アラル

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アラル
Арал
干上がったかつての港
干上がったかつての港
座標 : 北緯46度47分 東経61度40分 / 北緯46.783度 東経61.667度 / 46.783; 61.667
人口
人口 (現在)
  域 39,000人
小アラル海とアラル市の位置
アラル郊外の朽ち果てた船

アラルカザフ語: Аралは、カザフスタン共和国南西部のクズロルダ州の小都市ロシア語名ではアラリスクАральск)と呼ばれる。人口は39,000人。トランス・アラル鉄道が通じている。

かつてはアラル海の北端の漁港で栄えた港町であり、近隣地帯への新鮮な魚の供給基地であった。

1960年以降、ソ連政府の綿花栽培のための大規模灌漑事業で、河川の流れが変わり、アラル市は干上がった。市からアラル海まで100kmも遠ざかる事態となった。2005年にダム(コカラル堤防)が完成、小アラル海の水位の上昇が見られ、現在は12km先まで急速に小アラル海の水位が回復している。2009年には市の6km先まで小アラル海が戻ってくると想定されており、市から運河を建設して、港町の姿を取り戻す計画である。

過去25年にわたって、町からアラル海が全く見えない事態が続いていることから、人口は減少、また乾燥しきった土地で化学物質を大量に含む砂嵐が頻発し、住民の健康被害も深刻である。現在でも高い失業率が続いている。

しかし、近年の水位回復に伴い、アラル海からの砂嵐が少なくなりつつあるため、住民の健康状態は回復傾向である。 また、アラル海の漁業も復興への道を歩んでいるため、失業率も今後改善すると思われる。