アルドースレダクターゼ

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アルドースレダクターゼ
Aldose reductase 1us0.png
ヒトアルドースレダクターゼのリボンモデル。NADP+とクエン酸とIDD594との複合体。小さな分子は酵素阻害剤。PDB 1us0より。
識別子
EC番号 1.1.1.21
CAS登録番号 9028-31-3
データベース
IntEnz IntEnz view
BRENDA BRENDA entry
ExPASy NiceZyme view
KEGG KEGG entry
MetaCyc metabolic pathway
PRIAM profile
PDB構造 RCSB PDB PDBe PDBsum

アルドースレダクターゼ(Aldose reductase)またはアルデヒドレダクターゼ(aldehyde reductase)は、アルドース糖アルコールに変換する炭水化物代謝酵素である。酵素反応にはNADPが使われる。

反応[編集]

グルコース + NADPH + H+ソルビトール + NADP+
ガラクトース + NADPH + H+ガラクチトール + NADP+

糖尿病での役割[編集]

グルコース濃度は糖尿病患者ではしばしば上昇し、アルドースレダクターゼは糖尿病の合併症を招くと長く信じられていた。いくつかのアルドースレダクターゼ阻害剤の候補が開発されたが、ほとんど失敗に終わった。しかし、いくつかは商業的に数ヶ国で使われている。

機能[編集]

アルドースレダクターゼの反応、特に生成するソルビトールは体の様々な臓器にとって重要である。例えば、グルコースからのフルクトース合成の一段階目の反応に使われている。(二段階目は、ソルビトールデヒドロゲナーゼによるソルビトールからフルクトースへの変換である。)

グルコースからフルクトースへの主経路は、ヘキソキナーゼによるグルコースのグルコース-6-リン酸へのリン酸化を含み、フルクトース-6-リン酸への異性化リン酸加水分解へ続く。しかし、ソルビトール経路の方がATPのエネルギーを必要としないので有用である。

また、アルドースレダクターゼは水晶体網膜シュワン細胞胎盤、そして赤血球にも存在する。

参考文献[編集]

  • Denise R., PhD. Ferrier (2005). Lippincott's Illustrated Reviews: Biochemistry (Lippincott's Illustrated Reviews). Hagerstwon, MD: Lippincott Williams & Wilkins, 319.

関連項目[編集]