アラステア・フォザーギル

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2009年4月、映画『アース』のプレミア上映におけるアラステア・フォザーギル(左)と、共同監督のマーク・リンフィールド (右)。

アラステア・フォザーギル(Alastair Fothergill、1960年4月10日 - )は、テレビ番組や映画作品で自然ドキュメンタリー (nature documentary) を手がける、イギリスドキュメンタリー映像プロデューサー。プロデューサーとして、たくさんの賞を受賞したテレビ・シリーズ『The Blue Planet』(2001年)や『Planet Earth』(2006年)を手がけ、映画『Deep Blue』(2003年)や『アース (Earth)』(2007年)では共同監督を務めた。

経歴[編集]

ロンドンに生まれたフォザーギルは、ハーロー校に学んだ。ダラム大学ではセント・クスバーツ・ソサイエティ (St Cuthbert's Society) で動物学を学び、学生時代に最初の映画『On the Okavango』(「the Okavango」は、アフリカ大陸南西部の内陸河川オカヴァンゴ川)を制作した。1983年、フォザーギルはBBCの自然史ユニットに加わり、以降『The Really Wild Show』、『Wildlife on One』、デイビッド・アッテンボローの『The Trials of Life』などの番組制作に参加した。1992年にはユニット代表となり、在任期間中には多くの賞を受賞したアッテンボローのシリーズ『Life in the Freezer』のプロデューサーも務めた。

1996年には、王立地理学会からチェリー・キアトン・メダル賞 (Cherry Kearton Medal and Award) を授与された[1]

1998年6月、フォザーギルは、ユニット代表から退き、やはり多くの賞を受賞することになったシリーズ『The Blue Planet』のプロデューサーとしての仕事に専念するようになった。続けて取り組んだ大きな作品である『Planet Earth』は、2006年に完成した。

その後は、『フローズン プラネット (Frozen Planet)』の制作統括(エグゼクティブ・プロデューサー)などを務めた。

フォザーギルは、自らプレゼンターとしてテレビ番組に出演することもあり(『The Abyss』など)、著書も3冊刊行している。

2008年2月11日には、イベント「平和のための映画 (Cinema for Peace)」において、BMWから「クリーン・エネルギー賞」を受賞した。

2008年、フォザーギルは、新たに設立されたディズニーネイチャー (Disneynature) と複数の映画制作契約を結び、毎年半年はBBCを休職して、独立プロデューサーとしてドキュエンタリー映画の制作に取り組んでいる。この契約によって発表された映画は、『African Cats』(2011年)、『Chimpanzee』(2012年)、『Bears』(2014年)であり、それぞれキース・スコーリー (Keith Scholey) やマーク・リンフィールド (Mark Linfield) が共同監督として参加している。

2012年王立地理学会は、地球環境問題への理解を広めた功績により、フォザーギルに金メダル(パトロンズ・メダル)を授与した[2]

現在、フォザーギルは、ブリストルで、妻のメリンダ (Melinda) とふたりの息子たち、ハミシュ (Hamish) とウィリアム (William) とともに住んでいる。

映画・テレビ番組[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Medals and Awards”. Royal Geographical Society. 2013年9月28日閲覧。
  2. ^ 2012 medals and awards”. Royal Geographical Society. 2014年4月4日閲覧。

外部リンク[編集]