イオニア人

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イオニア人(英語:Ionian)とは、紀元前2000年ころにバルカン半島を南下し、ギリシャ中部や小アジア北西部に定住したとされるアカイア人の一部。アイオリス人ドーリア人と並ぶ、古代ギリシアを構成した集団のひとつ。代表的なポリスアテナイである。

ペルシア人は、最初に接触を持ったのが小アジア西岸のギリシア人だったのでギリシア人全体をイオニア人と呼び、その呼び方はインドなど東方に広まった。具体的には、ギリシア人のことを、パーリ語ではYonaサンスクリットではYavanaアルメニア語ではHuynトルコ語ではYunan、さらに現代ペルシア語ではギリシアのことをYūnānと呼んでいる。いずれも、「イオニア(の) Ionian」から派生した言葉である。フラウィウス・ヨセフスは、イオニア人を、聖書に登場するヤペテの息子ヤワンと関連づけている。「イオニア人ならびに全ギリシア人はヤワンに由来する」(『ユダヤ古代誌』I:6)。

神話[編集]

ギリシア神話では、イオニア人たちの祖は、エレクテウスの娘クレウーサの息子イオンとされている。その父親は、ヘシオドスの『Eoiae』によるとクレウーサの夫クストス、エウリピデスによるとアポロンだと言われている。

関連項目[編集]