アリエテ級水雷艇

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アリエテ級水雷艇

ユッカ(旧バレストラ)
艦級概観
艦種 水雷艇
艦名 星座
前級 スピカ級水雷艇
次級 オルサ級水雷艇
性能諸元
排水量 :745 トン(基準)
:890 トン(満載)
全長 93.5 m
全幅 8.62 m
吃水 3.15 m
機関 形式不明重油専焼水管缶2基
+パーソンズギヤード・タービン2基2軸推進
最大出力 22,000 shp
最大速力 31.5 ノット
航続距離 16ノット/1,500 海里
30ノット/600 海里(重油:214トン)
乗員 150名
兵装 Models 1935 10cm(47口径)連装速射砲2基
Models 1935 2cm(65口径)連装機関砲3基
45cm水上3連装魚雷発射管2基
機雷爆雷28個(投下軌条2条)

アリエテ級水雷艇 ( Ariete Class Torpedo Boats ) とは、イタリア王立海軍が建造・保有した水雷艇のこと。

概要[編集]

「スピカ級水雷艇」の改良型として1942年度計画で42隻の建造が計画され、3箇所の造船所で発注されたが、1943年9月10日のイタリア王国の対連合国無条件降伏によって建造が中止され、結局起工できたのは16隻だけであり、イタリア海軍に引き渡されたのは、降伏の1か月前に竣工した1番艦の「アリエテ」のみであった。さまざまな建造段階にあった残りの艦はすべてドイツ軍に接収され、ドイツ軍の手によって13隻が完成にこぎつけ、ドイツ海軍艦艇として作戦任務に就きすべて戦没した。

アリエテおよび就役に至らなかった2隻は戦後ユーゴスラビアに引き渡されたが、その3隻、ドゥミトール(旧アリエテ)、ヴェレビット(旧フィオンダ、TA46)、ユッカ(旧バレストラ、TA47)のうちヴェレビットの建造は放棄された。ドゥミトールは1963年に、ユッカは1971年にそれぞれ除籍された。

「アリエテ級」は「スピカ級」よりも船幅が拡大され、より多くの武装を施せるようになった。

同型艦[編集]

  • アラバルダ→TA42 - 1943年3月24日起工、1944年5月7日進水、1944年9月27日就役。
  • アリエーテ - 1942年7月15日起工、1943年3月6日進水、1943年8月5日就役。
  • アルテューロ→TA24 - 1942年7月15日起工、1943年3月27日進水、1943年10月4日就役。
  • アウリガ→TA27 - 1942年7月15日起工、1943年4月15日進水、1943年12月28日就役。
  • バレストラ→TA47 - 1942年9月5日起工、未成状態でユーゴスラビアへ、1949年にユッカとして竣工。
  • ダーガ→TA39 - 1943年1月9日起工、1943年7月15日進水、1944年3月27日就役。
  • ドラゴーネ→TA30 - 1942年7月15日起工、1943年8月14日進水、1944年5月15日就役。
  • エリダーノ→TA29 - 1942年7月15日起工、1943年7月12日進水、1944年3月6日就役。
  • フィオンダ→TA46 - 1942年8月26日起工、未就役。
  • グラディオ→TA37 - 1943年1月9日起工、1943年6月15日進水、1944年1月8日就役。
  • ランチア→TA41 - 1943年3月24日起工、1944年5月7日進水、1944年9月7日就役。
  • プニャーレ→TA40 - 1943年1月9日起工、1943年8月1日進水、1944年10月17日就役。
  • リゲル→TA28 - 1942年7月15日起工、1943年5月22日進水、1944年1月23日就役。
  • スパーダ→TA38 - 1943年1月9日起工、1943年7月1日進水、1944年2月12日就役。
  • スピカ→TA45 - 1942年1月14日起工、1943年進水、1944年9月8日就役。
  • ステラ・ポラーレ→TA36 - 1942年4月1日起工、1943年7月11日進水、1944年1月15日就役。

関連項目[編集]