イエロニモス2世

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イエロニモス2世(ギリシャ大統領官邸で撮影されたもの。クロブークをかぶり、権杖を手にし、パナギアをかけ、マンティヤを着用している。)

イエロニモス2世ギリシア語: Ιερώνυμος B1938年3月10日生)は、ギリシャ正教会首座主教たるアテネ大主教

1938年ギリシャ王国ヴィオティア県イノフィタΟινόφυτα)に生まれる(俗名はイオアンニス・リアピス、ギリシア語: Ιωάννης Λιάπης[1])。アテネ大学哲学神学を学んだ後、ドイツで哲学と考古学を学んだ[1][2]

短期間の研究者生活の後、1967年司祭叙聖1981年にテーベ主教に叙聖され、教区内の慈善活動に努めた[2]

前任者の永眠に伴い、2008年2月7日にギリシャ正教会の首座主教たるアテネ大主教に選出。ギリシャ正教会の聖シノドによれば、生神女福音大聖堂で行われた主教達による選出の際、第2回投票で74票中45票を集めて当選した(アテネ大主教の選出においては、しばしば第3回投票まで行われる)[2]

脚注[編集]