アンクル・サム

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典型的な「アンクル・サム」。第一次世界大戦当時の陸軍募兵ポスター。ジェームズ・モンゴメリー・フラッグ画(1917)。

アンクル・サム(Uncle Sam)は、アメリカ合衆国擬人化した架空の人物。アメリカ合衆国の象徴とされる。また、アメリカ人一般をさすこともある。United States(アメリカ合衆国)と頭文字が同じU・Sなためこう名付けられたとされる。日本語としてはサムおじさんとも呼ばれる。

通常、星条旗柄のシルクハット・紺のジャケットに赤い蝶ネクタイを締めたワイシャツ・紅白縦縞のズボン姿の、白いを生やした初老の白人、という印象で表される。なお、この“赤・白・青”の3色は星条旗にも使用されている色である。

今日、自由の女神像を除けば、アメリカ合衆国を象徴するキャラクターとしてはアンクル・サムがもっとも有名であろう[要出典]。なお、アメリカ合衆国を象徴する女性のキャラクターとして、コロンビアというものがある。

起源[編集]

アンクル・サムの起源ははっきりしていないが、一般的に言い伝えられている説は以下のようなものである。

米英戦争当時、アメリカ陸軍に納入している精肉業者にニューヨーク州トロイのサミュエル・ウィルソンという人物がおり、「アンクル・サム」と呼ばれて兵士から親しまれていた。ウィルソンは、納入する肉のに「U.S.(United States)」の焼印を押していたが、兵士達は「アンクル・サムの略だ」と冗談を言っていた。そこから、アメリカ合衆国を「アンクル・サム」と呼ぶようになった。

1961年9月15日アメリカ合衆国議会は、「ニューヨーク州トロイのアンクル・サム・ウィルソンを、アメリカ合衆国のシンボル『アンクル・サム』の起源として称える決議」を採択している。また、ウィルソンの生誕地であるマサチューセッツ州アーリントンに、ウィルソンのモニュメントが立てられている。

米英戦争以前は、ブラザー・ジョナサンというキャラクターがアメリカ合衆国のシンボルだったが、南北戦争のころにアンクル・サムに取って代わられた。アンクル・サムが最初に政治漫画に使われたのはトーマス・ナスト英語版によって描かれたものとされる。南北戦争の後、アンクル・サムにはエイブラハム・リンカーンに似た髭がつけられるようになった。

関連項目[編集]