イゴール・ミトライ

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とうや湖ぐるっと彫刻公園内、イゴール・ミトライの作品36『月の光』(著者:veroyama

イゴール・ミトライIgor Mitoraj, 1944年 - )はポーランドの美術家(彫刻家画家)。

経歴[編集]

ミトライはドイツエーデランで生まれた。クラクフ美術学校、そしてクラクフ美術アカデミー(Jan Matejko Academy of Fine Arts)ではタデウシュ・カントールの下で絵画を学んだ。卒業後、ミトライはさまざまな展覧会に出品し、1967年にはポーランドのクラクフ歴史美術館で個展を開いた。1968年、国立美術学校で勉強を続けるためにパリに移った。

まもなくしてミトライはラテンアメリカの芸術・文化に魅了されはじめた。1年かけてメキシコを旅し、絵を描いた。この時の経験がミトライを彫刻に向かわせた。

1974年にパリに戻り、1976年、Gallery La Huneで彫刻数点を含む個展を開いた。この成功で、彫刻を優先するように説き伏せられた。

イタリアカッラーラを訪ね、まずテラコッタとブロンズで作品を作ってから、1979年に大理石をメインの素材とすることにし、1983年ピエトラサンタにスタジオを持った。2006年ローマのサンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会(Santa Maria degli Angeli e dei Martiri)のバシリカの、新しいブロンズの扉と洗礼者ヨハネ像を制作した。

スタイル[編集]

ミトライの彫刻のスタイルは古典的な伝統に根ざし、その関心はトルソー(胴体のみの彫像)に向けられている。しかしミトライは、彫刻の一部(四肢など)を大胆に切り取って、実際の古典彫刻がこうむっている損傷を強調するというポストモダン的ひねりを導入している。

ギャラリー[編集]

参考文献[編集]

外部リンク[編集]