アリーナ (兵器)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
アリーナ
ARENA APS
Arena Active Protection System
製造国: ロシア
設計: Kolomna-based Engineering Design Bureau (KBM)
設計年: 1993年[1]
機能: 戦闘車両における経空攻撃からの自衛
誘導: ドップラー・レーダー
重量: 1,100kg
射程: 最大50m
単価: 約300,000米ドル
派生型 ARENA-E (輸出用)
ロシア製のAPS アリーナの動作概念図
1. 防御弾格納筒 2. レーダー 3. 防御弾の破裂 4. 飛来する対戦車誘導ミサイル 5. 探知波

アリーナ(Arena Active Protection System)は、自軍の装甲戦闘車両を敵の対戦車ミサイル等から守るためのアクティブ防護システムである。ロシアのKBM(コロムナを拠点とする工学設計局、Kolomna-based Engineering Design Bureau)で設計された。


目次

仕組み [編集]

この装置は、飛来する敵ミサイルをミリ波ドップラー・レーダーを使って探知する。探知後、直ちに防御用発射体を敵目標の上に撃ち出して、ごく短時間の時限起爆により破片を放射し敵ミサイルを無力化することができる。


射程 [編集]

防護範囲は、照準する方向に旋回された砲塔の前方200-270度の円弧状で、戦車の周囲およそ20-30mの範囲を護る。[2]

このシステムでは、多数の破片によって周囲が加害される。そのため、システムの起動時には、 付近の人員に対して避難するよう警戒信号が発せられる[3]


来歴 [編集]

アリ-ナは、1990年代のチェチェン共和国での戦闘で明らかとなったロシア製戦車の脆弱性に対応するため設計された[4]。 チェチェン紛争では、多くのロシア製の装甲車両とBTR-80がチェチェン兵士の発射する対戦車ミサイルとRPG(ロケット推進擲弾)の餌食となって倒された。


価格 [編集]

1両の装甲車両に搭載されるシステムの価格はおよそ300,000米ドルである。これは最初にT-80UM1 主力戦車に装備された。この輸出型は「ARENA-E」と呼ばれる[5]

出典・注記 [編集]

[ヘルプ]

外部リンク [編集]