アルベールビルオリンピック
| アルベールビルオリンピック | |
|---|---|
| 第16回オリンピック冬季競技大会 XVI Olympic Winter Games |
|
| 開催都市 | |
| 参加国・地域数 | 64 |
| 参加人数 | 1,801人(男子1,313人、女子488人) |
| 競技種目数 | 6競技57種目 |
| 開会式 | 1992年2月8日 |
| 閉会式 | 1992年2月23日 |
| 開会宣言 | フランソワ・ミッテラン |
| 選手宣誓 | スルヤ・ボナリー |
| 審判宣誓 | ピエール・ボルナ |
| 最終聖火ランナー | ミシェル・プラティニ フランソワ・シリル・グランジュ |
| 主競技場 | テアトル・デ・セレモニー |
アルベールビルオリンピックは、1992年2月8日から2月23日までフランスのサヴォワ県アルベールヴィルで行われた冬季オリンピック。
64カ国・地域、1,801人(男子1,313人、女子488人)が参加。
夏季オリンピックと同年開催の、最後の冬季オリンピック。次のリレハンメルオリンピックからは夏季オリンピックの中間年(FIFAワールドカップの年)に行われるようになる。
目次 |
大会開催までの経緯 [編集]
アルベールビルオリンピックの開催は1986年10月17日にスイスのローザンヌで開かれた第91回国際オリンピック委員会総会で決定された。
| 都市 | 国 | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 6回目 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| アルベールビル | 19 | 26 | 29 | 42 | - | 51 | |
| ソフィア | 25 | 25 | 28 | 24 | - | 25 | |
| ファールン | 10 | 11 | 11 | 11 | 41 | 9 | |
| リレハンメル | 10 | 11 | 9 | 11 | 40 | - | |
| コルティーナ・ダンペッツォ | 7 | 6 | 7 | - | - | - | |
| アンカレッジ | 7 | 5 | - | - | - | - | |
| ベルヒテスガーデン | 6 | - | - | - | - | - |
ハイライト [編集]
開会式および閉会式の演出は31歳の振付家・演出家、フィリップ・ドゥクフレに委ねられた。開会式では、一人の少女が一羽の鳩を空中に放ち「ラ・マルセイエーズ」を歌うオープニングから、空中ブランコや竹馬などサーカスの技、南仏の民族舞踊、アイスダンスなどによって人々が華麗に空を舞い練り歩く祝祭が繰り広げられた。
ソ連崩壊直後の開催となった本大会では、旧ソ連諸国のうちロシア、ウクライナ、ベラルーシ、カザフスタン、ウズベキスタン、アルメニアの6か国がEUNという1つのチームになって参加した。
本大会では日本代表が金1・銀2・銅4の合計7個と、冬季オリンピックでは当時史上最多数のメダルを獲得、日本勢の大活躍が目立った。
ノルディック複合団体では、日本チームの三ヶ田礼一、河野孝典、荻原健司が前半のジャンプで2位以下に大差をつけ、翌日の後半・クロスカントリーでも危なげなく逃げ切って金メダルを獲得した。1972年札幌冬季オリンピックの笠谷幸生以来冬季五輪での日本2個目の金メダルとなった。3人は表彰式でも、F1ばりにシャンパンシャワーを行った。
女子スピードスケート・1500mでは、前回のカルガリー大会で5種目全てに入賞しながらも、五輪メダルにはあと一歩届かなかった橋本聖子が3位に入り、悲願の銅メダルを獲得した。冬季五輪で日本女子選手としては、橋本が史上初めてのメダリストとなる。
女子フィギュアスケートの伊藤みどりには、金メダルの期待がかかっていた。しかしオリジナル・プログラムでコンビネーションジャンプの失敗が響き、ライバルのクリスティー・ヤマグチ(アメリカ)に一歩及ばなかった。それでもフリー演技では、五輪史上女子選手初のトリプルアクセルを一度転倒しながらも再挑戦で成功、銀メダルを獲得。橋本に続いて、伊藤が日本女子選手で2人目の冬季五輪メダリストとなった。
男子スピードスケート・500mでも、金メダルのルーベイエンス・マイ(ドイツ)に続き、黒岩敏幸が2位銀、井上純一が3位銅メダルを獲得した。
実施競技 [編集]
各国・地域の獲得メダル数 [編集]
詳細は「アルベールビルオリンピックでの国・地域別メダル受賞数一覧」を参照
| 順位 | 国・地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 10 | 10 | 6 | 26 | |
| 2 | 9 | 6 | 8 | 23 | |
| 3 | 9 | 6 | 5 | 20 | |
| 4 | 6 | 7 | 8 | 21 | |
| 5 | 5 | 4 | 2 | 11 | |
| 6 | 4 | 6 | 4 | 14 | |
| 7 | 3 | 5 | 1 | 9 | |
| 8 | 3 | 1 | 3 | 7 | |
| 9 | 2 | 3 | 2 | 7 | |
| 10 | 2 | 1 | 1 | 4 |
主なメダリスト [編集]
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金メダル
- 三ヶ田礼一・荻原健司・河野孝典(日本、ノルディック複合団体)
- アルベルト・トンバ(イタリア、アルペンスキー男子大回転)
- チェーティル・アンドレ・オーモット(ノルウェー、アルペンスキー男子スーパー大回転)
- ペトラ・クロンベルガー(オーストリア、アルペンスキー女子回転)
- デボラ・コンパニョーニ(イタリア、アルペンスキー女子スーパー大回転)
- ペトラ・クロンベルガー(オーストリア、アルペンスキー女子複合)
- ベーガル・ウルバン(ノルウェー、クロスカントリースキー男子10kmフリー)
- ベーガル・ウルバン(ノルウェー、クロスカントリースキー男子30kmクラシカル)
- ビョルン・ダーリ(ノルウェー、クロスカントリースキー男子50kmフリー)
- ビョルン・ダーリ(ノルウェー、クロスカントリースキー男子複合(10kmクラシカル+15kmフリー))
- ノルウェー(クロスカントリースキー男子4×10kmリレー)
- ステファニア・ベルモンド(イタリア、クロスカントリースキー女子30kmフリー)
- EUN(クロスカントリースキー女子4×5kmリレー)
- トニ・ニエミネン(フィンランド、スキージャンプ男子ラージヒル)
- フィンランド(スキージャンプ男子ラージヒル団体)
- エドガー・グロスピロン(フランス、フリースタイルスキー男子モーグル)
- ドナ・ワインブレヒト(アメリカ、フリースタイルスキー女子モーグル)
- ヨハン・オラフ・コス(ノルウェー、スピードスケート男子1500m)
- ボニー・ブレア(アメリカ、スピードスケート女子500m)
- ボニー・ブレア(アメリカ、スピードスケート女子1000m)
- グンダ・ニーマン・シュティルネマン(ドイツ、スピードスケート女子3000m)
- グンダ・ニーマン・シュティルネマン(ドイツ、スピードスケート女子5000m)
- ヴィクトール・ペトレンコ(EUN、フィギュアスケート男子シングル)
- クリスティー・ヤマグチ(アメリカ、フィギュアスケート女子シングル)
- マーク・キルヒナー(ドイツ、バイアスロン男子10km)
- ドイツ(バイアスロン男子4×7.5kmリレー)
- ゲオルク・ハックル(ドイツ、リュージュ男子1人乗り)
-
銀メダル
- 黒岩敏幸(日本、スピードスケート男子500m)
- 伊藤みどり(日本、フィギュアスケート女子シングル)
- オリビエ・アラマン(フランス、フリースタイルスキー男子モーグル)
- アルベルト・トンバ(イタリア、アルペンスキー男子回転)
- ビョルン・ダーリ(ノルウェー、クロスカントリースキー男子30kmクラシカル)
- ベーガル・ウルバン(ノルウェー、クロスカントリースキー男子複合(10kmクラシカル+15kmフリー))
- ステファニア・ベルモンド(イタリア、クロスカントリースキー女子複合(5kmクラシカル+10kmフリー))
- ヨハン・オラフ・コス(ノルウェー、スピードスケート男子10000m)
- グンダ・ニーマン・シュティルネマン(ドイツ、スピードスケート女子1500m)
- マーク・キルヒナー(ドイツ、バイアスロン男子20km)
-
銅メダル
- 橋本聖子(日本、スピードスケート女子1500m)
- 井上純一(日本、スピードスケート男子500m)
- 宮部行範(日本、スピードスケート男子1000m)
- 石原辰義・河合季信・赤坂雄一・川崎努(日本、ショートトラック男子5000mリレー)
- ネルソン・カーマイケル(アメリカ、フリースタイルスキー男子モーグル)
- チェーティル・アンドレ・オーモット(ノルウェー、アルペンスキー男子大回転)
- カーチャ・サイツィンガー(ドイツ、アルペンスキー女子スーパー大回転)
- イタリア(クロスカントリースキー女子4×5kmリレー)
- トニ・ニエミネン(フィンランド、スキージャンプ男子ノーマルヒル)
- クラウディア・ペヒシュタイン(ドイツ、スピードスケート女子5000m)
EUN [編集]
ドイツに次いでメダルを獲得した国・地域EUNは旧ソ連の統一チームである。詳細はEUN。
死亡事故 [編集]
スピードスキーでスイスの選手ニコラ・ボシャテーが決勝前の練習中に雪上車と激突、死亡した。
関連項目 [編集]
外部リンク [編集]
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