インド準備銀行

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インド準備銀行
Reserve Bank of India (英語)
भारतीय रिज़र्व बैंक (ヒンディー語)
インド準備銀行本店
インド準備銀行本店
本店 ムンバイ
設立 1935年4月1日
総裁 D.スバラオ
インドの旗 インド
通貨 インド・ルピー
ISO 4217 コード INR
基準貸付利率 5.2%
ウェブサイト http://www.rbi.org.in/

インド準備銀行(インドじゅんびぎんこう、ヒンディー語: भारतीय रिज़र्व बैंक英語: Reserve Bank of India、略称:RBI)は、インド中央銀行である。

なお、インド中央銀行(Central Bank of India)は中央銀行ではなく、政府系の市中銀行である。

略歴・概要[編集]

1926年ヒルトン・ヤング委員会 Hilton Young Commissionがインド準備銀行設立の勧告を提出する。1934年制定のインド準備銀行法により、1935年4月1日設立。設立当初、本店はカルカッタコルカタ)にあったが、1937年ボンベイムンバイ)に移った。民間銀行として発足したが、1949年インド政府によって国有化された。

現在のインド準備銀行総裁(22代目)は財務省出身のD.スバラオD. Subbaraoで、2008年9月6日に前任者のY. ヴェヌゴーパル・レッディーY. Venugopal Reddyから総裁の座を引き継いだ。21代総裁のY. ヴェヌゴーパル・レッディーは国際通貨基金(IMF)のインド代表常務理事などを歴任した人物で、2003年に前任者(20代総裁)であるビマル・ジャラン Bimal Jalan博士を引き継いだ。インド準備銀行はインド全域22ヶ所(ほとんどが州の首都)に支店網を展開している。

インド準備銀行設置法では、紙幣(銀行券)の発行調整、金融・通貨安定化を確保するための予備金保有、国の通貨、金利政策を優先的に操作できる権限などを規定している。

インド準備銀行ムンバイ支店
インド準備銀行デリー支店

政策レート(2008年)[編集]

  • 政策金利 6.0パーセント
  • レポ・レート 9.00パーセント
  • RRP レート 6.00パーセント

リバース・レート(2008年)[編集]

  • 現金比率 9.0パーセント(2008年8月20日発効)
  • 法定流動性比率 25.0パーセント

貸出または預金利率(2008年)[編集]

  • 最優遇貸出金利 12.75パーセント~13.25パーセント
  • 銀行預金金利 3.5パーセント
  • 預金金利 7.50パーセント~10.2パーセント

取締役会[編集]

経営機関は中央取締役会である。2006年6月27日インド政府は、アジム・プレムジ Azim Premjiクマール・マンガラム・ビルラ Kumar Mangalam Birlaを含む13人の取締役を任命した。

その他の取締役[編集]

指名役員[編集]

退職した取締役[編集]

役割[編集]

インド準備銀行の主な役割としては、以下のものがあげられる。

  • 通貨政策の実施状況をモニターし、年2回公示する。
  • 信用政策の実施状況についても、年に2回発表する。4月は新たな政策イニシアティヴの発表であり、10月は4月の方針に関してチェックした内容を発表する。[1]
  • 物価の安定化、生産部門への資金融資。
  • インフレ抑止のため、最小準備制度に基づく通貨供給政策。
  • 金融システムに対する検査。預貯金の保護、効率的でよりよい銀行業務サービスの提供。また以上の目的のため、銀行オンブズマン制度が設置された。
  • インド外国為替管理法(1999年制定)に基づく為替管理の実施。
  • マネーサプライの調整。貨幣の発券、交換、廃棄。
  • 重要産業への投資。
  • 「政府の銀行」として、インド連邦政府、各州政府に対する貿易銀行業務機能の実施。
  • 「銀行の銀行」として、全銀行の預金口座維持。
  • 国債の保管、交換。

2006年7月1日顧客サービスと苦情処理の強化に乗り出し、カスタマーサービス部を設立した。

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]