回収協力の報酬を得るため、日々夜の街へ狩りへと出かけ、さらには自身を捕らえようと目論む“ネオ・ジーン”とも戦う。
バスト98cm・ウエスト59cm・ヒップ90cmの“ナイスバディ”を誇り、その巨乳から同じビルの住人の斗沢に「マサムネ」なるあだ名を付けられるほど。しかし普段は身だしなみを気にしないため、鷹山からは山猿呼ばわりされている。
娘の梨穂子を溺愛しているが、後に血縁関係が無いこと告げられ、一時期引き離されてしまう。さらに、導示重工の調査によって本名が大原寧夏(おおはら やすか)であること、17歳までは孤児院にいたことを知らされるが、梨穂子への愛情は変わることはなかった。
鷹山とは単なる仕事上のパートナーとして接していたが、協力関係が続くうちに鷹山の意外な一面(弱さ)を見せられたことや、梨穂子が実の母親である玲奈に引き取られ、ショックで精神的に落ち込んでいる時に心の支えとなってくれたことから、鷹山を愛するようになり、一夜をともに過ごした。
なお、ウィッチブレイドに選ばれたのは、真の適合者である梨穂子の代わりであり、闘う欲望のままに突き動かされるも、鷹山を狙う八木の襲来を受けた際、さらなる力が覚醒し進化体へパワーアップすると同時に肉体の崩壊が始まってしまう。
最期は、ウィッチブレイド奪取に現れたまりあ・あおいを倒し、それに引き寄せられたアイウェポンを道連れに、東京タワーもろとも光の粒子となって四散した。
天羽梨穂子(あまは りほこ)
声 - 神田朱未
愛称はリコ。年齢6歳。血液型はA型(Rh+)。大震災の直後、雅音と共に保護された。天真爛漫な性格。
幼いながらも、雅音に代わり家事のほとんどを行う。特に料理が得意で、その腕は飲食業を営む住居のオーナーのマリ子と張り合うほど。
母の雅音からは溺愛されているが、実際には血縁関係は無く、実の両親は導示重工の鷹山と、ナソエフの玲奈[1]。後にDNA検査の結果を携えた玲奈に一度引き取られたが、彼女が死亡したため再び雅音の元へ戻った。
ウィッチブレイドの真の適合者であるが、適合者の肉体を蝕むウィッチブレイドを継がせまいとした、雅音の命を賭した行動によって装着は阻止された。
梨穂子の持つポシェットや、雅音と撮ったプリクラには、なめこちゃん[2]なる謎のオレンジ色のキャラクターが描かれている。

導示重工[編集]

世界でもトップ10に入る巨大企業。ウィッチブレイドを所有していたが、震災時に紛失。同時に逃亡した兵器「アイウェポン」の欠陥品である「エクスコン」の後始末に追われている。

鷹山澪士(たかやま れいじ)
声 - 小山力也
年齢45歳。導示重工特殊機局の局長。ウィッチブレイド装着者である雅音に接触を図り、協力という形で確保する事に成功する。
『戦争の悲劇は兵器ではなく、それを使う人間のが原因』という信念から、アイウェポンを投入する事によって戦争の早期終結、または未然に防ぐ抑止力となるという持論から兵器販売を行っている。
雅音のことは当初ウィッチブレイドの装着者としてしか認識していなかったが、関わりを持つうちに、彼女に惹かれていく。過去にナソエフの玲奈と一度関係を持ったが、彼女がウィッチブレイドを持ち去り失踪。その時点で彼女への想いに区切りを付けた。なおその時にできたのが梨穂子であり、後に自分の子であると認識しつつも、父親としての接し方がわからず距離を置いていたが、雅音の計らいで仲良くなることができた。
大学時代から不仲であった取締役の和銅の策略により導示重工を引責退職。しかし、その後も暴走を始めたアイウェポン回収のため、引責後も彼を慕う部下と共に奮闘する活躍を見せた。
瀬川弘樹(せがわ ひろき)
声 - 鈴村健一
年齢24歳。鷹山の秘書。多忙な局長に成り代わって雅音母娘と接する事が多い。看護師の資格を持っており、負傷した雅音に応急処置を施したことも。潔癖症の気があるのか、ハンカチで埃を払ったり拭いたりしている。
「強い者が好きである」と公言して憚らず、自分の処遇へ有利な方を躊躇なく選ぶ。和銅の策略により鷹山が引責退職した後も何食わぬ顔で和銅の元で秘書を続けた。しかし、和銅が失脚し会社の存続自体も危うくなったと悟ると、首都に迫り来る暴走したアイウェポンから市民と雅音親子を守るため、潔く鷹山と回収班に協力する一面を見せた。
和銅将也(わどうまさや)
声 - 中多和宏
導示重工バイオ局局長にして取締役の一人。鷹山とは同じ大学出身で先輩に当たり、在学時は共にボート部所属だった。執念深い性格で、大学時代のあだ名は靴に着いたガム
鷹山とその部署をライバル視している、彼の失脚を執拗に狙い、自らの管轄部署バイオ局内に、ウィッチブレイドの量産化を目的としたウィッチブレイド・プロジェクトなる研究チームを発足させ、内通していたナソエフの西田から手に入れたクローンブレイド等に関する情報を元にアルティメットブレイドを開発するが、戦場のニーズに合わず、それに加えて鷹山の先手を打ったアイウェポンの販売活動によりまったく売れず、商業的には失敗に終わってしまい、逆に社内での立場を失う。
それらの失敗から鷹山を逆恨みし、アルティメットブレイドを部下の八木に無理矢理装着させ猟奇殺人を起こさせ、同時に特殊機局の機密を警察・報道へリークして導示重工への強制捜査という危機を招き、鷹山を引責退職へと追い込んだ。その後、ウィッチブレイドの研究開発をそのまま引き継ぐ。
しかし、失脚した鷹山の地位に取って代わったにもかかわらず、何時か鷹山が再び這い上がってきて自分を追い落とすのではないかという恐怖心に取り付かれ、八木に鷹山の暗殺を命じた。
結局、鷹山退職後の導示重工に貢献する事ができず、逆に自分の無思慮な計画のために会社を窮地に陥れてしまったプレッシャーなどから精神が崩壊し、嘗て同じ大学のボート部にいた頃の鷹山との思い出をブツブツと呟くだけの再起不能の状態になってしまった。
八木(やぎ)
声 - 長谷川歩
和銅の秘書。気弱でおとなしい気質。和銅に事あるごとにうっぷんのはけ口にされている。
和銅に強制的にアルティメットブレイドを装着させられた。その結果自我を失い暴走。街中で殺戮行為を行うようになってしまった。
和銅の命令で鷹山を暗殺しようとするが、偶然鷹山の傍にいた雅音に返り討ちにされ消滅した。

NSWF(ナソエフ)[編集]

国家科学福祉財団(NSWF)。児童福祉庁もその傘下にある。表向きは世界的福祉財団として活動しているが、裏ではバイオ技術によってウィッチブレイドのコピーであるクローンブレイドを作成しており、同じく遺伝子操作によってウィッチブレイドの適合者「ネオジーン」を作り出している。なお児童福祉庁もネオジーンの素体を選ぶ隠れ蓑にしているとの噂もある。

古水達興(ふるみず たつおき) / ファーザー
声 - 小川真司
ナソエフ理事長にして、児童福祉庁創設者。周りからはファーザーと、尊敬と親しみを込めて呼ばれている。表向きは理知的で温厚な表情を見せているが、大震災以前よりウィッチブレイドを我が物にせんと欲し、玲奈を筆頭とするネオ・ジーンたちにウィッチブレイド奪取を命じる。
子供をつくることができない体質であるため、自身を不完全と称し、そのように産んだ母を尊敬する父とは逆に恨んでいる。自身の遺伝子を使ってのネオジーンの作成と、さらなる近親交配による悍ましい研究を続けており、自らの細胞を組み込んだネオ・ジーンを母体(完全なる母親)とし、そこから生まれる子供を自分(と同一存在)と見なし、生殖能力のある「完全なる自分」を創造しようと画策している。故に、ネオジーン達も道具としか見ていない。
しかし、自分の遺伝子しか使っていないため既に研究は行き詰っており、それを不満に感じた研究員の西田に見限られ、さらに新世代のネオジーンのまりあによって殺害された。なお、古水の死因は爆破事故として隠蔽工作をされた。
蘇峰玲奈(そほう れいな)
声 - 園崎未恵
年齢34歳。身長165cm。体重48kg。血液型はA型。スリーサイズはバスト85cm、ウエスト54cm、ヒップ84cm。
遺伝子を操作されたネオジーンの初期世代の一人であり、特に能力が高いことからレディと呼ばれる。表向きはナソエフの法医学者として職務をこなす。ファーザーよりウィッチブレイドの奪取を命じられ、雅音と対峙する。
自己を含め、常に周りを客観的に観察しており、故に愛や母性を無意識に感じるものの「理解不能な感情」として捉えていた。
大震災以前に鷹山とウィッチブレイドの共同研究を行っていた頃、鷹山に「理解不能な感情」を抱いたことで関係を持ち、子供を身ごもる。その後ナソエフの任務を果たすためウィッチブレイドを持ち去り逃亡。逃亡中に自然分娩で女児を出産するが、大震災発生時に離れ離れになってしまう。以後はNswFに復職しつつ、子供を捜していた。
なお、ネオ・ジーンとしては唯一ウィッチブレイドに選ばれた正式な適合者と目されていたが、実際にウィッチブレイドを装着する事はく、また、当時のその適合値の高さは、真の適合者である娘の梨穂子を妊娠中だったためであった。事実出産後は数値が下がり、適合者ではなくなっている。
その後、街で出会った梨穂子を娘であると直感し、DNA鑑定で梨穂子の実の母親であることを証明[1]した後、雅音から梨穂子を引き取り、共同生活を始めた。すべてマニュアルじみた一般常識に沿っただけの生活だったが、それまで感じたことの無かった感情が芽生え始めていた。しかしそれも束の間、遺伝子上の娘に当たる新世代のネオジーンのまりあとの戦闘で敗北し死亡した。今まで感じた事ない感情、それは鷹山には恋心、梨穂子には母性だったと思われる。それは死亡後の表情から伺える。
まりあ
声 - 水樹奈々
年齢16歳、新世代のネオジーンの中でも最も優れた存在。ファーザーのことを「お爺様」と呼ぶ。投げ縄にも似た輪っか状のアホ毛と、正面から見て左が赤、右が青く染まったツインテール、前髪はブロンドという特異なヘアスタイル特徴。
能力の高さからファーザーからも目をかけられていたが、精神年齢は幼く、我侭で非常識。訓練中に練習相手を5人も撲殺しているが、罪の意識も感じていない。ぬいぐるみが好きという少女らしい一面も見せるが、ストレス発散のために当り散らして壊し、うっぷんを晴らす道具としても使っている。
不要な情報として母親に関する情報を知らされていなかったが、それゆえに母親へ過度な期待を抱いており、母に会うことを当初の望みとして動いていた。その後、ファーザーから情報を聞き出し、遺伝子上の母に当たる玲奈に会いに行くが、同じく彼女の娘である梨穂子(遺伝子上の姉に当たる)が傍にいたことで烈しい憎悪と殺意に支配され暴走し、母である玲奈を殺害。同時に自身も重傷を負い、行動不能になったところを西田に回収された。
それ以後、精神面が大きく変化。欲しい物は自分自身の力で手に入れるものだと考えるようになり、またネオ・ジーンである自分達が選ばれた存在であると考えるようになった。同時に三色の髪を黒一色に染めた。さらに、疎ましく感じていたファーザーを殺害しナソエフの代表に付き、ウィッチブレイドを奪取せんと雅音に闘い挑んだが、雅音に玲奈(母親)の幻影を見て、そのまま貫かれ結晶化して消滅する。真に欲していたのは力ではなく、母親の愛であった。
西田りえ(にしだ りえ)
声 - 玉川紗己子
ナソエフの次世代クローンブレード開発や、まりあ等が所属する装着者候補育成機関の責任者。役職は主任。
まりあには多大なる期待を持っており、訓練中に他の候補生がその犠牲になろうとも、形式的にはたしなめるも、むしろ特別扱いして増長させている。
実は導示重工の和銅と通じており、報酬と引き換えに、今までナソエフの研究機関で得たクローンブレイド等に関する情報等を彼に漏らしている。さらに、ファーザーの遺伝子しか使用できないことに限界と不満を感じたことで、独断で新たなネオジーンの制作を画策。まりあに刺され死にかけていた古水に無常に告げる。
ファーザーの死後は、まりあの元で働いていたが、ウィッチブレイドのデータ収集に夢中になり、ウィッチブレイドに引き寄せられた来たアイウェポンに、車ごと轢かれ爆死した。
都築栞(つづき しおり)
声 - 伊藤静
玲奈の部下のネオ・ジーン。設定年齢24歳。血液型はB型。快活な性格。着衣する服のせいで目立たないが、設定では雅音以上のバストサイズを誇る。(103cm。雅音は98cm)ちなみにウエストは56cm、ヒップは86cm。身長は163cm。体重50kg。玲奈と共に雅音と相対した。
レズビアンであり、玲奈に対し、尊敬や愛情を超えた烈しい想いを一方的に抱いていた(物語中、玲奈のティーカップにキスするなどのシーンが印象的。DVDでは玲奈本人とのキスシーンも追加されている)。他のクローンブレイド同様、変身時には好戦的・挑発的な言動が多い。
物語の進行に伴い、装着したクローンブレイドの影響によって精神が蝕まれ、自らの欲望を満たすために人を無差別に襲うなどして暴走を始めた。最終的には戦闘(殺人)本能を満たすために雅音たちを襲撃し圧倒するが、その最中に肉体が崩壊し砕け散った。その後の残骸(粉末状態)は鷹山に回収された。
ノーラ
声 - 弓場沙織
古水の秘書を務めるネオ・ジーン。年齢27歳。身長180cm。体重55kg。血液型はAB型。知的で無表情。クローンブレイド変身時はベアークローのようなブレイドが主な武器。
6年前、玲奈によって強奪されたウィッチブレイドを回収するために投入したアイウェポンに対抗するためにネオ・ジーンを率いてこれを迎え撃つ。このアイウェポンとネオ・ジーンの衝突が引き金となりウィッチブレイドの眠っていた力が目覚め、大震災を引き起こしてしまった。
玲奈に代わりウィッチブレイド奪取の任を受け、梨穂子を誘拐しようとするが、玲奈と戦うことになり、圧倒され体を貫かれて結晶化し息絶えた。
あおい
声 - 小野涼子
まりあに忠誠を尽くし身の周りの世話をする、同世代のネオ・ジーン。まりあには特に目を掛けられており、彼女がナソエフ新理事長に就任してからは秘書的な存在となる。
新理事長に就任したまりあの命で組織の掌握の妨げと成り得る第一世代のネオ・ジーンの粛清を行う。続けてウィッチブレイド奪取のため、雅音に闘いを挑んむが、まりあが傷つけられたことに逆上し、その隙を突かれて貫かれ消滅した。
あさぎ
声 - 渡辺明乃
まりあの命により、あおいが彼女たちが過去に所属していた養成機関から抜擢した姉妹。しかし、まりあには忠誠を尽くす気は無く、自らが手に入れるべき力を手にするためあえて従っている。
まりあ・あおいと共にウィッチブレイド奪取に向かうが、ウィッチブレイドを求める理由を雅音に問われて答えられなかったまりあを嘲笑したため、彼女の逆鱗に触れ粛清された。

奈月ビルの住人たち[編集]

児童福祉庁の“保護”から逃れた梨穂子が斗沢と出会った後に一時匿われた、うらぶれた雑居ビル・“奈月ビル”に住む[3]、少し変だが気のいい住人達。現在は天羽母娘・戸沢もここに住んでいる。このビルは周辺地域の再開発で1年後に取り壊しが決まっているが、ひとまずは和気藹々と住人同士のお付き合いを楽しんでいる。なお奈月ビルの所在地(住所)は「東京都中央区銀座5丁目13番地」。

斗沢祐介(とざわ ゆうすけ)
声 - 松風雅也
年齢26歳。フリーカメラマン。奈月ビルに仕事場兼ザコ寝場を借りている。雅音母娘とはひょんな事から縁を持ち、奈月ビルに母娘が住むようになってからは取材対象として付き合いがある。取材の対象として雅音を気にかけているため、周囲の人物からは雅音に気があると思われている。
かつては優れた風景を撮る才能を持つ写真家だったが、現在はもっぱら三文週刊誌に特ダネを売り付けて生活している。ネタのためなら犯罪現場に無許可で潜入し写真を撮る事もしばしばなため、警察からは蛇蝎のごとく嫌われるトップ屋に成り下がっている。
特ダネのネタとして東京で最近連続発生している奇怪な殺人事件を追う過程で雅音がウィッチブレイド装着者であることを知る。雅音に対し取材を迫り、雅音から真相を聞きだす事には成功したが、1年間ウィッチブレイドに関しての記事公表凍結を、独占取材と引換えになかば強引に約束させられてしまう。以降は取材時等に天羽母娘の危機を何度も救う活躍を見せた。
後に、鷹山から雅音の肉体が崩壊を始めている事を告げられる。導示重工の捏造報道によってウィッチブレイド発動体の雅音がエクスコンとして報道された際には、昔なじみの佐々木恭子(声 - 湯屋敦子)の協力を得てネオジーンやアイウェポンに関する取材内容を世間に暴露し、必死に戦う雅音への汚名をすすぐ。
奈月マリ子(なつき マリこ)
声 - 伊藤舞子
恰幅のいい体格の“奈月ビル”・中年女性オーナー。1階でバー“Marry's Gallery”の店長。梨穂子は雅音と再会後にこのビルに空室がある事を知り、すったもんだの末にこのビルに母娘で住むようになる。長年社会の辛酸を舐めたせいか、人を信じない傾向があるが、梨穂子の天真な性格に少し心を許しつつある。
バーのママという職業柄料理が得意で、ビル住人たちの食事の世話もしていたが、最近は梨穂子の料理が評判良く、お株を奪われた格好。チョーさんの心ない一言が原因でライバル心に火が点き、大人気なく梨穂子に料理対決を挑むが、結果的には互いに実力を認め、良き間柄になる。
チョーさん
声 - 樫井笙人
本名不明。年齢70歳。住居としては借りられないはずの奈月ビルになぜか長年住まう謎のファンキーでちょっぴり“スケベ”な老人男性。雅音母娘を気に入り、奈月ビルに住めるように尽力し、その縁で梨穂子とは仲が良く、孫のようにかわいがっている。1970年代系の流行語を多用する。
実は裏の世界の情報通で、斗沢からも情報提供の依頼を受けた際は瞬く間に依頼の情報を割り出すなど、単なる“スケベジジイ”ではないスゴ腕っぷりも見せている。
ナォミ
声 - 伊藤実華
奈月ビルの住人にして、マリ子のバーの一角を借り受け(居座り続ける?)開業している若き女占い師。筮竹(ぜいちく)による易学を得意とする。しかしながら人見知りが激しく、本業は開店休業中。ただし、占い師としての能力そのものは、確かなようである。
自身の名前を“ナミ”と、フラットな発音で呼ばれる事を激しく拒絶し、「“ナミの『』の字は小文字の『』だ」と泣きながら主張するも、しばしば間違えられ落ち込む。その上たまに珍妙な衣装をスタイリスト気取りのチョーさんに着させられる。
マイケル
声 - 桐井大介
奈月ビルの住人の一人。見た目はゴツイく無口だが、気は優しくて力持な巨漢。
タレント事務所に所属しており、その事実をチョーさんですら知らなかったなど露出媒体は不明だが、特に若い女性の間で知名度と人気の高いタレントであるらしい。

その他[編集]

中田哲(なかたあきら)
声 - 三宅健太
一連のエクスコン(後述)絡みの猟奇殺人事件を担当する本庁の刑事(当人は未だ犯人がエクスコンとは気付いていない)。斗沢を目の敵にしていて、一度留置所へブチ込んだ事がある。部下想いの一面も持つ。
桜井(さくらい)主任
声 - 笹森亜希
児童福祉庁の中年女性職員。雅音達が東京へ逃れて来た時、梨穂子の保護を図る。12話において天羽母娘のDNA鑑定結果通達も行った。
船長
声 - 飯島肇
雅音と梨穂子が児童福祉庁の施設を出て東京に逃れて来た時と、もし逸れた時のための待ち合わせ場所に指定した東京タワー(震災で孤島と化している)へ梨穂子が渡る時に船を使わせてくれた男性。
チョーさんとは知り合いで、DNA検査による親子関係の結果が出た後、梨穂子を保護するために来た児童福祉庁から逃れた2人を匿った。飼い犬には名前がなかったが、初対面から懐かれた梨穂子がブンタと命名した。

登場兵器[編集]

ウィッチブレイド[編集]

選ばれた者のみが装着できる「最強の武器」。かつてはクレオパトラジャンヌ・ダルクもその担い手であったと言われる[4]。通常はコアと呼ばれる心臓部があるブレスレットの形態を取っているが、戦闘形態に変身すると全身が装甲と刃で覆われ、驚異的な戦闘力を発揮する(装着者が着ていた衣服は装甲の一部へと取り込まれて、装着解除後に元の形態を回復する)。戦いを求めるその衝動は性的欲望にも似ており、戦う相手が強ければ強いほどウィッチブレイドの心は満たされ、自身が窮地に追いつめられる事になっても、それすら快感となる。しかし、装着者はその強さと引き換えに、やがて装着者の精神を破壊し、最後は肉体すらもガラス細工のように粉々に砕け散る「結晶崩壊」を起こしてしまう。これは、ウィッチブレイドを元に人工的に造られたクローンブレイドにも同じ事が言える。なお、バージョンアップによってコアが2つになり戦闘能力が大幅にアップするが、装着者にかかる負担はさらに増大する。一度装着するとそれ以降外す事はできず、破壊を試みてもブレイド自体が自己防衛を行う。

ウィッチブレイド
主人公の天羽雅音が装着しているオリジナル。主に右腕に収納されたブレードを使う。アルティメットブレイドを装着した八木との戦闘の最中にバージョンアップした。
クローンブレイド
ナソエフが開発したウィッチブレイドのコピー。蘇峰玲奈やまりあ等の遺伝子操作によって作られた適合者「ネオジーン」達の為に複数が制作されている。また次世代のネオジーンに合わせてその都度改良されている。コピーながら、度々オリジナルを上回る力を発揮したが、その分装着者への負担も大きいく結晶崩壊も早い。
アルティメットブレイド
導示重工のバイオ局が開発した。ナソエフからのウィッチブレイドやクローンブレイドの情報を元に造られており、それらと異なり男性でも装着可能な事が大きな特徴。また適合値に関係なく誰でも装着可能でもあるが、訓練の受けていない人間が装着すると制御ができず暴走して、僅か数日で結晶崩壊してしまう。開発責任者である和銅は商業的な成功を確信していたが、人そのものを兵器と化すアルティメットブレイドは、戦場のニーズから大きく逸脱していたため、ほとんど売れなかった。

アイウェポン / エクスコン[編集]

7年前の“大震災”以後、東京で頻発するようになった猟奇的連続殺人事件を行っていた存在。物語当初における“敵”的存在の一つである。アイウェポンとは導示重工の主力商品として開発された自立型兵器シリーズの総称であり、猟奇的殺人を行っていたのは欠陥商品のエクスコンである。その他、アイウェポンのノウハウを使いナソエフの西田が改良したのがIUウェポンがある。

特徴
アイウェポンは人間の死体を材料としているため、相応の知能と、人間に擬態できる能力を有している。体液は粘度の高い白濁色の液体。なお、アイウェポンに加工される契約は、当人が生前に交わすか、死後に遺族が契約することによって行われ、導示重工が相当な金額を払うことで了承される。
ナソエフの関係者(特にネオ・ジーン)を見つけた場合は最優先で狙い、暴走(兵器形態化)することが多い。その理由は良い匂い(強者の気配?)がする事と、生前時の記憶が原因となっているらしい。
少数のみタイプEMと呼ばれる量産型(物語中では3体登場)物も存在する。
エクスコンもアイウェポンもウィッチブレイドの量産化の副産物であるため、女性は実験対象になっておらず、男性のみとなっている[5]
エクスコン回収の経緯
導示重工は“大震災”以前に『アイウェポン』を開発していたが、システムに致命的な問題が発生したため開発を中止。しかし“大震災”時に研究施設が破壊、エクスコンは流出(脱出)してしまった。エクスコンは、普段は人に擬態できるために発見されにくく、導示重工は回収に手間取っていた。さらに悪い事にエクスコンは原因不明の暴走を始め、人を殺傷するようになってしまった。そのため導示重工の鷹山は、偶然に一体のエクスコンを破壊したウィッチブレイド(雅音)に、残りのエクスコン回収(退治)を依頼した。
蘇峰玲奈とまりあとの戦闘時に、その力に引き寄せられ、各地に分散していたエクスコンが集まって来たため、一網打尽に全ての回収を完了し、一応の事態の収拾を見た。

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ
「XTC」(第1話 - 第13話、第24話)
作詞・作曲:YOFFY / 編曲:大石憲一郎 / 歌:サイキックラバー
「Dear Bob」(第14話 - 第23話)
作詞・作曲:AKIO / 編曲・歌:KOOLOGI
エンディングテーマ
3曲とも、歌詞に「手」が含まれている。
「あしたの手」(第1話 - 第12話)
作詞・作曲・編曲:橋本由香利 / 歌:能登麻美子
「靴ひも」(第13話 - 第23話)
作詞:asami / 作曲:山沢大洋 / 編曲:武藤星児 / 歌:山本朝海
「鼓動 -get closer-」(第24話)
作詞・作曲:YOFFY / 編曲:大石憲一郎 / 歌:サイキックラバー
インターネットラジオ『ウィッチブレイディオ』主題歌[6]
「Spring Summer, Fall」[7]
作詞:山野裕子、橋本由香利 / 作曲・編曲:橋本由香利 / 歌:能登麻美子 & 神田朱未(雅音 & 梨穂子)[6]

サウンドトラック[編集]

WITCHBLADE Original Soundtrack "Sexual Panic"
型番:COCX-33792 / 発売日:2006年7月26日
WITCHBLADE Original Soundtrack "Dazzling War"
型番:COCX-33898 / 発売日:2006年9月20日

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
1 小林靖子 大橋誉志光 土屋浩幸 鈴木信吾
2 藤森カズマ 林直孝 関口雅浩
3 関野昌弘 安形裕篤 小林利充
4 小林孝嗣 藤井真澄
5 杉島邦久 国崎友也 実原登
6 佐野隆史 嵯峨敏 しんごーやすし
7 西森章 徳本善信 岡辰也
8 田中孝弘 友田政晴 鈴木信吾
9 井上敏樹 藤森カズマ 久保山英一 中野彰子
10 小林靖子 森田宏幸 林直孝 小島彰
11 名村英敏 川崎満 日向正樹
12 小林孝志 小林利充
山中正博
13 佐野隆史 岡崎幸男 藤井真澄
14 吉村清子 森田宏幸 高橋正典 Shuzilow.HA
15 小林靖子 藤森カズマ 信田ユウ 鈴木信吾
16 吉村清子 嵯峨敏 金子ひらく
17 小林靖子 友田政晴 小島彰
18 吉村清子 西森章 浅見松雄 小林利充
19 小林靖子 佐野隆史 林直孝 藤井真澄
20 吉村清子 関野昌弘 山中正博
21 名村英敏 小林孝嗣 坂崎忠
22 小林靖子 千明孝一 信田ユウ
しんごーやすし
しんごーやすし
23 藤森カズマ 友田政晴 小林利充
小島彰
24 森田宏幸
大橋誉志光
林直孝 うのまこと

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
中京広域圏 中部日本放送 2006年4月5日 - 9月20日 水曜 25:45 - 26:15 TBS系列 製作局
関東広域圏 東京放送 2006年4月7日 - 9月22日 金曜 26:25 - 26:55
日本全域 AT-X 2006年7月8日 - 12月16日 土曜 10:00 - 10:30 CS放送 通常版、リピート放送あり
2008年2月8日 - 7月18日 金曜 11:30 - 12:00 オリジナル解禁版、リピート放送あり
Gyao 毎週 更新 ネット配信

漫画[編集]

ウィッチブレイド丈琉』は『チャンピオンRED』にて連載されていた本作の漫画版である。脚本はアニメ版のシリーズ構成も務めた小林靖子、作画は隅田かずあさである。英語版はトップカウより発売され、2008年ハーベイ賞の『Best American Edition of foreign Material』にノミネートされている[8]

注釈[編集]

  1. ^ a b 玲奈と梨穂子は、髪の色ツヤが同じ(雅音とは異なる)で、料理が上手という共通点もある。
  2. ^ ウィッチブレイド公式ブログ・アーカイブ 2006年10月分より。
  3. ^ 本来は住居としての使用は規定で禁止されているのだが、今では有名無実と化している。
  4. ^ hicbc.com:ウィッチブレイド - Storyより。
  5. ^ 『ウィッチブレイド公式ビジュアルファンブック』ジャイブ,2006年,p96
  6. ^ a b GONZO Newsアーカイブ
  7. ^ シングル「あしたの手」のカップリング曲。サウンドトラックCD「Dazzling War」にも収録。
  8. ^ http://www.harveyawards.org/

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

中部日本放送 水曜25:45枠
前番組 番組名 次番組
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ウィッチブレイド