インド地域航法衛星システム

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Indian Regional Navigational Satellite System
タイプ 衛星測位システム
利用国 インドの旗 インド
測位精度 インド洋では20m以下
インド国内では10m以下
カバー範囲 インド大陸周辺1500kmから2000km
運用準備 2013年
費用 160億インド・ルピー
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インド地域航法衛星システム(インドちいきこうほうえいせいシステム、Indian Regional Navigational Satellite System、IRNSS)は、インド宇宙研究機関が開発した自動の衛星測位システムであり、7機で構成される[1]グローバル・ポジショニング・システムへのアクセスが保証されていないことから、インド独自の衛星測位システムの開発の必要があった。インド地域航法衛星システムは、国民が利用可能なスタンダード・ポジショニング・サービスと軍事用の暗号化された制限サービスの2つのサービスを提供する。

開発[編集]

最初の衛星は、160億インド・ルピー(2億9120万ドル)の費用をかけて開発され[2]、2013年7月1日に最初の1機がIRNSS-1Aとして打ち上げられた。2015年から2016年頃には7機全機が揃うことが計画されている。

宇宙部分、地上部分、受信機の全てがインドで製造されることを目標としている。3機の衛星は、インド洋上空の静止軌道に配置される。このシステムの軍事上の重要な応用としてミサイル誘導が挙げられる[3]

歴史[編集]

2010年4月の報告書では、2011年末から半年おきに1機ずつ衛星を打ち上げ、2014年までにIRNSSが最適運用されるようになる計画であった。[4]

IRNSS-1AはIRNSSの7機の衛星のうちの初号機で、2013年7月1日にPSLV-C22で打ち上げられた。打上げ時の質量は1425kgで、ルビジウム原子時計を搭載し、測位ペイロード(LバンドとSバンドを使用)とCバンド中継器を搭載する。ミッション寿命は10年間[5]。インドのI-1K衛星バスをベースに開発された。2機目のIRNSS-1Bは、2014年4月4日に打ち上げられた。

概要[編集]

IRNSSシステムは、7機の衛星と地上局から構成される。7機のうち3機の衛星は、それぞれ東経34度、83度、132度の静止軌道に配置される予定で。残り4機のうち2機(IRNSS-1A, 1B)は軌道傾斜角29度を有する東経55度の静止軌道へ配置される。残り2機は軌道傾斜角29度を有する東経111度の軌道へ配置される予定[6][7]。このような配置は、7機の衛星がインドの地上局から連続的に見えることを意味する。衛星のペイロードには、原子時計や測位シグナルを集めるための電子機器もある。

2008年7月15日にモントリオールで開催された国際宇宙空間研究委員会の会合でのA. Bhaskaranarayanaの[1] (PDF) によると、IRNSSのシグナルは、Special Positioning ServiceとPrecision Serviceからなっている。どちらもL5帯(1176.45 MHz)とS帯(2492.08 MHz)を用いる。SPSシグナルは、1MHzの位相偏移変調を受ける。Precision Serviceは、Binary offset carrierを用いる。 測位シグナル自体はS帯(2-4GHz)で伝送され、位相配列アンテナを用いて送信される。

システムは、インドの国土全体で10m、インド洋を含みインドの周り約2000kmの範囲で20m以上の精確さで絶対位置を決定することを意図している[8]

IRNSSの地上局は、衛星の軌道を追跡・評価し、ネットワークのインテグリティを保証しするマスター・コントロール・センター(MCC)と、衛星に指令を送ってその健全性を確認するその他の地上局から構成される。MCCは7機の衛星の位置を評価・予測し、インテグリティを計算し、時計を正確にし、測位ソフトウェアを稼働する。高度に独立なシステムを求めたことから、インドの標準時のインフラもこれにあわせて確立された。

脚注[編集]

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  1. ^ India to build a constellation of 7 navigation satellites by 2012
  2. ^ India to develop its own version of GPS”. Rediff.com. 2010年12月30日閲覧。
  3. ^ “India Making Strides in Satellite Technology”. Defence News. http://www.defencenews.in/defence-news-internal.asp?get=old&id=239 2012年7月26日閲覧。 
  4. ^ S. Anandan (2010年4月10日). “Launch of first satellite for Indian Regional Navigation Satellite system next year”. Beta.thehindu.com. 2010年12月30日閲覧。
  5. ^ ISRO - Future programme
  6. ^ India’s PSLV successfully launches the IRNSS-1B spacecraft”. NASA Spaceflight.com (2013年4月3日). 2013年4月13日閲覧。
  7. ^ PSLV-C24 IRNSS-1B Presskit
  8. ^ A. Bhaskaranarayana Director SCP/FMO & Scientific Secretary Indian Space Research Organisation - Indian IRNSS and GAGAN (PDF)

出典[編集]

  1. ^ SATNAV Industry Meet 2006. ISRO Space India Newsletter. April - September 2006 Issue.
  2. http://www.rediff.com/news/2007/sep/27gps.htm
  3. Launch of first satellite for Indian Regional Navigation Satellite system next year The Hindu - Apr 10, 2010

関連項目[編集]