アーデント (フリゲート)

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アーデント(F184 Ardent)
艦歴
起工 1974年2月26日
進水 1975年5月9日
就役 1977年10月13日
その後 1982年5月22日、
アルゼンチン軍の空襲により撃沈。
性能諸元
排水量 基準 2,860t
満載 3,250t
全長 117m
全幅 12.6m
吃水 6m
機関 COGOG 2軸推進
ガスタービンエンジン2基 8,500hp
ガスタービンエンジン2基 50,000hp
最大速力 30ノット
乗員 177人
武装 114mm単装砲 1門
20mm機関砲 2門
シーキャットSAM4連装発射機 1基
エグゾセSSM 4基
3連装短魚雷発射管 2基
搭載機 ワスプ、後にリンクス 1機

アーデント(F184 Ardent)は、イギリス海軍21型フリゲートフォークランド戦争アルゼンチン軍の空襲により撃沈された。

艦歴[編集]

1982年4月5日に「アーデント」はイギリス海軍第317任務部隊の一隻としてポーツマスより出航し、フォークランド諸島へ向かい、5月1日は同海域に展開し、陸上への艦砲射撃やアルゼンチン軍航空機に対する対空監視を行った。

1982年5月21日午後3時頃、フォークランド海峡に僚艦と共に展開して海兵隊の支援作戦を行っていた「アーデント」は対空砲火による迎撃を掻い潜ったアルゼンチン空軍第6グループのダガー攻撃機3機の攻撃によって爆弾2発を艦後部に受けた。この攻撃で「アーデント」はヘリコプター格納庫を搭載していたリンクス対潜ヘリコプターごと粉砕され、シーキャットSAM発射機も全損。更に主砲の装弾機が故障して使用不能に陥った。

この時点でも「アーデント」は17ノット強での航行は可能であり、僚艦の援護を受けようと移動を開始するがこれをアルゼンチン海軍第3航空隊のA-4攻撃機3機が発見。「アーデント」は残った対空火器とチャフロケットすら発射して迎撃したが結局4発の爆弾が命中し大破炎上、浸水し、総員退艦となった。その後、「アーデントは」浅瀬で停止、生存者は12M型(ロスシー級)フリゲートヤーマスにより救助され、翌朝「アーデント」は前部マストを除き沈没した。死者は22名であった。


但し、アルゼンチン空軍の記録に拠れば、3回の空襲による結果である。

  1. A-4による、1,000ポンド爆弾1発の命中
  2. ダガーによる、1,000ポンド爆弾2発の命中
  3. 海軍のA-4による、1,000ポンド爆弾1発の命中(但し、海軍機は通常500ポンド爆弾を用いていたため正確性に疑問が残る)

機銃は潜水士によって引き上げられ、他の艦に転用された。また、アローによる対地攻撃の際に前部マストが標識として利用された。

現在、沈没地点の残骸は、イギリスによって管理されている。