アート・アンサンブル・オブ・シカゴ

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アート・アンサンブル・オブ・シカゴ
基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ
ジャンル フリー・ジャズ
活動期間 1966年 -
レーベル デルマーク・レコード
ECMレコード
DIW
アトランティック・レコード
PI Recordings
公式サイト artensembleofchicago/com/
メンバー
レスター・ボウイ
ジョセフ・ジャーマン
ロスコー・ミッチェル
マラカイ・フェイヴァーズ
ドン・モイエ

アート・アンサンブル・オブ・シカゴArt Ensemble Of Chicago)は、アメリカ合衆国シカゴ出身のフリー・ジャズバンド。「多楽器主義」を掲げ、ステージ上に膨大な数の楽器を並べて、それらすべてを演奏することで知られる[1]

メンバー[編集]

担当楽器も併せて記載[2]

トランペットバスドラムボーカル
  • ジョセフ・ジャーマン
サクソフォーン(ソプラニーノ/ソプラノ/アルト/テナー/バリトン/バス)、クラリネットバスクラリネットバスーンフルート、アルトフルート、ピッコロチェレスタゴングコンガホイッスル、ボーカル他
  • ロスコー・ミッチェル
サクソフォーン(ソプラニーノ/ソプラノ/アルト/テナー/バリトン/バス)、クラリネット、フルート、ピッコロ、ボンゴグロッケンシュピールスティールパン、コンガ、ホイッスル、ボーカル他
  • マラカイ・フェイヴァーズ
ベースパーカッションメロディカ、ボーカル他
  • ドン・モイエ
ドラムスベンディール(モロッコの打楽器)、ティンパニジャンベウッドブロックバラフォン、ボンゴ、コンガ、ホイッスル、ボーカル他

来歴[編集]

シカゴのアフリカ系アメリカ人音楽家による自助組織「AACM」(Association for the Advancement of Creative Musicians、1965年発足)[1]のメンバーにより、前身バンドであるロスコー・ミッチェル・セクステットが1966年に結成され、1968年にレコード・デビュー。その後、メンバー・チェンジを経てロスコー・ミッチェル・アート・アンサンブルとして活動し、1969年から1971年にかけてパリを拠点に活動。この頃にアート・アンサンブル・オブ・シカゴと改名して、ブリジット・フォンテーヌのアルバム『ラジオのように』(1969年)の制作に参加。そして、ドンが加入してからは、20年以上に渡って同じラインナップで活動する。

1974年、初の日本公演を行う。1978年にはECMレコードに移籍し、知名度を更に高める。

1980年代後半には、日本のレーベルDIW(ディスクユニオンの社内レーベル)と契約。移籍第1作の『Ancient To The Future, Vol.1』(1987年)は、多くのカバー曲(デューク・エリントンオーティス・レディングボブ・マーリージミ・ヘンドリックスフェラ・クティ)を収録。セロニアス・モンクに捧げたトリビュート・アルバム『Thelonious Sphere Monk: Dreaming of the Masters, Vol. 2』(1992年)では、セシル・テイラーと共演。

1993年にジョセフが脱退。残された4人は、1998年にアトランティック・レコードから『Coming Home Jamaica』を発表するが、1999年、レスターが死去。その後、ジョセフがバンドに復帰するが、2004年にはマラカイも死去。バンドは、新たなトランペット奏者とベーシストを迎えて活動を続ける。

ディスコグラフィー[編集]

前身バンドの作品も含む

  • Numbers 1 & 2(1968年)
  • Congliptious(1968年)
  • A Jackson In Your House(BYG Actuel, 1969年)
  • Tutankhaman(Freedom/Black Lion, 1969年)
  • The Spiritual(Freedom/Black Lion, 1969年)
  • People In Sorrow(EMI, 1969年)
  • Message To Our Folks(BYG Actuel, 1969年)
  • Reese And The Smooth Ones(BYG Actuel, 1969年)
  • Eda Wobu(1969年)
  • Les Stances A Sophie with Fontella Bass(Saravah, 1970年)
  • With Fontella Bass(1970年)
  • Seasons(BYG Actuel, 1970年)
  • Phase One(1971年)
  • Live At Mandel Hall(デルマーク, 1972年)
  • Bap-Tizum(アトランティック, 1972年)
  • Fanfare For The Warriors(アトランティック, 1973年)
  • Kabalaba - Live At Montreux Jazz 1974(1974年)
  • Nice Guys(ECM, 1978年)
  • Full Force(ECM, 1980年)
  • Urban Bushmen(ECM, 1980年)
  • The Third Decade(ECM, 1984年)
  • The Complete Live In Japan(DIW,1984年)
  • Ancient To The Future, Vol.1(DIW, 1987年)
  • Alternate Express(DIW, 1989年)
  • The Art Ensemble Of Soweto(DIW, 1989年)
  • America-South Africa(DIW, 1990年)
  • Fundamental Destiny(1991年)
  • Thelonious Sphere Monk: Dreaming of the Masters, Vol. 2(DIW, 1992年)
  • Coming Home Jamaica(アトランティック, 1998年)
  • Tribute to Lester(ECM, 2001年)
  • The Meeting(Pi Recordings, 2003年)
  • Sirius Calling(Pi Recordings, 2004年)
  • Non-Cognitive Aspects of the City: Live at Iridium(Pi Recordings, 2006年)

脚注[編集]

  1. ^ a b 副島輝人『現代ジャズの潮流』(1994年、丸善)pp.25-28
  2. ^ ライブアルバム『アーバン・ブッシュメン』のクレジット参照(一部簡略化)。他の作品では、更に別の楽器を使用するケースもある

外部リンク[編集]