アラジン (映画)
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『アラジン』(原題:Aladdin)は、1992年にディズニーが製作したアニメーション映画である。日本での公開は1993年8月。
続編としてOVAも数本発売され、テレビアニメともなった。
上映時間90分。
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[編集] 概要
『千夜一夜物語』の『アラジンと魔法のランプ』を元にしている。また、魔法のじゅうたんで世界中を旅するときに流れる曲『ホール・ニュー・ワールド』(A Whole New World)でアカデミー歌曲賞を受賞した。
アメリカでは1993年の年間ビデオ販売数で2400万本を出荷し年間1位の売上となり[1]、日本ではセルビデオで220万本を出荷し歴代1位の売り上げとなった[2]。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
[編集] ストーリー
砂漠の都市アグラバーに、貧しくも清らかな心を持った青年アラジンが住んでいた。ある日、宮殿を抜け出した王女ジャスミンと出会い心を通わせるが、アラジンは捕まえられて牢屋に入れられてしまう。そこに老人が現れ、助けるかわりに魔法の洞窟の奥にあるランプを取ってこいという。魔法の洞窟で不思議なランプを手に入れたアラジン。そのランプを擦ると中から魔人ジーニーが現れた。彼はアラジンに、三つの願い事を叶えてやると言うのだが……。
[編集] 登場キャラクター
- アラジン
- 主人公。アグラバーの町に住む青年。非常に貧しく、泥棒をしながらでないと生きていけないような生活を送っているが、いつかお城に住みたいという大きな夢を持つ。また、貧しい子供がおなかをすかせているのを見ると、自分のなけなしの食べ物も与える優しい心も持っている。悪徳右大臣ジャファーとの対決を境に自分に正直になり、王女ジャスミンとめでたく結ばれる。
- ジャファーとの対決後、サルタン(国王)から国務大臣に任命されるが、その後も宝探しに出かけては盗賊から宝を盗み、貧しい人々に分け与える生活を送っていた。
- 父のカシームは盗賊王で、アラジンが幼い時に生き別れたが、結婚式当日に再会する。
- ジャスミン
- ヒロイン。アグラバーの美しい王女。王宮での退屈な生活に嫌気がさし、宮殿を抜け出したところでアラジンと出会い、彼の純粋な心に惹かれるようになる。父のサルタンからは王子と結婚するように言われ続けていたが、アラジンがサルタンに認められたことでアラジンと結婚する。
- ジャスミンが普段着ている衣装は後にディズニーのアニメ作品であるガーゴイルズのコミック版のサイラゴ率いるクローンガーゴイル軍団にゴライアスが追い詰められるエピソードでエリサ・マーザの衣装に流用されている。
- ランプの青いジン。ランプをこすって自分を起こした人間を主人とし、人を殺すこと・恋愛関係のこと・死んだ人を生き返らせること以外なら3つまで主人の願いを叶える。緑色の体をした彼女がいるが、只今遠距離恋愛中らしい。当初は、紫で描かれる予定だった。
- じゅうたん
- アラジンが魔法の洞窟で見つけた魔法のじゅうたん。人を乗せて空を飛ぶことができる。言葉は話せず表情もないが、感情表現は豊か。
- アブー
- サルタン
- アグラバーの国王。王子として現れたアラジンをいたく気に入る。
- ジャファー
- アグラバーの町の右大臣。長身で、黒や、暗い赤と他のムーディな色の緩やかな長い服に本人を表現している。ペットのイアーゴは手下であり、相棒でもある。
- 知能は極端に高く、大臣就任時から王国の支配を企んでいた。本作では、イアーゴの案でジャスミンとの結婚を企んだり、ライバルのアラジンを殺すためにジーニーの権限を悪用しようとするが失敗。最後はアラジンの策略にはまり、魔法のランプに閉じ込められてしまう。
- 続編の『アラジン ジャファーの逆襲』では、レッド・ジーニーとなり、ケチな盗賊アビス・マルによってランプから解放される。しかし、アビス・マルが主人となったため、達者な口回りでうまく騙し、アラジンのいるアグラバーへ向かう。しかし、ジーニーの掟である、「殺人は出来ない」「主人が願わなければ自由にはなれない」ことにひっかかり滅ぼされる。
- イアーゴ
- ジャファーの相棒のオウム。口が悪く、よく毒舌をこぼす。悪知恵も働くようで、ジャファーはうるさがりつつも絶対の信頼を寄せている。
- 『ジャファーの逆襲』では、ジャファーから自立し、アラジンと共に復活したジャファーを倒す。
- その後は、盗賊王にしてアラジンの父親であるカシームと旅に出た。
- TVシリーズではサンドラという恋人ができて、かなりラブラブである。
- ラジャー
- ジャスミンのペットの虎。
[編集] 声の出演
- アラジン
- ジャスミン
- ジーニー
- 声:ロビン・ウィリアムズ(第1作、『盗賊王の伝説』)、ダン・カステラネタ(『ジャファーの逆襲』、TVシリーズ~)
- 吹き替え:山寺宏一
- ジャファー
- 声:ジョナサン・フリーマン
- 吹き替え:宝田明
- イアーゴ
- サルタン
- 声:ダグラス・シール、ヴァル・ベッティン(『ジャファーの逆襲』~)
- 吹き替え:あずさ欣平
- アブー
- ペドラー
- 衛兵隊長ラズール
- 吹き替え:屋良有作
- 衛兵隊ファーザス
- 吹き替え:八代駿(『ジャファーの逆襲』~『盗賊王の伝説』)
[編集] スタッフ
- 製作・監督:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ
- 脚本:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ、テッド・エリオット、テリー・ロッシオ
- オリジナル作曲:アラン・メンケン(『ホール・ニュー・ワールド』でアカデミー賞を受賞)
- プロダクション・デザイン:R.S.ヴァンダー・ヴェンデ
- 美術監督:ビル・パーキンス
[編集] 主題歌
ピーボ・ブライソンとレジーナ・ベル(Regina Belle)のデュエット曲『ホール・ニュー・ワールド』(A Whole New World)。全米No.1ヒット、アカデミー賞最優秀主題歌賞やグラミー賞ソング・オブ・ザ・イヤー等を受賞。
2006年、倖田來未がオリジナル歌手のピーボ・ブライソンと共にカバーした。
[編集] 問題点
オープニングソング『アラビアン・ナイト』(Arabian Nights)の歌詞に、アラブ系に対する偏見と取れる表現があることがアラブ系アメリカ人反差別会議(American-Arab Anti-Discrimination Committee)に指摘され、1993年6月に歌詞の一部が差し替えられた。
[編集] 関連作品
過去のディズニー作品の登場人物が度々、作品中に顔を見せる。
- アラジンがジーニーを自由にするという約束をしたときに、ジーニーの頭がピノキオに変わる。
- ジーニーが料理本をめくっているシーンで、『リトル・マーメイド』のセバスチャンがシーンに現れ、「Under The Sea(アンダー・ザ・シー)」が流れる。
- 国王陛下の人形コレクションの1つに『美女と野獣』の中の野獣がある。
- アラジンとジャスミンが空飛ぶじゅうたんで世界中を回るとき、後半の林の木がミッキーマウスのシルエットになっている。
- 最後のシーンでジーニーが旅に出るときに、グーフィーの帽子を被る。
- アラジン ジャファーの逆襲
- 本作の続編。
[編集] 挿入歌
アラビアン・ナイト(Arabian Nights)
フレンド・ライク・ミー(Friend Like Me)
アリ王子のお通り(Prince Ali)
ア・ホール・ニュー・ワールド(A Whole New World)
[編集] ゲーム
本作を題材としたゲームが2作発売されている。一つ目はカプコン製作のものでスーパーファミコン用、もう一つ目はメガドライブ用で、こちらはスーパーファミコン版以上の滑らかな動きを実現していたり、アラジンが剣を装備しているなどの違いがある。 キングダムハーツシリーズにも登場する。
[編集] 脚注
- ^ 「ブエナ・ビスタ発売のビデオ 『キツネと犬』快調」『日経産業新聞』1994年4月6日付、7面。
- ^ 「ブエナ・ビスタ 「アラジン」220万本 「白雪姫」は180万本」『日経産業新聞』1995年1月23日 付、7面。

