イギリス国鉄クラス251・261気動車
| イギリス国鉄クラス251・261気動車 | |
| 別名 | ブループルマン |
|---|---|
| メーカー | メトロポリタン-キャメル |
| 製造年 | 1960 |
| 製造数 | 5 編成 |
| エンジン | NBL/MAN V12 過給器付ディーゼルエンジン (1,000 hp) |
| 全幅idth: | 2.89 m |
| 全高 | 3.76 m |
| 重量 | 299 英トン (6 輌編成) 364 英トン (8 輌編成) |
| 最高速度 | 90 mph (145 km/h) |
| 燃料容量 | 1,000 英ガロン (4,546 リットル) |
| 運行会社 | イギリス国鉄西部局ならびに ロンドン・ミドランド局 |
イギリス国鉄クラス251および261は、「ブループルマン」編成として広く知られる電気式気動車で、バーミンガムにあるメトロポリタン-キャメル(メトロキャメル)客貨車会社 (Metropolitan-Cammell Carriage & Wagon Company) ソルトレイ (Saltley) 工場で 1960 年に製造された。
目次 |
背景と歴史 [編集]
ブループルマン編成は、イギリス国鉄でのプルマン規範の掉尾を飾った。当初プルマン車輌会社 (Pullman Car Company, PCC) 系列の最終番号が付与される筈であったが、登場前に PCC が国有化されたため実現しなかった。
5 編成だけが製造され、最も重要な急行列車、セント・パンクラス発の「ミドランド・プルマン」とロンドン・パディントン発の「ウェスタン・プルマン」に用いられた。
結局のところ、少数の非標準的な編成を、かくも少ない列車のために維持するのは、全 5 編成が西部局に集中配備された後でもあまりにも非効率であり、1973年に廃車となった。内装は実に豪華だったが、スイスで設計された台車のため乗り心地が悪かった。特にミドランド・メインラインで顕著で、整備のゆきとどいたグレートウェスタン・メインラインでは殆ど問題はなかった。プルマン同様のクオリティが、1972 年までには新しいマーク2 一等客車でも得られる様になり、国鉄管理部門と乗客、双方での人気に翳りが見えた。国鉄管理部門はマーク2客車の方が安上がりなことを知っていたし、乗客にしてみればサービスが特に向上するわけでもないのに2ポンドの追加料金を払う意味はなかったからである。
ブループルマンの塗装は、特徴的な南京ブルーからペールグレイと青に変更された。この塗装は事実上ブループルマンを置き換えることになるクラス252 HST プロトタイプにも適用された。
ブループルマンはTOPSクラス 251 (動力車) および 261 (キッチンカーおよびパーラーカー) が割り当てられるまで現役であったが、実際に TOPS 番号にしろそれ以外の番号にしろ、車輌番号が車体に標記されることはなかった。晩年に運用編成を増やすための組換えが行われるまでは、当初の編成が保たれていた。
保存車輌はない。スウォンジー近くのモリソン (Morrison) にある コーヘンス (Cohens) で解体されたものもある。
ブループルマン自体は成功とは言えないが、高速固定編成による都市間輸送サービスの可能性を示し、インターシティー125の開発を促した。
映画 [編集]
ブループルマン編成はジェームズ・リッチー監督のイギリス運輸映画 (British Transport Film, BTF) 「ブループルマン」(Blue Pullman, 1960年) に登場した。この映画ではブループルマンの開発、準備、列車での旅行が取り上げられた。それまでのイギリス運輸映画同様、登場人物は科学者、技術者、乗員それに乗客も含め全て俳優による演技である。この映画は 1961 年フィルムフェスティバルの技術工業部門賞を含めいくつかの賞に輝き、クリフトン・パーカーの音楽も高く評価されている。
ブループルマン編成は翌1962年のイギリス運輸映画「バーミンガムへ行こう」(Lets Go To Birmingham) でも取り上げられた。これは主にロンドン・パディントンからレミントン・スパ経由バーミンガム・スノーヒルまでの走行の運転室からの眺めで、映画「ロンドンからブライトンまで 4 分で」('London to Brighton in Four Minutes) 同様の高速短縮版である。この映画に登場した運転士は不幸にもクノール・アンド・ドーリッジ駅 (Knowle and Dorridge) での衝突事故で撮影の数ヵ月後に亡くなった。
この他、1965 年ノーマン・ウィズダム (Norman Wisdom) 主演の映画「アーリーバード」(The Early Bird)にほんのちょっと登場している。
編成 [編集]
以下の二種類の編成があった。
ミドランド・プルマン
DMBF MFK TF TF MFK DMBF 60090 + 60730 + 60740 + 60741 + 60731 + 60091 60092 + 60732 + 60742 + 60743 + 60733 + 60093
ウェスタン・プルマン
DMBS MS TFK TF TF TFK MS DMBS 60094 + 60644 + 60734 + 60744 + 60745 + 60735 + 60645 + 60095 60096 + 60646 + 60736 + 60746 + 60747 + 60737 + 60647 + 60097 60098 + 60648 + 60738 + 60748 + 60749 + 60739 + 60649 + 60099
技術仕様 [編集]
動力車 (編成両端に一輌ずつ)
- 製造: 1960
- 重量: 67 tons 10 cwt
- エンジン: NBL/MAN B&W Diesel 1,000 bhp
- 電動機: GEC製 199 hp 2 基
- 次位車輌に同 2 基
- 最大引張力: 不明
- 車輪径: 不明
- 車輌間接続線: 不明
- 列車暖房: 電気式、次位車輌の床下エンジン (ロールス・ロイス製 190 hpb) より供給
参考文献 [編集]
Ian Allan ABC of British Railways Locomotives, summer 1966 edition
外部リンク [編集]
- ブルー・プルマンの詳細な歴史
- イギリス運輸映画 (BTF)
- BTF サイトにある映画 Blue Pullman
- インターネット映画データベース (IMDB) の Blue Pullman の項
- ブループルマン協会
|
||||||||||||||||||||||||||