アルトゥーロ・ソリア・イ・マータ

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アルトゥーロ・ソリア・イ・マータ

アルトゥーロ・ソリア・イ・マータ(Arturo Soria y Mata、1844年12月15日 - 1920年11月6日)は、スペインの都市理論家、都市計画家、発明家。交通の発達により都市が線的に形成されて行く線状都市理論(Ciudad Lineal)を提唱した。

シウダ・リネアル区のマドリッドからの地区の大通りは、マータに敬意を表し、アルトゥーロ・ソリア通りと名づけられている。

人物概要[編集]

都市計画の世界に入るまでは、後に大臣となる数学者、ヌエル・バセラに師事し、しばらくは政治の世界に身をおいていた。その後、技術方面の学を修め、企業家になって、数多くの事業計画と発明に精を出す。当時の社会理論家で経済学者のヘンリー・ジョージに私淑しだしたころから過密緩和といった都市問題に興味を示し始め、マドリッド近郊フエンカレルとポスエーロ・デ・アラルコンとを結ぶ馬蹄形線状都市を計画しはじめ、1888年発表する。

1890年には、実際にアラルソンから鉄道線の建設が開始されることとなった。実際には計画に際し強制収用などの措置がとれず、土地利用に関しても規制等の法制が整っておらず、利用も一定せず、現在の姿はマータの理論の姿をとどめていない。

線状都市理論に関しては、マータの死後からドイツにもたらされてさかんに研究され始め、さらにその10年後はロシアN.A.ミリューチンが著書で理論構築し、これを高山英華が漁村計画として自身の卒業制作にも援用、やがてル・コルビュジエの線状工業都市構想にへと応用されていく。