イン・ザ・プール

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イン・ザ・プール
著者 奥田英朗
発行日 2002年5月15日
発行元 文藝春秋
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 ソフトカバー
ページ数 272
次作 空中ブランコ
コード ISBN 978-4-16-320900-5
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イン・ザ・プール』は、奥田英朗による日本の短編小説集およびその表題作、またそれを原作とした2005年日本の映画作品。

概要[編集]

精神科医伊良部シリーズ』の第1作。第127回直木賞候補になった。

伊良部総合病院の地下にある神経科を訪れる人々と、彼らを診る医師を描いた作品。

以下の5編が収録されている。

  • イン・ザ・プール
  • 勃ちっ放し
  • コンパニオン
  • フレンズ
  • いてもたっても

2009年10月、フジテレビノイタミナ」枠で『空中ブランコ』のタイトルでシリーズがアニメ化される。本作からは「勃ちっ放し」(第2話)、「フレンズ」(第6話)、「いてもたっても」(第8話)が、また「コンパニオン」が「天才子役」のサブタイトルに変更され第9話でアニメ化される。

登場人物[編集]

伊良部 一郎(いらぶ いちろう)
精神科医。35歳。伊良部総合病院の息子。色白でデブでマザコン。「いらっしゃーい」と甲高い声で患者を迎える。愛車は黄緑色のポルシェ注射フェチで、患者が来た時はとりあえず注射を打つ。神経は図太く、遠慮知らず。プールで好きなだけ泳ぎたいからと、窓ガラスを割って不法侵入を試みようとするなど、破天荒な性格。ボサボサの髪にはフケが浮き出ている。思ったことは何でも実行に移す主義。父親は日本医師会理事
マユミ(まゆみ)
伊良部の助手を務める茶髪の若い看護師。美人だが愛想はない。ミニスカート等、セクシーなナース服に身を包み、露出狂かと思われるくらい肌(特に胸と太もも)を露出する。一人でいることを好み、友達もいないらしい。
大森 和雄(おおもり かずお)
「イン・ザ・プール」主人公。38歳。既婚。出版社勤務、主婦向けの月刊誌の編集部在籍。運動をするように伊良部に言われ、プールに通い始める。完璧なフォームとより長距離泳ぐことを求め、仕事中も泳ぐことばかり考えてしまい、やがて泳がずにいられなくなるプール依存症に。
田口 哲也(たぐち てつや)
「勃ちっ放し」主人公。35歳。サラリーマン。淫夢を見て勃起していたところ、棚から落ちてきた広辞苑が直撃し、鎮まらなくなる。伊良部総合病院の泌尿器科を訪れ、陰茎強直症と診断される。神経科に回される。
安川 広美(やすかわ ひろみ)
「コンパニオン」主人公。イベントコンパニオン。毎日誰かに尾行されている気がして、眠れぬ日々が続き、友人の助言で神経科を訪れる。友人は自意識過剰だと言う。
津田 雄太(つだ ゆうた)
「フレンズ」主人公。高校2年生。どんな些細なことでも携帯電話でメールしてしまい、その回数は1日に200回以上に及ぶ。片時も携帯を手放せなくなり、10分程度触っていなかっただけで、左手に震えの症状が出始め、親に勧められ神経科を受診。
岩村 義雄(いわむら よしお)
「いてもたっても」主人公。33歳。独身。ルポライター。タバコの火の始末の確認行為が習慣化し、止められなくなる。自ら強迫神経症と診断を下し、伊良部の元を訪れる。

映画[編集]

イン・ザ・プール
監督 三木聡
脚本 三木聡
原作 奥田英朗
製作 長松谷太郎
佐々木亜希子
製作総指揮 三木裕明
坂上直行
出演者 松尾スズキ
オダギリジョー
市川実和子
田辺誠一
音楽 坂口修
撮影 小林元
編集 高橋信之
製作会社 日本ヘラルド映画
IMJエンタテインメント
ウィルコ
ポニーキャニオン
配給 日本ヘラルド映画
公開 日本の旗 2005年5月21日
上映時間 101分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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原作のうち、「イン・ザ・プール」「勃ちっ放し」「いてもたっても」を映画化。

出演[編集]

スタッフ[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]