イソクエン酸デヒドロゲナーゼ

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イソクエン酸デヒドロゲナーゼ (NAD+)
識別子
EC番号 1.1.1.41
CAS登録番号 9001-58-5
データベース
IntEnz IntEnz view
BRENDA BRENDA entry
ExPASy NiceZyme view
KEGG KEGG entry
MetaCyc metabolic pathway
PRIAM profile
PDB構造 RCSB PDB PDBe PDBsum
イソクエン酸デヒドロゲナーゼ (NADP+)
識別子
EC番号 1.1.1.42
CAS登録番号 9028-48-2
データベース
IntEnz IntEnz view
BRENDA BRENDA entry
ExPASy NiceZyme view
KEGG KEGG entry
MetaCyc metabolic pathway
PRIAM profile
PDB構造 RCSB PDB PDBe PDBsum
イソクエン酸デヒドロゲナーゼ
Isocitrate dehydrogenase of Escherichia coli Complex.jpg
Found in Escherichia coli
識別子
略号 IDH1
Entrez 3417
HUGO 5382
OMIM 147700
PDB 1cw7 (RCSB PDB PDBe PDBj)
RefSeq NM_005896
UniProt O75874
他のデータ
EC番号 1.1.1.42
遺伝子座 Chr. 2 q32-qter

イソクエン酸デヒドロゲナーゼ(isocitrate dehydrogenase, IDH)は、イソクエン酸2-オキソグルタル酸とを相互変換する酸化還元酵素である。イソクエン酸デヒドロゲナーゼにはイソクエン酸デヒドロゲナーゼ (NAD+)(EC 1.1.1.41)と、イソクエン酸デヒドロゲナーゼ (NADP+)(EC 1.1.1.42)の2種が存在するがクエン酸回路を構成するのは前者の方である。

クエン酸回路を構成するイソクエン酸デヒドロゲナーゼ (NAD+)は二段階でイソクエン酸から2-オキソグルタル酸に変換している。まず、イソクエン酸(二級アルコール)のオキサロコハク酸(ケトン)への酸化をしたのち、続いてこのオキサロコハク酸のβ-カルボキシル基脱炭酸することによりα-ケトグルタル酸へ変換される。

もう一方のイソクエン酸デヒドロゲナーゼ (NADP+)も同じ反応をするが、こちらの反応はクエン酸回路とは関係がなく、ミトコンドリアペルオキシソームと同様に細胞質基質で行われ[1]、補因子もNAD+ではなくNADP+が使われる。

エネルギー論[編集]

どちらの酵素とも反応全体の自由エネルギーは-8.4 kJ/molである。IDHはVmax(最大反応速度)を低下させることなくイソクエン酸のKM(ミカエリス・メンテン定数 - 詳細はミカエリス・メンテン式を参照)を低下させる。

構造[編集]

NAD-IDHは、3つのサブユニットからなり、アロステリック制御され、Mg2+またはMn2+イオンを必要とする。既知の構造を持つ最も近いホモログは大腸菌のNADP依存型IDHで、2つのサブユニットと13%の相同性と29%の類似性に基づいたアミノ酸配列を持つ。既知の全てのNADP-IDHsはホモダイマーである。

脚注[編集]

  1. ^ Corpas FJ et al. (1999). “Peroxisomal NADP-Dependent Isocitrate Dehydrogenase. Characterization and Activity Regulation during Natural Senescence”. Plant Physiology 121 (3): 921–928.. doi:10.1104/pp.121.3.921. PMID 10557241. 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]