アランフエス

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'Aranjuez'

  


マドリード州
マドリード県
面積 189.1km²
標高 494m
人口 52,224人(2008年)
人口密度 276人/km²

40°02'N 03°37'W

アランフエスAranjuez)は、スペインの都市。スペイン中央のマドリード州南部に位置する。タホ川に沿って広がり、ハラマ川との合流点がある。首都マドリードから南に48km。

スペイン王室の宮殿と庭園が有名で、世界遺産にも登録されている。また、ロドリーゴの楽曲アランフエス協奏曲でもその名を知られる。

目次

[編集] 歴史

アランフエスの地名はバスク語由来という説がある。ラファエル・ラペサはバスク語の「アランツァ」(サンザシ)という説を示しているが[1]、「アラン」(谷または同音異義のプラム)かもしれない。アラビア語の「イブン・アランケジュ」(クルミの生える所)という説やラテン語の「アラ・ヨウィス」(ジュピター神殿)という説も唱えられている[2]。7世紀の文献には「アラウス」や「アランス」という名前で現れ、「アランスエケ」などと呼ばれた後に、15世紀に「アランフエス」に落ち着いた。

1085年アルフォンソ6世トレドを征服した後も、アランフエスはカスティーリャ王国とイスラム諸国の間で争奪が行われた。1178年に最終的に征服され、アランフエスはサンティアゴ騎士団に与えられた。15世紀末、カトリック両王によって王室の土地とされた。1561年フェリペ2世の命により宮殿の建築が始まった。18世紀のフェルナンド6世によってアランフエス市が生まれたが、当時に住んでいたのは宮廷関係者だけであった。

1808年、宰相ゴドイの支配に対してアランフエス暴動en)が発生した。これによってゴドイが失脚、カルロス4世が退位し、フェルナンド7世が即位するが、ナポレオンの介入によってジョゼフ・ボナパルトがスペイン王となった。

1851年、スペインで2番目となる鉄道(イチゴ列車と呼ばれる)がマドリード・アランフエス間に開通し、マドリードの近郊都市として産業が発展した。

[編集] 王宮と庭園

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アランフエスの文化的景観
スペイン

タホ川から見た王宮
タホ川から見た王宮
(英名) Aranjuez Cultural Landscape
(仏名) Paysage culturel d’Aranjuez
登録区分 文化遺産
登録基準 文化遺産(2)(4)
登録年 2001年
拡張年  
備考  
公式サイト ユネスコ本部(英語)
世界遺産テンプレートを使用しています
  

アランフエスの王宮(en)は、16世紀にフェリペ2世の命で建設が始められたものである。設計は、エル・エスコリアルと同じくフアン・バウティスタ・デ・トレドとフアン・デ・エレラによる。18世紀のフェルナンド6世の治世に完成し、カルロス3世によって拡張された。

王宮からタホ川に沿って広がる庭園(es)は、森や庭からなり、多くの泉や像で飾られている。王宮正面の「パルテレ庭園」、タホ川と人口の川に囲まれた「島の庭園」、タホ川に沿って延びる150haの「王子の庭園」などからなる。かつては王室の農業試験場でもあり、スペイン黄金時代に世界から集めた植物が栽培されていた。

[編集] 世界遺産

2001年、王宮と庭園を含む風景は「アランフエスの文化的景観」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。自然と人工物からなる景観が何百年も維持され発展してきたことが評価された。この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。

  • (2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
  • (4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。

[編集] ギャラリー

[編集] 交通

鉄道では、マドリードのアトーチャ駅から近郊路線C-3で45分。朝と夕方は10~20分おき、昼と夜は30分おきに電車がある。4月から10月まで、マドリードから観光用に19世紀の蒸気機関車「イチゴ列車」(es:Tren de la Fresa)が走っている。

マドリードとカディスを結ぶ高速道路A-4が通っている。

[編集] 姉妹都市

[編集] 参考文献

  1. ^ スペイン語版より:Historia de la Lengua Española, Rafael Lapesa, Editorial Gredos, Madrid, 9ª Edición, 1981, ISBN 84-249-0072-3
  2. ^ Historia de Aranjuez

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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