アメリカ海軍作戦部長

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海軍作戦部長旗

アメリカ海軍作戦部長(-かいぐんさくせんぶちょう、Chief of Naval Operations 、略称CNO)は、アメリカ海軍において軍人が任命される最高位の職位(いわゆる制服組のトップ)である。

海軍作戦部長の職は設置以来、大将が充てられるポストとなっている。また、海軍の制服組トップであるが、統合参謀本部のメンバーでもあるため、陸軍参謀総長空軍参謀総長海兵隊総司令官と同様に作戦指揮権は有していない。

任期は1期につき2年だが、2期4年以上務めた例が多い。現在の海軍作戦部長は、ジョナサン・グリーナート大将(2011年9月23日 - )である。

近年、慣習訳である海軍作戦部長以外に海軍作戦総長[1][2]との表記が見られる。これついては、海軍作戦部長では単なる部局の長のようにみえてしまうが、海軍作戦総長であれば、同じく統合参謀本部の構成員である陸軍参謀総長および空軍参謀総長と釣り合うとしている[3]

歴代海軍作戦部長[編集]

氏名 写真 階級 在任期間 出身校 前職 後職 バックグラウンド 備考
着任 退任
1 ウィリアム・シェパード・ベンソン William S. Benson.jpg 海軍少将(在任中に大将に昇進) 1915年5月11日 1919年9月25日 海軍兵学校 フィラデルフィア海軍工廠 合衆国船舶委員会委員長 水上艦乗組員
2 ロバート・クーンツ Robert E. Coontz.jpg 海軍大将 1919年11月1日 1923年7月21日 海軍兵学校 大西洋艦隊戦闘部隊司令官 合衆国艦隊司令長官 水上艦乗組員
3 エドワード・エバール Edward Walter Eberle.jpg 海軍大将 1923年7月21日 1927年11月14日 海軍兵学校 太平洋艦隊司令長官 合衆国海軍評議員 水上艦乗組員
4 チャールズ・ヒューズ Charles Frederick Hughes.jpg 海軍大将 1927年11月14日 1930年9月17日 海軍兵学校 戦闘艦隊司令長官 水上艦乗組員
5 ウィリアム・プラット William Veazie Pratt.jpg 海軍大将 1930年9月17日 1933年6月30日 海軍兵学校 合衆国艦隊司令長官 水上艦乗組員
6 ウィリアム・スタンドレイ William H Standley.jpg 海軍大将 1933年7月1日 1937年1月1日 海軍兵学校 合衆国艦隊戦闘集団司令官 ソビエト連邦大使 水上艦乗組員
7 ウィリアム・リーヒ William Leahy cropped.jpg 海軍大将 1937年1月2日 1939年8月1日 海軍兵学校 合衆国艦隊戦闘集団司令官 プエルトリコ総督 水上艦乗組員
8 ハロルド・スターク Harold Rainsford Stark.jpg 海軍大将 1939年8月1日 1942年3月2日 海軍兵学校 合衆国艦隊戦闘集団巡洋艦部隊司令官 在欧合衆国海軍司令官 水上艦乗組員
9 アーネスト・キング FADM Ernest J. King.jpg 海軍大将(在任中に元帥に昇進) 1942年3月2日 1945年12月15日 海軍兵学校 合衆国艦隊司令長官 飛行士 海軍作戦部長在任中も合衆国艦隊司令長官を兼任。
10 チェスター・ニミッツ Fleet Admiral Chester W. Nimitz portrait.jpg 海軍元帥 1945年12月15日 1947年12月15日 海軍兵学校 太平洋艦隊司令長官 潜水艦乗組員
11 ルイス・デンフェルド Louis E. Denfeld - Project Gutenberg etext 20587.jpg 海軍大将 1947年12月15日 1949年11月2日 海軍兵学校 マーシャル諸島カロリン諸島およびマリアナ諸島軍政長官 水上艦乗組員 提督たちの反乱」の責任を問われ、更迭される。
12 フォレスト・シャーマン Forrest P SHerman.jpg 海軍大将 1949年11月2日 1951年7月22日 海軍兵学校 第6任務艦隊司令官 飛行士 在任中に心臓発作で死去。
13 ウィリアム・フェクテラー William Fechteler.jpg 海軍大将 1951年8月16日 1953年8月17日 海軍兵学校 大西洋軍総司令官兼大西洋艦隊司令長官 NATO南ヨーロッパ連合軍最高司令官 水上艦乗組員
14 ロバート・カーニー Robert Bostwick Carney.jpg 海軍大将 1953年8月17日 1955年8月17日 海軍兵学校 NATO南ヨーロッパ連合軍最高司令官 水上艦乗組員
15 アーレイ・バーク Arleigh Burke 1951.jpg 海軍大将 1955年8月17日 1961年8月1日 海軍兵学校 大西洋艦隊駆逐艦部隊司令官 水上艦乗組員 在任期間は史上最長の3期6年にわたる。
16 ジョージ・アンダーソン・ジュニア Georgewandersonjr(big).gif 海軍大将 1961年8月1日 1963年8月1日 海軍兵学校 第6艦隊司令官 ポルトガル大使 飛行士
17 デヴィッド・マクドナルド David L McDonald.jpg 海軍大将 1963年8月1日 1967年8月1日 海軍兵学校 在欧合衆国海軍司令官兼東大西洋・地中海合衆国海軍司令官兼東大西洋合衆国軍司令官 飛行士
18 トーマス・モーラー ADM Thomas Moorer.JPG 海軍大将 1967年8月1日 1970年7月1日 海軍兵学校 大西洋軍総司令官兼大西洋艦隊司令長官兼NATO大西洋連合軍最高司令官 統合参謀本部議長 飛行士
19 エルモ・ズムウォルト・ジュニア Elmo Zumwalt.jpg 海軍大将 1970年7月1日 1974年6月29日 海軍兵学校 ベトナム派遣海軍司令官 水上艦乗組員
20 ジェームズ・ホロウェイ3世 James Holloway III.jpg 海軍大将 1974年6月29日 1978年7月1日 海軍兵学校 第7艦隊司令官 飛行士
21 トーマス・ヘイワード ThomasBHayward.jpg 海軍大将 1978年7月1日 1982年6月30日 海軍兵学校 太平洋艦隊司令長官 飛行士
22 ジェームズ・ワトキンス Admiral James Watkins, official military photo.JPEG 海軍大将 1982年6月30日 1986年6月30日 海軍兵学校 太平洋艦隊司令長官 エネルギー長官 潜水艦乗組員
23 カーライル・トロスト Admiral Carlisle Trost, official military photo.JPEG 海軍大将 1986年7月1日 1990年6月29日 海軍兵学校 大西洋軍副総司令官兼大西洋艦隊司令長官 潜水艦乗組員
24 フランク・ケルソー2世 Admiral Frank Kelso, official military photo.JPEG 海軍大将 1990年6月29日 1994年4月23日 海軍兵学校 大西洋軍総司令官兼NATO大西洋連合軍最高司令官 潜水艦乗組員 1993年1月2日から7月21日にかけて、海軍長官代行を兼任。
25 ジェレミー・ボーダ Jeremy M. Boorda.jpg 海軍大将 1994年4月23日 1996年5月16日 ロードアイランド大学(OCS) 在欧合衆国海軍司令官兼東大西洋合衆国軍司令官兼NATO南ヨーロッパ連合軍最高司令官 水上艦乗組員 在任中に自殺。
26 ジェイ・L・ジョンソン Admiral Jay Johnson, official military photo.JPEG 海軍大将 1996年8月2日 2000年7月21日 海軍兵学校 海軍作戦副部長 飛行士 ボーダの自殺後は副部長職のまま8月まで職務代行
27 ヴァーン・クラーク VernClark.jpg 海軍大将 2000年7月21日 2005年7月22日 アーカンソー大学(OCS) 大西洋艦隊司令長官 水上艦乗組員
28 マイケル・マレン Admiral Michael Mullen, official Navy photograph.jpg 海軍大将 2005年7月22日 2007年9月29日 海軍兵学校 在欧合衆国海軍司令官兼NATOナポリ連合統合軍司令官 統合参謀本部議長 水上艦乗組員
29 ゲイリー・ラフヘッド ADM Gary Roughead CNO.jpg 海軍大将 2007年9月29日 2011年9月23日 海軍兵学校 艦隊総軍司令官 退役 水上艦乗組員
30 ジョナサン・グリーナート Admiral Jonathan W. Greenert (CNO).jpg 海軍大将 2011年9月23日 在任中 海軍兵学校 海軍作戦副部長 潜水艦乗組員

脚注[編集]

  1. ^ 『世界の艦船』2013年2月号、P130、「アメリカ海軍の組織/編成と基地」野木恵一。
  2. ^ 『軍事研究』2013年2月号、P131、「新旧交代の主力戦闘機:F/A-18からF-35時代へ」河津幸英。
  3. ^ 『世界の艦船』2013年2月号、野木恵一の記事中に記載。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]