アレグザンダー・ケイ

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アレグザンダー・ケイAlexander Hill Key, 1904年9月21日 - 1979年7月25日)はアメリカ合衆国作家SFを基調とした児童文学を残したことで知られる。

メリーランド州生まれ[1]。幼少から絵に親しみ、美術学校を卒業の後、児童書の挿絵画家として活動を開始[1]第二次世界大戦時には海軍情報部に勤務[1]。この時に触れたロボット類がその後の著作に影響を与える[1]。大戦後は元の挿絵画家の活動に戻った[1]

大戦後自ら児童文学を書くことを望んでいたケイは、1963年に『わんぱくロボット』(Sprockets: A Little Robot)を発表し、評判となる[1]。以後はより年長者をも対象とし、1967年発表の“The Forgotten Door”(わすれられた扉)と1969年発表の“The Golden Enemy”(金の敵)の2作でケイは児童文学作家としての名声を確立することになった[1]

Escape to Witch Mountain”(1968年発表)は映画『星の国から来た仲間』の、1970年発表の『残された人びと』(The Incredible Tide)は宮崎駿演出のアニメ『未来少年コナン』の原作になっている(ただし、原作からは大幅に改変・脚色されている)。

作品リスト[編集]

  • The Red Eagle (1930)
  • Liberty or Death (1936)
  • Sprockets: a Little Robot (1963)
    • 『わんぱくロボット』中尾明訳、偕成社〈世界のこどもエスエフ 4〉、1969年
  • Rivets and Sprockets (1964)
  • The Forgotten Door (1965)
  • Bolts: a Robot Dog (1966)
  • Mystery of the Sassafras Chair (1968)
  • Escape to Witch Mountain (1968)
    • 映画『ウィッチマウンテン/地図から消された山』2009年アメリカ
  • Return From Witch Mountain (1968)
  • The Golden Enemy (1969)
  • The Incredible Tide (1970)
    • 『残された人びと』内田庶訳、岩崎書店〈ジュニア・ベスト・ノベルズ〉、1974年
    • のち『未来少年コナン』と改題、角川文庫、1978 
  • Flight to the Lonesome Place (1971)
  • The Strange White Doves (1972)
  • The Preposterous Adventures of Swimmer (1973)
  • The Magic Meadow (1975)
  • Jagger, the Dog from Elsewhere (1976)
  • The Sword of Aradel (1977)
  • The Case of the Vanishing Boy (1979)

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g 『残された人びと』(岩崎書店、1974年)巻末「あとがき - この本の作者について」(内田庶)