アフターダーク (ドラァグ・クイーン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
アフターダーク
基本情報
出身地 スウェーデンの旗 スウェーデン
ジャンル ポップス
活動期間 1976年
レーベル Lionheart Records
公式サイト www.afterdark.se/
メンバー
クリステル・リンダル
ラッセ・フリンクマン

アフターダーク(After Dark)は、スウェーデンドラァグ・クイーンデュオ

メンバー[編集]

来歴[編集]

1976年、ロジャー・ジョンソン(Roger Jönsson)と共にストックホルムで「アフターダーク・クラブ」という名のナイトクラブを開店、同時にアフターダークとしてのグループを結成。以降、彼らはスウェーデンのLGBT文化においてメジャーとなった。デュオはスウェーデン国外でも成功をおさめ、これまでにバルセロナマドリードサンフランシスコでもライブを行っている[1]

2004年、毎年行われるスウェーデンの音楽祭「メロディーフェスティバル」に出場した。これは欧州放送連合に加盟するヨーロッパ各国の代表が参加する音楽コンテスト、ユーロビジョン・ソング・コンテストのスウェーデン代表者を決定する予選大会でもある。当時のアフターダークの楽曲「ラ・ドルチェ・ヴィタ(La dolce vita)」は最終夜まで勝ち残り、最終で3位という結果を残した。このシングル曲はスウェーデンのラジオでヒットとなり、スウェーデン国内の託児所でもよく流されていたという[2]。同年秋に、彼らはストックホルムのグローナルンド遊園地において、同名のドラァグ・ショーを設立している。

2007年2月14日には、イェーブレGävle)で行われたメロディーフェスティバル2007・セミファイナルのセミファイナル・4で、「(Åh) När ni tar saken i egna händerオー・ナ・ニー・ト・ショーケン・イー・エグナ・ヘンダー、大意は「あなた自身の手でそれを手に入れたとき」、英語:(Oh) When You Take It Into Your Own Hands)」を演奏した。この大会ではラウンド1とラウンド2の2回電話投票が行われ、彼らはラウンド1の投票後に5位の位置へついたが、ラウンド2の投票でも5位に終わり、決勝戦となるファイナルへ勝ち進むことはできなかった。この際、クリステルの以前のパートナーであったラッセは出演していない。

日本での知名度と歌詞のダブルミーニング[編集]

2007年のメロディーフェスティバルの模様は、日本の動画サイトでは「高らかにオナニー」の名称で紹介された。

この「(Åh) När ni tar saken i egna händer」という曲の始め(Åh När ni)は、早く話せば「オナニー」と聞こえてしまう(日本と同じく、スウェーデンでも自慰行為を「オナニー」という → ダブル・ミーニング)。

このほか日本語で、「ミッキーさんのようなプレイ」(rycker fram och gör allt själva)、「エロ陰茎勃つフレンド マスかきながら言う『新潟』」(Är det inget att skämmas För grannen gör nog likadant)、「産めねえわな 小五」(Upp med nävarna, kör hårt)などと全編にわたり空耳で聞こえることから今でも人気がある。

この歌はスウェーデン語の歌詞にも言葉遊びが多く、自慰行為を思わせる解釈をしてしまいそうな歌詞で満ちている。たとえば、「Tina, hon matar sig lugn. Hon pillar på knappen på sin varmluftsugn, glöm vispar och slevar här finns dip till tusen, använd fingret det gör susen」部分の大意は、「ティナ、彼女は飢えを満たす。彼女は自身のオーブンのボタンに触れる。ホイップ(鞭とも)と玉しゃくしを忘れても、ソースは多量にある、いつでも指を使える」となる。

この歌詞中に登場するティナとは、スウェーデンの料理番組に出演するティナ・ノルドストリョムのことであり、ほかにも歌詞中には日曜大工番組司会者マーティン・ティメル(Martin Timell)や自動車番組司会者ボッセ・アンデルソン(Bosse Andersson)、インテリア番組司会者エルンスト・キルクシュテーガー(Ernst Kirchsteiger)など数々の有名芸能人が登場し、彼ら彼女らが家で料理や車の整備(歌詞中にボルボ・アマゾンが登場する)、また小屋を建てていることを行っているとも、彼らが自宅で自慰行為を行っているともとれるダブルミーニングの歌詞が歌われているが、スウェーデンのタブロイド紙「アフトンブラーデット(Aftonbladet)」によると、名前の使用は全て彼らの承諾を経たものであるという[3]。曲のライブにおいても、彼ら本人がディスプレイに映像で出演している。

歌詞の大意は「テレビの有名人たちもあなたと同じように自慰行為を行っている。あなたも恥ずかしがらず、激しくやってみよう」というような内容である。曲の題名も、『(おお、)あなた自身の手でそれを手に入れたとき』とも、『オナニー、自身の手でそれを手に入れる』とも解釈可能である。クリステル・リンダルは、メロディーフェスティバル2004のおかげで『ラ・ドルチェ・ヴィタ』が子供らの間で人気が出たことから、この曲も子供の間で人気になり、「バスの中で子供が母親に『お母さん、わたし、あのオナニーって曲が歌いたい』とかしゃべったりすれば面白いだろうと思う」と語っている[3]。しかし一方で、メロディーフェスティバルのマネジャーは、この歌は「優雅で知的・上品に」歌われており、歌詞もDIYや「家の改装」に関するものであるという解釈がなされるべきだと語っている[3]

脚注[編集]

[ヘルプ]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]