イシモチソウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
イシモチソウ
Drosera peltata japonica.jpg
ハエを捕獲したイシモチソウ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
: ナデシコ目 Caryophyllales
: モウセンゴケ科 Droseraceae
: モウセンゴケ属 Drosera
: イシモチソウ D. peltata
学名
Drosera peltata Thunb.
和名
イシモチソウ(石持草)
英名
Shield sundew

イシモチソウ(石持草、学名:Drosera peltata Thunb.)はモウセンゴケ科モウセンゴケ属食虫植物。茎生葉には粘液滴がつき、これで小石を粘りつけて持ち上げることができるとして和名がある。また茎生葉が三日月形~楯形であり、学名および英名の由来となっている(いずれも「楯」を意味するラテン語: pelta英語: shield より)。

特徴[編集]

形態

地中に5mm~6mm程度の塊根を持ち、春先に根生葉から茎を直立させ、高さ10cm~30cm程度となる。 茎からは茎生葉として、長さ10mm~15mm程度の葉柄の先に、幅4mm~6mmの三日月型の捕虫葉を疎らに互生する。同属のモウセンゴケ等と同様に、葉身または葉縁から生える長い腺毛の先端の粘液滴で昆虫等の小動物を粘りつけ、傾性運動により包み込んで捕獲し、粘液に含まれる消化酵素にて分解、吸収して養分とする。 花季は5月~6月で、茎の上部または頂部に総状花序として2個~10個の白色の花をつける。花弁は6mm~8mm程度、花弁は5枚で広倒卵形。午前10時頃に開花し、午後には閉じる。花期には根生草が枯れる。[2] 花が終わった後、広楕円形の種子を持つ球形のさく果をつけ、夏以後は塊根による休眠に入る。

分布[編集]

本種はオーストラリアおよびニュージーランドから、熱帯および温帯アジアに広く分布する。日本国内では、日本型(Drosera peltata Thunb. var. nipponica (Masam.) Ohwi)が関東地方以西の本州、四国、九州、沖縄の、比較的乾燥した湿原および栄養の乏しい荒地に生育する。

日本国外における生育地[編集]

利用[編集]

園芸目的で栽培される。

保護上の位置づけ[編集]

絶滅(EX)
神奈川県
絶滅危惧I類(CR+EN)
茨城県千葉県石川県京都府奈良県和歌山県徳島県愛媛県山口県
絶滅危惧II類(VU)
静岡県愛知県岐阜県三重県大阪府広島県
準絶滅危惧(NT)
兵庫県岡山県香川県
その他
滋賀県(分布上重要種)

脚注[編集]

  1. ^ Drosera peltata The IUCN Red List of Threatened Species
  2. ^ イシモチソウ(pdf) 愛知県レッドデータブック

参考文献[編集]

外部リンク[編集]