アルコRSD-1形ディーゼル機関車

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アルコRSD-1
RSD-1.jpg
テネシー・バレー鉄道博物館(en:Tennessee Valley Railroad Museum、TVRM)で保存されているRSD-1。同館は本形式を2両保存している。
基本情報
動力方式 電気式ディーゼル
製造所 アメリカン・ロコモティブ
製造日 1942年11月 - 1946年5月
総製造数 200両
主要諸元
軸配置(アメリカ式) C-C
全長 55フィート53/4インチ (16.91 m)
全幅 10フィート (3.05 m)
全高 14フィート5インチ (4.39 m)
総重量 24万7,500ポンド (112.3 t)
燃料容量 1,000米液量ガロン (3,800 l)
主動力 ALCO 539T型 (156.778cc) 1基
エンジン回転数 740 rpm
エンジン形式 4ストロークディーゼルエンジン
気筒 直列6気筒
動力伝達方式 直流発電機・直流駆動用モーター
最高速度 65 mph (105 km/h)
出力 1,000馬力 (750 kW)
引張力 40,425重量ポンド (179.82kN)
経歴

アルコRSD-1は、アメリカン・ロコモティブ(アルコ)が製造した車軸配置C-Cの電気式ディーゼル機関車である。製造名義はAlco-GEであり、車体はアルコが、電装品はゼネラル・エレクトリック(GE)が製造を担当した。

解説[編集]

支線用の多目的機関車として製造されたRS-1をベースに、軸配置をB-BからC-Cとしたものである。動軸数が4軸から6軸へと増えたことにより、低速での牽引力の増加と軸重の低減を果たした。

3つの設計記号(スペック・ナンバーと称する)があり、E1645E1646第二次世界大戦時にアメリカ陸軍の要請により製造されたものであり、E1641は戦後にメキシコ国鉄の発注で製造したものである。

米国国外での投入実績[編集]

サンクトペテルブルクのバーシャフスキー駅で保存されているДа20形。

第二次世界大戦当時、主力艦ティルピッツ率いるドイツ海軍ドイツ空軍ソビエト連邦の補給路であるムルマンスク港への海上輸送を脅威に晒していた。この輸送経路はソ連の生命線であったため、その対策としてイラン縦貫鉄道をソ連へ延伸した。その作業にはアメリカが関わったので、イラン縦貫鉄道は米軍が使用していた本形式を導入した。ロシア、米軍での使用を含め、144両がこの目的のために製造された。

ソ連に渡った本形式は70両に上り、現地ではДа20形とされて戦後も使用され続け、その後、ソ連は本形式を基礎とした機関車を6,000両以上製造した。

新製時の所有者[編集]

鉄道 両数 ロードナンバー 備考
設計記号:E1645
アメリカ陸軍
44
8013-8056
設計記号:E1646
アメリカ陸軍
50
8600-8649 ソビエト鉄道 Да20-1 to Да20-50
アメリカ陸軍
30
8650-8679
アメリカ陸軍
20
8680-8699 ソビエト鉄道 Да20-51 to Да20-70
設計記号:E1641
メキシコ国鉄
6
5700-5705

関連項目[編集]

外部リンク[編集]