アリス・リデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アリス・リデル(1859年、ルイス・キャロル撮影)
アリス・プレザンス・リデル(Alice Pleasance Liddell, 1852年5月4日 - 1934年11月15日または16日)はイギリスの人物。ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』の主人公アリスのモデルとして知られている。
一般的にアリスはいかにもヨーロッパ風の金髪碧眼で額を出したロングヘアのイメージが強いが、実際の彼女は黒髪のボブへアに彫りの深いオリエンタルな顔立ちである。前者のイメージが生まれた最大の理由は『不思議の国のアリス』の挿絵を担当したジョン・テニエルの挿絵による。モデルのアリスとの相違のためか、当初ルイス・キャロルは初期の挿絵を不満に感じていたらしい。
[編集] 略歴
- 1852年 - 王室の血を引く上流階級に生まれる。父親はオックスフォードのクライスト・チャーチ・カレッジの学生監ヘンリー・リデル。幸福な幼年時代を送る。
- 1862年 - 10歳の時に姉ロリーナ、妹イーディスと一緒に作家ルイス・キャロルとボートで川を遡った。この時、即興で話してもらった物語が後に『不思議の国のアリス』として発表された。
- 1880年 - 28歳で結婚。夫のレジナルド・ジャーヴィス・ハーグリーヴズは大地主で治安判事だった。3人の子供をもうける。
- 1932年 - 80歳の時にコロンビア大学から名誉文学博士の称号が授与された。
- 1934年 - 死去。
[編集] 関連作品
- 『リバーワールド』シリーズ(Riverworld ) - フィリップ・ホセ・ファーマーのSF小説。
- 『ドリーム・チャイルド』(Dreamchild) - 1985年のイギリス映画、ギャビン・ミラー監督。
- ドジソン先生(ルイス・キャロルの本名)とアリス・リデルの関係を、『不思議の国のアリス』の世界を交えて描いた作品。晩年のアリス(ハーグリーヴズ夫人)が主人公として登場する。回想に登場する少女時代のアリスを演じたアメリア・シャンクリーは黒髪のおかっぱで、実際のアリス・リデルに似ている。

