アルゼンチノサウルス

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アルゼンチノサウルス
生息年代: 112.00–93.50 Ma
Argentinosaurus DSC 2943.jpg
地質時代
約1億1200万- 約9350万年前
中生代白亜紀前期末期アルビアンen]- 後期初頭セノマニアンen])
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 竜盤目 Saurischia
亜目 : 竜脚形亜目 Sauropodomorpha
下目 : 竜脚下目 Sauropoda
: ティタノサウルス科 Titanosauridae
: アルゼンチノサウルス属 Argentinosaurus
学名
Argentinosaurus
Bonaparte et Coria1993
和名
アルゼンチノサウルス
英名
Argentinosaur

アルゼンチノサウルス学名Argentinosaurus)は、約1億1200万- 約9350万年前(中生代白亜紀前期末期アルビアンen]- 後期初頭セノマニアンen])の南アメリカ大陸に棲息していた草食恐竜の一種(1)。地上棲の動物としては史上最大級と推定されている竜脚類である。

アルゼンチンのネウケン州(en)で骨格化石の一部が発見された。骨の仕組みや太く大きな胴体など、ジュラ紀ブラキオサウルスアパトサウルスなどに似ているが、それらが絶滅した遥かのちに出現した。

発見と分類[編集]

アルゼンチノサウルスの大腿骨の化石標本(アルゼンチンはラプラタラプラタ博物館en])

アルゼンチノサウルス属 Argentinosaurus Bonaparte et Coria, 1993 およびその模式種である A. huinculensis Bonaparte et Coria, 1993 は、白亜紀の前期と後期の半ば頃、すなわち、アルブ階からセノマン階(約1億1200万- 約9350万年前)にあたるアルゼンチンのネウケン州にあるリマイ川(en)層ウィンクル (Huincul) 部層から発見され、1993年に同国の古生物学者であるホセ・ボナパルテen)とロドルフォ・コーリアen)とによって記載された。これまでに知られている産地は基準標本(タイプ)が発見された場所だけである。2人の学者はアルゼンチノサウルスの記載にあたって、平たい神経棘や連結部の形態などといった脊椎骨の特徴が、いわゆる真のティタノサウルス類とは異なるとして、それまでティタノサウルス科en)に入れていたアンデサウルスエパクトサウルスen)とともに新科アンデサウルス科en)とすることを提唱した。

アルゼンチノサウルスというのは Argentinosaurus という属名を仮名読みにしたものであるため、属の和名とも言えるが、この属に分類されるものは A. huinculensis 1種が知られるだけであることから、この huinculensis (発見された部層の名に因む)種に係る和名であると考えてもほぼ同じことである。

生物的特徴[編集]

アルゼンチノサウルスの生態復元想像図

発見されているのは脊椎骨脛骨、不完全な肋骨仙骨など一部のみである。1個の脊椎骨だけで長さが130cmほど、脛骨は155cmほどある。これらのデータから全長は約35 - 45メートル(比較資料:1 E1 m)、体重は約90 - 110tあったと見積もられている。脊椎骨の大きな突起には巨大な筋肉が付着していたものと見られる。本種を「存在可能な最大級の恐竜であろう」と考える学者もいる。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 【原記載】Bonaparte, J.F. and Coria, R.A. 1993. Un neuvo y gigantesco Saurópodo Titanosaurio de la Formación Río Limay (Albiano-Cenomaniano) de la Provincia del Neuquén, Argentina. Ameghiniana 30 : 271-282.(原文スペイン語)英訳あり

外部リンク[編集]