イマジン (アルバム)

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イマジン
ジョン・レノンスタジオ・アルバム
リリース 1971年9月9日(US)
1971年10月8日(UK)
録音 1971年6月23日 - 7月5日 (アスコット・サウンド・スタジオ)
ストリングス&オーバーダブ: 1971年7月
ジャンル ロック
時間 39分29秒
レーベル アップルEMIEMIミュージック・ジャパン
プロデュース ジョン・レノンオノ・ヨーコフィル・スペクター
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
ジョン・レノン 年表
ジョンの魂
(1970年)
イマジン
(1971年)
サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ
(1972年)
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イマジン』(Imagine)は、1971年発表のジョン・レノンアルバム。全英・全米、日本オリコン総合チャートともに1位を記録したレノンにとって最大のヒット作である。

『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』に於いて、88位にランクイン[1]

解説[編集]

録音には、ジョージ・ハリスン(ギター)、クラウス・フォアマン(ベース)、アラン・ホワイト(ドラム)、ニッキー・ホプキンス(ピアノ)、ジム・ゴードン(ドラム)、キング・カーティス(サックス)、バッドフィンガージョーイ・モーランド(ギター)とトム・エヴァンズ(ベース)などが参加した。

表題曲「イマジン」は、宗教人種の対立から起こる憎悪を無意味なものとし、平和を訴える歌である。レノン自身が認めているとおり、この歌の歌詞はかなり共産主義的な主張を含んでいる。レノンは歌の中で、曲を聴く者自身にも、彼のユートピア的なイメージを共有して欲しいと訴えている。そうした歌詞の内容のため、ラジオやテレビなどでは時に放送禁止ともなった。9.11アメリカ同時多発テロ事件の後には、アメリカのラジオ局でこの曲のリクエストが殺到するという現象が起きている。

なお、「イマジン」と「真実が欲しい」の原曲はビートルズ在籍時にすでに存在しており、1969年の「ゲット・バック・セッション」で演奏されたテープが残されている。また同アルバム収録の「ジェラス・ガイ」は、1968年のインド滞在中に書かれた「Child Of Nature (チャイルド・オブ・ネイチャー)」という曲が原曲であり、レノンはこの曲をビートルズとして発表しようとしていたらしく、『ホワイト・アルバム』のセッションや「ゲット・バック・セッション」で何バージョンも録音しているのが残されている。

その他にも、アルバムには「兵隊にはなりたくない」や「真実が欲しい」などの政治色の強い楽曲が収録されている。

しかしながら、「所有」を無意味なものであると訴える音楽が、ミリオンセラーのソングライターが大きな邸宅でグランドピアノを弾くというジャケットで売り出されたことを諷刺する記者もいた。また、差別を否定し世界平和を訴える趣旨であるはずの「イマジン」と並んで、ビートルズ時代のパートナーであったポール・マッカートニーを辛辣に誹謗中傷した曲「ハウ・ドゥ・ユー・スリープ?(眠れるかい?)」が収録されている。

このアルバムのレコーディングの模様は映像に残されており、2000年に「ギミ・サム・トゥルース」というタイトルでビデオ・DVDリリースされた。

収録曲[編集]

  1. イマジン - Imagine
  2. クリップルド・インサイド - Crippled Inside
  3. ジェラス・ガイ - Jealous Guy
  4. イッツ・ソー・ハード - It's So Hard
  5. 兵隊にはなりたくない - I Don't Want to Be A Soldier
  6. 真実が欲しい - Gimme Some Truth
  7. オー・マイ・ラヴ - Oh My Love
  8. ハウ・ドゥ・ユー・スリープ?(眠れるかい?) - How Do You Sleep?
  9. ハウ? - How?
  10. オー・ヨーコ - Oh Yoko!

脚注[編集]

  1. ^ 500 Greatest Albums of All Time: John Lennon, 'Imagine' | Rolling Stone