インペラー

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水力発電用タービン発電機のインペラー

インペラー: impeller, impellar)とは液体用のポンプ発電機等、ターボ機械に使用される羽根車のことである。身近なところではアクアリウム用のろ過器に使用されている。この場合はマグネットローターとも呼ばれる。

ここではアクアリウム用のろ過機に使われているものについて解説する。

構造[編集]

一般に構造強度を確保するため、インペラー基部と放射状に延びた羽根部を、プラスチックで一体成型し、その上に強力なドライブマグネットユニットを取り付け、軸部の穴(インペラーブッシングとも)に金属またはセラミック製のスピンドル(シャフトとも)が通る。また、羽根の枚数や厚みは、必要流量・必要強度などにより異なる。

成型色[編集]

インペラー部は普通プラスチックの一体成型なので、インペラーの色は別製品はもとより、同一製品でも成型色が異なる場合がある(色が変わっても品質に問題はない)。

価格[編集]

高価な外部式フィルター用のインペラー・スピンドルのセットでは、1500~7000円台のものがほとんどである。あるメーカーの大形外部式フィルター用のインペラーは、スピンドルもあわせると、6,300円近くに達する。ただし、品質が良い製品のため、耐久性能は高く、費用対効果的なメリットは十分ある。

用途別による形状の違い[編集]

一般にインペラー基部から放射状に3~6枚の羽根が突き出す形状だが、用途により形状が大きく異なる。

底面フィルター用[編集]

円盤型のプレート構造で、下部に3~6枚背の低いブレードを一体成形している。これは異物巻上げ率の高い底面フィルターならではの構造で、羽根をあえて低くし、また、上部もプレート型とすることでマグネット部への異物巻上げによる故障を最低限にしている。流量・揚程は比較的高い。

外部式フィルター用[編集]

インペラーは最もオーソドックスな形をしているが、外部式フィルターの大流量を支えるため、インペラー・スピンドル・ドライブマグネット共に極めて頑丈な作りになっており、耐用寿命も長いが、前述のとおり高価で磁石の力も強いので、包装から出した状態で2つのインペラーを近づけると磁石同士が引き合ってぶつかり、破損してしまう為、注意が必要。

その他[編集]

  • 軸部の穴(インペラーブッシング)が広がっていたり、磁石部が欠けていたり、大きく割れている場合は、危険なので交換が望ましい。
  • ほぼすべてのメーカーはこの“インペラー”を消耗品としている。
  • また、この部品、またはスピンドルの材質によって海水対応のポンプ・フィルターかが決定付けられる場合もある。
  • インペラー羽根部の損傷・折損等は、空運転や異物吸入を防げばほぼ回避できる。
  • あるメーカーの外部式フィルターにはインペラー羽根部をS字型にしている物もあった。

関連項目[編集]