イフード運動

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イフード運動ヘブライ語: איחוד‎、英語: Ihud)とは、国際連盟委任統治領時代のパレスチナにおいて、ユダ・マグネス英語版(初代ヘブライ大学総長)およびヘンリエッタ・ソールド英語版アメリカ生まれの女性シオニストでハダサ英語版を設立)らが創始した政治運動[1] で、マルティン・ブーバーら当時を代表する知識人も多く参加した。
1925年に設立されたユダヤ・アラブ・ワーキンググループ「ブリト・シャロム英語版」(brīth šālôm、「平和の契約」の意味)より派生。アラブユダヤの両民族が、民族性・宗教性を出さずに平和に共存する(いわゆる「バイ・ナショナリズム英語版」)国家の建設を目指し、ファイサル・フセイニファウズィー・ダルウィーシュ・エル・フサイニーFawzi Darwish al-Husseini、1946年に暗殺)ら一部のアラブ指導者らも賛同した。

脚注[編集]

  1. ^ William M. Brinner, Moses Rischin (1987) Like All the Nations?: The Life and Legacy of Judah L. Magnes SUNY Press, ISBN 0887065074 p 150