アーロン・クック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
アーロン・クック
Aaron Cook
コロラド・ロッキーズ #35
Aaron Cook on September 28, 2012.jpg
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アメリカ合衆国の旗 ケンタッキー州フォートキャンベル
生年月日 1979年2月8日(34歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 1997年 ドラフト2巡目
初出場 2002年8月10日
年俸 $9,875,000(2011年)[1]
経歴(括弧内は在籍年)

アーロン・レイン・クック(Aaron Lane Cook, 1979年2月8日 - )は、メジャーリーグベースボールの右投右打の投手アメリカ合衆国ケンタッキー州出身。ボストン・レッドソックス所属。

目次

略歴 [編集]

1997年ドラフト2巡目でコロラド・ロッキーズから指名を受け、プロ入り。プロ6年目となる

2002年にロッキーズでメジャーデビューを果たした。2002年は先発での登板も含めて9試合に登板。防御率4.54、2勝1敗という成績を記録した。

2003年は開幕から先発ローテーションに入って投げていたが、成績が振るわなかった為、6月18日にマイナーリーグへ降格となった。マイナーでは2試合に登板し、いずれの試合でも好投。すぐにメジャー昇格となったが、その後も不安定な投球が続き、防御率は6.02という数値になってしまった。

2004年も開幕から先発ローテーション入り。防御率も4.00台をキープしていた。しかし、8月7日シンシナティ・レッズ戦で、3回に目眩を起こし、降板。病院で検査を受けた結果、両方の肺に血栓がある事が分かり、手術を受ける事になった[2]

2005年7月に復活すると、13試合の先発登板で7勝2敗、防御率3.67という成績を記録。逆境を乗り越えて復活した選手に贈られるトニー・コニグリアロ賞を受賞した[3]。球団と年俸調停を避け、2006年から2年総額455万ドル(3年目は球団オプション)の契約を結んだ[4]

今まで、不安定な投球や故障などでシーズン途中での離脱を余儀なくされていたクックだったが、2006年は年間通じて先発ローテーションを守り登板。規定投球回にも達し、防御率4.23を記録した。しかし、QSを18(リーグ10位タイ)[5]を記録したが、リリーフ陣が打たれ、得点の援護に恵まれず9勝(リーグ29位タイ)に終わった[6]

2007年は8月には脇腹の斜筋を痛めて故障者リスト入りでレギュラーシーズンを終え[7]、8勝にとどまった。球団史上初となったワールドシリーズで3連敗で迎えた第4戦を志願して登板[8]。6回3失点に抑えQSを記録したが、負け投手となりボストン・レッドソックスがワールドチャンピオンとなった。

2年契約を満了したクックに対し、球団は450万ドルのオプションを行使し、2009年から新たに3年総額3,000万ドル(4年目は球団オプション)で契約延長した[9]2008年は6月15日に初のシーズン10勝を達成し、7月1日のパドレス戦では79球でメジャー初完封を達成。また、試合時間はクアーズ・フィールドで行われた試合として最短記録の1時間58分だった[10]オールスターにも選出され、3回を無失点に抑えた。9月以降は1勝もできなかったが、球団記録の17勝に次ぐ16勝を挙げた[10]

2009年も2年連続二桁勝利となる11勝を挙げたが、その後は成績が低下。

2011年シーズン終了後にFAとなる。

2012年1月20日ボストン・レッドソックスとマイナー契約を結んだ。メジャー昇格を果たせば150万ドルの年俸が支払われる[11]

選手としての特徴 [編集]

高速シンカーが、クック最大の武器。ロッキーズの本拠地であるクアーズ・フィールドは、標高約1600mの地点にある為、ゴロを打たせる投手が望ましいが、クックは完璧にその条件に合致している。また、フォーシームカットボールも交える事がある。また、2005年から制球力が目覚しく向上した。

年度別投手成績 [編集]





















































W
H
I
P
2002 COL 9 5 0 0 0 2 1 0 1 .667 154 35.2 41 4 13 0 2 14 0 0 18 18 4.54 1.51
2003 43 16 1 0 0 4 6 0 1 .400 579 124.0 160 8 57 7 8 43 10 0 89 83 6.02 1.75
2004 16 16 1 0 0 6 4 0 0 .600 433 96.2 112 7 39 5 7 40 6 1 47 46 4.28 1.56
2005 13 13 2 0 0 7 2 0 0 .778 357 83.1 101 8 16 2 2 24 3 0 38 34 3.67 1.40
2006 32 32 0 0 0 9 15 0 0 .375 915 212.2 242 17 55 11 7 92 2 0 107 100 4.23 1.40
2007 25 25 2 0 1 8 7 0 0 .533 698 166.0 178 15 44 6 6 61 0 0 87 76 4.12 1.34
2008 32 32 2 1 1 16 9 0 0 .640 886 211.1 236 13 48 2 4 96 6 0 102 93 3.96 1.34
2009 27 27 1 1 0 11 6 0 0 .647 675 158.0 175 19 47 2 2 78 2 0 76 73 4.16 1.41
2010 23 23 2 0 0 6 8 0 0 .429 572 127.2 147 11 52 4 4 62 3 1 77 72 5.08 1.56
2011 18 17 0 0 0 3 10 0 0 .231 441 97.0 127 9 37 5 5 48 3 0 67 65 6.03 1.69
2012 BOS 18 18 1 1 1 4 11 0 0 .267 411 94.0 117 15 21 1 1 20 2 0 68 59 5.65 1.47
通算:11年 256 224 12 3 3 76 79 0 2 .490 6121 1406.1 1636 126 429 45 48 578 37 2 776 719 4.60 1.47
  • 2012年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

脚注 [編集]

  1. ^ Aaron Cook Stats, News, Pictures, Bio, Videos” (英語). ESPN.com. 2012年12月17日閲覧。
  2. ^ 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2005』 廣済堂出版、2005年、421項。ISBN 978-4-331-51093-3
  3. ^ Associated Press (2005年12月7日). “Colorado's Aaron Cook wins 'Tony C.' Award” (英語). Sporting News. 2009年1月11日閲覧。
  4. ^ Associated Press (2006年1月13日). “Rockies, Cook agree to two-year, $4.55 million deal” (英語). ESPN.com. 2009年1月11日閲覧。
  5. ^ MLB Baseball Pitching Statistics and League Leaders 2006” (英語). ESPN.com. 2009年1月11日閲覧。
  6. ^ 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2007』 廣済堂出版、2007年、448項。ISBN 978-4-331-51213-5
  7. ^ Harding, Thomas (2007年8月15日). “Notes: Cook hurt, so Dessens to start Rockies to call up veteran right-hander from Triple-A” (英語). MLB.com. 2009年1月11日閲覧。
  8. ^ 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2008』 廣済堂出版、2008年、411項。ISBN 978-4-331-51300-2
  9. ^ Associated Press (2007年12月11日). “Cook finalizes $30 million extension with Rockies” (英語). ESPN.com. 2009年1月11日閲覧。
  10. ^ a b 出野哲也 「MLB30球団レポート&全選手シーズン最終成績 コロラド・ロッキーズ/COL 徹底してゴロを打たせ、2時間未満の完封も」『月刊スラッガー』2008年12月号、日本スポーツ企画出版社、2008年、雑誌 15509-11、72項。
  11. ^ Mennella, Dan(2012-01-20). Red Sox Sign Aaron Cook. MLBTradeRumors.com(英語). 2012年1月23日閲覧

外部リンク [編集]