アルモナステール・ラ・レアル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
Almonaster la Real

{{{市旗説明}}}   {{{市章説明}}}

Flag of Andalucía.svg アンダルシーア州
Bandera de la Provincia De Huelva.svg ウエルバ県
面積 321.29 km²
標高 916m
人口 1,824 人 (2012年)[1]
人口密度 5.68 人/km²
住民の呼称 almonazterense、
almonasterense
自治体首長 Manuel Ángel Barroso Trujillo
PSOE-A
Almonaster la Realの位置
Almonaster la Real
スペイン内のアルモナステール・ラ・レアルの位置
Almonaster la Realの位置
Almonaster la Real
ウエルバ県内のアルモナステール・ラ・レアルの位置

北緯37度52分24秒 西経6度47分10秒 / 北緯37.87333度 西経6.78611度 / 37.87333; -6.78611
アルモナステール・ラ・レアル公式サイト

ペーニャ・デ・サン・クリストーバルから望むアルモナステール・ラ・レアル
モスク

アルモナステール・ラ・レアルAlmonaster la Real)はスペインアンダルシーア州ウエルバ県の自治体。人口は1,849人(2011年)で、自治体の中心で自治体名にもなっている同名の地区はおよそ600人の人口を有し、そのほかに20ほどの集落があり、自治体中に散らばっている。面積は322km²、人口密度は5.7/km²である。アラセーナから20km、県都ウエルバから100kmの位置にあり、ポルトガルとの国境まで40kmの距離にある。県内で最も高く、海抜891m、セロ・デ・サン・クリストーバル山中にある。

地理[編集]

アルモナステール・ラ・レアルはアラセーナ山地スペイン語版アンデバロ地域スペイン語版の中に位置し、面積は322km²ほどで、自治体内にはいくつもの河川が流れ、その川岸の景色は豊かなものになっている[2]

位置と隣接自治体[編集]

アルモナステール・ラ・レアルはウエルバ県の北西部に位置し、北はコルテガーナスペイン語版ハブーゴスペイン語版と、東はサンタ・アナ・ラ・レアルスペイン語版アラハルスペイン語版アラセーナスペイン語版と、西はコルテガーナ、アローチェスペイン語版エル・セロ・デル・アンデバロスペイン語版、そして南はエル・カンピージョスペイン語版サラメーア・ラ・レアルスペイン語版、エル・セロ・デル・アンデバエロ、コルテガーナの各自治体と隣接する。

地勢[編集]

非常に起伏に富んでおり、北部(アラセーナ山中に位置)は標高も高く、南部は低く平坦(エル・アンデバロ地域)である。アルモナステール・ラ・レアルは海抜613mにあり、最高地点はサン・クリストーバル山(Sierra de San Cristóbal)中の地点で916mの高さにある。

河川[編集]

自治体内を流れる河川で主要なものはオディエル川(Río Odiel)、エスカラーダ川、オリバルガス川、アルモナステール川、カリエンテ川などで、他にはモーロ川(ribera del Moro)アセブーチェ川、リサ川(arroyo la Lisa)などの小河川も流れている。

植物相[編集]

この地の植物相は非常に豊かである。北部地域は放牧地域でカシやコルク樫などが多く、より高い地域ではクリquejigoなどが見られる。川の両岸は、ポプラトネリコヤナギハンノキなどの樹木が生い茂り回廊のようになっている(Bosque galería)。南部はオニマツpino pineaなどのマツやユーカリの林が広がり、木材として使われている。山麓地域ではbosque mediterráneo(地中海性林)が市街地域や集落の里山を形成、平野部には農耕地が広がっている。

動物相[編集]

自治体内の領域では地中海地域によくみられる種類のものが生息しており、特に際立っているものは猛禽類で、イヌワシáguila real)、ボネリークマタカáguila perdicera)、Azorハヤブサhalcón)、ワシミミズクbúho real)やcárabo(フクロウ)などが見られる。また、クロハゲワシbuitre negro)、 シロエリハゲワシbuitre leonado)などのかなりの数の群れや、ほかにはイノシシjabalí)、シカアナウサギPerdizツグミ(zorzal)やハトなどが生息している。

語源[編集]

地名はアラビア語の المنستير al-munastirに由来するが、この語は修道院(el monasterio)を意味するラテン語にさかのぼる[3]

歴史[編集]

この地の最初の人類の定住の痕跡は青銅器時代のもので、自治体の南部に遺跡が発見されている。集落内で最も古い遺跡はローマ時代のもので、モスクの内部で発見されている。この時代のものとしては自治体南部にサンタ・エウラリア考古遺跡(Zona arqueológica de Santa Eulalia)がある。

イスラム教徒支配時代、アルモナステール・ラ・レアルは重要拠点であった。この時代にローマおよびビシゴート時代の建物跡に、モスク(城砦)が建てられている。

1230年キリスト教徒側に奪還され、ポルトガル王国の領域となり、後にカスティーリャ王国の手に渡った。そしてセビリア市会の治めるところとなり、セビリア大司教の所領となった。

1822年以降はウエルバ県の領域となった。19世紀からの2世紀間アルモナステール・ラ・レアルは鉱業の街として発展、人口も増大し、20世紀初頭には9000人を超えるほどになり、県内でも有数の人口を数えた。しかし20世紀半ば以降は鉱業も衰退し、移民送出の街となった。

人口推移[編集]

アルモナステール・ラ・レアルの人口推移 1900-2010
出典:INE(スペイン国立統計局)1900年 - 1991年[4]、1996年 - [5] 

建築[編集]

アルモナステール・ラ・レアル・モスク(10世紀)[編集]

5世紀建造のゴート王国時代の教会堂の上に、その土地が斜面にあったためであろうが、不等辺四角形の床の上に煉瓦や採石場から切り出した石で不規則に積み上げられて建てられていた。おそらくモスクは中央身廊の北に位置する最初の部分に唯一の入り口があったものと思われる。扉と3つの小窓があり、そのうち2つはミフラーブの左側と右側にあり、光は中庭から差し込むだけで薄暗かった。礼拝を行う広間からは17の石棺が発見されているが、詳細は不明である。その古風な特徴からおそらく9世紀の初頭の物であろうと考えられるが、カリフ時代(es)の建築計画によるものであるとも考えられる。礼拝の間の階層構造は2番目の説の方を示唆させる。

その他の建築[編集]

祝祭[編集]

  • サンタ・クルス祭(Fiestas de la Santa Cruz) - 5月第一日曜
  • サンタ・エウラリア巡礼祭り(Romería de Santa Eulalia) - 5月第三土曜

出身著名人[編集]

集落[編集]

現在アルモナステール・ラ・レアル内には14の集落が存在する:

  • ラス・ベレーデス(Las Veredas
  • ヒル・マルケス(Gil Márquez
  • アロージョ(Arroyo)
  • アセブーチェ(Acebuche)
  • ロス・モラーレス(Los Molares)
  • ラ・カナレッハ(La Canaleja)
  • エスカラーダ(Escalada)
  • アグアフリーア(Aguafría)
  • カラバサーレス(Calabazares)
  • クエバ・デ・ラ・モラ(Cueva de la Mora)
  • ミナ・コンセプション(Mina Concepción)
  • パトラス(Patrás)
  • モンテブランコ(Monteblanco)
  • エスタション・デ・アルモナステール(Estación de Almonaster)

脚注[編集]

外部リンク[編集]