アラビア語版ウィキペディア

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アラビア語版ウィキペディアのロゴ

アラビア語版ウィキペディアアラビア語で執筆・編集されているウィキペディア2009年8月に記事の数は100,000を越えた。2013年12月には250,000記事を超えた。2013年12月10日現在250,150本の記事がある。

なお、pの発音が正則アラビア語には存在しないため、Wikipediaのアラビア語表記はbの音価を持つبに置き換えて"ويكيبيديا"と綴られ、綴りの上における読みは『ウィキビディア(Wikibidia)』になる。

デザイン[編集]

多くの言語のウィキペディアでは背景は水位表写真に無地であるが、アラビア語版ではアラベスクの柄が使用されている。

レイアウト[編集]

アラビア語は右から文章を読んでいくため、右から左に向かって文字を綴ると同時に全体のレイアウトを右寄せにするスタイルシートを読み込んで用いている。多くのウェブブラウザでは検索ボックスやナビゲーションなどが日本語版等の左から右に向かって書く言語のものとは左右逆に配置されたレイアウトとしてレンダリングされる。

このスタイルシートによって右から左に綴る処理が実装されている環境では上記のような表示となるが、日本語英語などの文字があると、その個所だけは左から右へと表示される。約物はどちらの言語でも用いられるため、たとえば「!」などの記号を含むアラビア語以外の文字列があると、意図しない表記になることがある。 ただしそれらの事象はウィキペディアに限らずアラビア語全体にいえることである。

システム面[編集]

システム面としては、文中にリンクを作った場合、そのリンクの直前に、単語に連結する前置詞などがあるときは、自動的にその語も含めてリンクアンカーが張られる。こうしたアラビア語の文節構造をサポートする機能がある一方で、項目名における定冠詞(名詞において、限定か非限定かを表すもの)やター・マルブータ(女性名詞の語尾に付加される文字)などの有無といった曖昧さはサポートされておらず、検索されたいくつかの項目からユーザーが自力で探さねばならない。さらに、特にアラビア語圏以外から入ってきた固有名詞などに顕著に見られるものとして、項目名にシャクル(アラビア語の母音記号)を含むものも問題にあげられる。シャクルの有無を曖昧検索でサポートしきれないため、初版執筆者の作った項目名の綴りがわからないと調べることが困難となるケースがある。

このほか、アラビア文字単語や文節内におけるその文字の位置によって字形が変化するという特徴を持つが、これには文字の基本形で入力してコンピュータ側でリアルタイムに字形変化処理を行う方法と、直接に変化した後の文字を入力する方法とがある。アラビア語圏における電子的な文書は長い間、この両者が混在してきた過去があり、現在でもなお続いている。Googleなどではそうしたデータ型の違いを吸収して検索する機能を持っているがMediaWikiには存在しない。このため、入力された項目および記事のデータ型が異なると検索が正常に機能しないという側面もある。

運営面[編集]

記事内容はまだまだ発展途上にあるといえる。記事の数こそ100,000を越えたが、スタブ記事が目立つ傾向にあり、記事の訂正は行われても、多くの場合は加筆の頻度が比較的少ない。2009年にAbuseFilterが導入されたことによって、一定の文字数を満たさないスタブが拒否され、その他の新規項目は管理者(21人)や経験がある利用者によってチェックされる。

メーンページには(الأحداث الجارية)最近の出来事、(اليوم هو...)今日の記念日、(مقالة مختارة)秀逸な記事、(صورة مختارة)秀逸な画像、(من ذاكرة ويكيبيديا)今日のできごとなどのコンテンツが提示されている。または(أسبوع الويكي「ウィキの週」と言うプロジェクトがメインページに毎週違うテーマを上げていて、掲示されたテーマについて多くの利用者を集めて編集する。

ナビゲーション・ポップアップガジェットが利用され、またはHotCatと言うスクリプトによってカテゴリが半自動的に速やかに入れられる。2009年にはFlaggedRevが導入されたことによって、記事の品質や荒らし対策も高まりつつある。

一方でウェブサイトとしての治安は比較的良好である。そもそもの執筆者人口が少なく、内容もまだ希薄という状態から利用者もそれほど多くないものと考えられる。アップロードされるファイルや画像も比較的少ないため、ファイルの管理がしっかりしており、著作権を侵害しているファイルは削除される。また、非アラビア語圏からのいたずらも少ないため、荒らされたり、トラブルの生じるケース自体が少ないといえる。

外部リンク[編集]