アレクサンドリアのヘロン

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アレクサンドリアのヘロン古希: Ήρων ο Αλεξανδρεύς、Heron Alexandrinus、Heron of Alexandria、生没年不詳)は、古代ローマ属州エジプト(アエギュプトゥス:Aegyptus)のアレクサンドリアで活躍したギリシャ人工学者数学者。師はクテシビオスと言われる(クテシビオスの著作からアイディアを得た、とする説もある)。

蒸気の圧力を利用したさまざまな仕掛けも考案したが、自らが位置を変えて運動する蒸気機関は作らなかった。主な発明に、蒸気タービンや、蒸気を使って自動で開く扉などがある。

数学では測量法の改良者として知られる。また、著書Metricaにおいてヘロンの公式の証明を与えた。

目次

ヘロンの生没年[編集]

生没年については諸説あり、紀元前2世紀ごろとする説から、3世紀前半ごろとする説まである。「クテシビオスの弟子」というのが正しいとすると、紀元前2世紀後半から紀元前1世紀ごろの人物、と言うことになる。ブリタニカ百科事典では、著作で62年に見られた月食に言及している、として1世紀ごろの人物としている(なお、現在の版ではこの記述は削除されているが、少なくとも62年に生きていた、としている)。

著作[編集]

『気体装置(Pneumatika)』[編集]

本書には、紀元前215年古代エジプトの神殿に置かれた聖水(いけにえの水)の自動販売機の記述図解(てこの原理を応用し、投入された5ドラクマ硬貨の重みで内部の受け皿が傾き、その傾きが元に戻るまで弁が開いて蛇口から水が出る)がある。これはヘロンの発明とよく言われているが、誰の発明かは良くわかっておらず、ヘロンの発明とする説や、クテシビオスの発明とする説、同名の別人のヘロンの発明とする説などがある。

ラテン語写本1583年)が、ローマの国立図書館に収蔵されている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]