アベフトシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
アベフトシ
基本情報
出生名 安部 太
出生 1966年12月16日
出身地 日本の旗 日本 広島県広島市
死没 2009年7月22日(満42歳没)
血液型 A型
学歴 広島工業大学高等学校卒業
ジャンル パブロック
ガレージロック
ブルースロック
パンク・ロック
ロカビリー
職業 ギタリスト
担当楽器 ギター
活動期間 1994年 - 2003年
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
2004年 - 2006年
KOOLOGI
2006年
(CARRIE)
レーベル 日本コロムビア
1996年 - 2002年
ユニバーサルシグマ
(2002年 - 2003年)
事務所 BAD MUSIC GROUP
TRIPPIN' ELEPHANT RECORDS
base
共同作業者 STRAWBERRY JEAN
thee michelle gun elephant
KOOLOGI
CARRIE
公式サイト rockin' blues.com

ジョニー・キッド&ザ・パイレーツ
ドクター・フィールグッドほか

アベ フトシ(本名:安部 太、1966年12月16日 - 2009年7月22日[1])は、日本ギタリストロックバンドTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTギタリストとして活動していた。広島市中区江波出身[2][3]広島工業大学高等学校卒業。身長187cm。血液型A型。

経歴[編集]

  • バンド、STRAWBERRY JEANのメンバーとして活動。インディーズで音源を幾つか発表するが、音楽性の違いにより脱退。
  • 1994年
    • 知人の紹介でTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTに加入。
    • 7月9日、下北沢屋根裏にてワンマンライブ。チケットは完売であった。
  • 1996年
  • 2003年
    • 10月11日、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT解散。
  • 2004年
    • THEE MICHELLE GUN ELEPHANT解散後、元SNAIL RAMPのAKIOのソロプロジェクトKOOLOGIに参加。
  • 2006年
    • バンド、CARRIEに参加。2006年12月21日にCARRIE解散を発表。
  • 2008年
    • 9月15日、Sheena & The Rokketsの広島公演にてSpecialGuestとして5曲を演奏。
    • 晩年は故郷・広島に帰りペンキ屋として生計を立てていた。同郷の先輩・吉川晃司に東京に呼び出され、自身のライブへの参加を要請されるが泥酔していた二人は会談の席で殴り合いの喧嘩になる。翌日、アベは吉川に謝罪しオファーを快諾。12月29日〜31日の代々木第二体育館で行われた吉川晃司のライブに出演し、吉川を"アニキ"と呼び慕うまでに親睦を深めた。しかし、これがアベの生涯最後のライブ出演となった。[4]
  • 2009年

演奏・音楽性[編集]

  • 敬愛するミュージシャンはザ・クラッシュザ・フーザ・ドアーズダムドドクター・フィールグッドジミ・ヘンドリックス鮎川誠等。
  • パイレーツギタリストであるミック・グリーンドクター・フィールグッドギタリストであるウィルコ・ジョンソンに影響を受け、リフ主体の曲や3コード進行の曲を好んだ。上記の二人のスタイルをベースに、パンクやモッズのニュアンスを混ぜた様なギタースタイルであった。
  • カッティング奏法やフィードバックを駆使した演奏を得意とした。
  • ドラムのクハラカズユキに「どうなったらあんなにギターが上手くなるんだよ!」と言われていた。
  • 同じくカッティングを自身のギタースタイルの象徴としている布袋寅泰に、カッティングの精度を賞賛された。
  • THEE MICHELLE GUN ELEPHANT時代のインタビューにて「ミッシェルの曲は、曲が始まってから終わるまで俺のギターソロ」と発言していた。
  • ソロ中にフロントピックアップに切り替えてトーンを変えたり、スイッチング奏法を使ったりする。また、チョーキング、グリッサンドも力強く特徴的であった。
  • ピックは中指、人差し指、親指の三本で持つ。誰かに影響を受けたという訳ではなく、単純にピックが落ちないようにするため。
  • ライブにおいてエフェクターは一切使わない。レコーディングではwonder styleなどの楽曲で、ワウペダルなどのエフェクターを使用していた。
  • 「アコースティックギターは持っていない」と音楽雑誌のインタビューで発言していた。

その他[編集]

  • たまたま友人の家にあったギターに触れた事が、ギターを購入するきっかけとなった。
  • 最初にギターを持って弾いたコードはEmだった。
  • 寡黙で礼儀正しい。
  • グループ行動が苦手。運転免許を持っていなかった。
  • 187cmの長身ながら極端な痩せ型体型であり、黒を基調としたファッションを好む。「ELECTRIC」というロック系ブランドの服を好んで着ていた。
  • 1997年〜1998年に行われたTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのライブツアーにおいて、アベフトシの演奏を見たROCKIN'ON JAPAN編集長山崎洋一郎(当時)は「鬼。鬼がいた。」と評していた。解散特集の記事でも「日本のロックバンド史上、あれほどまでにロックに取り憑かれたギタリストは見たことがない」と評していた。
  • THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの曲はアベのギターから始まる曲が多いが、ライブではしばしばアベが曲順を間違えて始めてしまうことがあり、しかも本人は気付いていないため、他のメンバーは仕方なくアベに合わせて違う曲を演奏することがあったという。メンバーはアベに指摘しようにも「顔がイッちゃってる」ため間違いを指摘できず、また、アベ本人も「(みんなが)笑ってるから、俺かっこいい、決まったのかな」と思っていた。
  • ラストツアー『LAST HEAVEN TOUR』では、各会場の公演後に必ず「ありがとう」と感謝の気持ちを述べていた。

使用機材[編集]

ギター[編集]

メインギター、サブギター共にseen[注 1]製のテレキャスター・カスタムタイプを愛用。シャープなカッティングに反応する様にと、いずれのギターにも重めの木材をセレクトし、ネックは三角シェイプを好む。以下に挙げるテレキャスター以外には、グレッチ・シルバージェット[注 2]及びバーンズ製のギターを所有している。

  • seen製テレキャスタータイプ(黒のボディに黄色系の鼈甲柄ピックガード)
下記のテレキャスター・カスタムタイプのギターが製作される以前の極初期に使用していたメインギター。
アルダーボディ・ローズウッド指板、アルダーボディ・ハカランダ指板、アッシュボディ・ドクロ型インレイ入りローズウッド指板の3タイプをオーダーしている。
  • seen製テレキャスターカスタムタイプ(ナチュラルボディに黒ピックガード)
96年12月のハイタイムツアーよりメインになり、主に『Chicken Zombies』の頃に使用した初期のメインギター。
アウト・ブルーズ」や「ゲット・アップ・ルーシー」のPVでも用いられている。
ボディはアッシュ、メイプルネックにローズ指板。
フェンダー・テレキャスター・カスタムではネックのジョイントが3点止めだが、彼の使用するモデルでは4点止めとなっている。
ブリッジも、フェンダー製は3セクションのものだが、6セクションのものを採用している。
ピックアップはフロント・リア共にフェンダー製。
ピックアップセレクタースイッチが通常の「肩」の位置ではなく本来リアトーンのある位置に移設されており、本来フロントトーンの位置にあるツマミがマスタートーンになっている。
これらの仕様は彼の所有する他のテレキャスター・カスタム タイプのギターにもおおよそ共通である。
  • seen製テレキャスターカスタムタイプ(黒ボディに赤鼈甲柄ピックガード)
スモーキン・ビリー」や「G.W.D」などのPVでも用いられている、彼の代名詞とも言えるメインギター。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの4thアルバム『ギヤ・ブルーズ』の頃から使用し、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT解散後もKOOLOGI等で使用していた。
マスタートーンのノブは使用開始当時はヴォリュームつまみと同じハットノブだったが、途中からドクロ型のものに交換している。
  • seen製テレキャスターカスタムタイプ(黒ボディにホワイトパール柄ピックガード)
「暴かれた世界」のPVでも使用された後期のメインギター。
  • seen製テレキャスターデラックスタイプ&カスタムタイプ
2001年頃に製作されたデラックスタイプは、フロント・リアピックアップともにGibsonタイプのハムバッカーが搭載されている。
同時期に製作されたカスタムタイプは前述のカスタムタイプと異なり、フロントピックアップはシングルが搭載されている。

※過去にフェンダージャパンから上記のギターを模した「アベフトシモデル」が出ていたという情報があるが、該当機種はあくまでも通常ラインのテレキャスター・カスタムを基に、イケベ等のショップや神田商会がピックガード等ハードウェアの交換、配線、スイッチの位置等の変更を別注でカスタムしたモデルであり、正式な「アベフトシモデル」とではない。

ギターアンプ[編集]

エフェクターはほとんど使わず、基本的にギターとアンプのみで音作りをしている。

脚注[編集]

  1. ^ 公式サイトにて発表
  2. ^ 中国新聞、2009年7月23日、28面。
  3. ^ ROCKIN'ON JAPAN』2009年9月号 p.102
  4. ^ 「愚 日本一心」吉川晃司(角川マガジンズ)

注釈[編集]

  1. ^ seenは松下工房ブランド
  2. ^ グレッチ・シルバージェットに関しては世界の終わりのPVで使用が確認できる

外部リンク[編集]