アビームコンサルティング

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アビームコンサルティング株式会社
ABeam Consulting Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 100-0006
東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
丸の内永楽ビルディング
設立 1981年4月1日 (等松・トウシュロス コンサルティング株式会社)
業種 情報・通信業
代表者 代表取締役社長: 岩澤 俊典
資本金 62億円
売上高 連結:502億円
(2011年3月期、米国会計基準準拠)
従業員数 4,002名 (2012年4月1日現在、子会社含む)
決算期 毎年3月31日
主要株主 日本電気
主要子会社 アビームシステムズ株式会社
外部リンク http://jp.abeam.com/
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アビームコンサルティング株式会社は、日本コンサルティング会社。

概要[編集]

アジア発のグローバルコンサルティングファーム」を掲げる。

当初、1981年4月に等松・青木監査法人(現有限責任監査法人トーマツ)マネジメントサービス部門より独立、等松・トウシュロスコンサルティングとして設立された。その際に当時の世界ビッグ8の1つであったトウシュロスインターナショナル(現在のデロイト トウシュ トーマツ)に参加。その後デロイト・ハスキンズ・セルズコンサルティングとの合併、SAP専門コンサルティング子会社ICSトーマツの設立(その後本体吸収)、監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)のソフトウエア導入コンサルティング部門、およびマネジメントコンサルティング部門と統合、トーマツコンサルティング大阪の吸収などを経て、戦略・BPR・ITまでのフルサービスを提供可能なコンサルティングファームを形成する。

その後1997年に、会計事務所系ワールドファームであるデロイト トウシュ トーマツのコンサルティング部門であるデロイトコンサルティングに参加する。アウトソーシング事業を行うデロイトアウトソーシング株式会社を設立(その後本体吸収)、ブラザー工業の情報システム子会社を買収しデロイトシステムズ中部株式会社を設立(現在のアビームシステムズ)、伊藤忠商事あおぞら銀行と共にイデアキャピタル株式会社を設立、および住商情報システムとの合弁会社である株式会社エスシーエスデロイトテクノロジーを設立(その後本体吸収)。

その後エンロン事件を発端とした監査法人との関係性を整理するために、再度日本主導での独立を模索し、2003年に監査法人トーマツと資本関係を解消、デロイト トウシュ トーマツからも脱退し、同時にデロイトコンサルティンググループから離脱した台湾オフィスと共同で独立したコンサルティングファームを形成する。

2004年11月にNECと業務提携し、NECグループの一企業となった。自動車業界に特化した住商アビーム自動車総合研究所、M&Aに特化したアビームM&Aコンサルティングを設立する。

2009年4月に岩澤俊典が代表取締役社長に就任。

2011年2月にかつて独立系グローバルコンサルティングファームの1つであったベリングポイントの欧州拠点を引き継いだ、欧州を拠点とするコンサルティングファームであるベリングポイント社と提携。

社名は等松トウシュロス コンサルティング→トーマツ&デロイトコンサルティンググループ→トーマツデロイトコンサルティング→デロイトトーマツコンサルティング→ブラクストンと変遷し、2003年より現社名。なお、2008年7月より「旧トーマツ コンサルティング」が社名を「デロイト トーマツ コンサルティング」と変更したが、アビームコンサルティングと直接的な関係は無い。

特徴[編集]

「アビーム」という社名には「Asian Beam(アジアの光線・力)」という意味を持たせており、「アジア初・アジア発のグローバルコンサルティングファームとして、力強くあり続けること」への決意を表すとしている。また、「アビーム」とはセーリング用語で「横風を力に変えて進む」という意味を持ち、「最大限の推進力を持ってクライアントのビジネスを支える」という経営理念をも表す。 戦略からBPRシステム実装アウトソーシングまで一貫したサービスを提供するコンサルティングファームである。

ERP分野で特にSAPシステムの実装を多数実施してきており、国内で最多のSAP認定コンサルタントがいる。「SAP AWARD」を11年連続で受賞する[1]等、日本におけるERPシステム構築の実績が豊富であるため、海外からの問い合わせや提携案件も多い。

各種業界に特化したITソリューションサービスを得意としており、戦略・業務等の コンサルティング・サービス と システムインテグレーション(SI)サービス の両方ができるのが特徴である。そのため、クライアントには戦略検討や業務改革などの机上の仕事だけではなく、実際の業務運営やシステム開発(改造)等の現場のビジネス実務の検討まで対応させたいと考える現実主義・現場主義の企業が名を連ねている。 実務面の効果を強く意識している企業体質から、一部のサービスについては成果報酬などの制度も導入している。 昨今は アウトソーシング・サービス に力を入れており、ITアウトソーシング(ITO)以外にビジネスアウトソーシング(BPO)事業も手掛けている。システム開発・維持管理のための拠点を中国・マレーシア・北米等グローバルに展開しており、国際案件はヨーロッパのグローバルコンサルティングファームであるBearingPoint(ベリングポイント)と提携している。

特殊領域としてはスポーツ業界にも強みを持っており、2013年6月にはJリーグモンテディオ山形の運営パートナー企業となったほか、同年9月に同チームの運営法人として新たに設立される「株式会社モンテディオ山形」にも出資し大株主となる[2]。企業としてもヨットの日本代表チームをスポンサードする等の活動を行っている。

略歴[編集]

  • 1981年 4月 等松トウシュロスコンサルティング設立
  • 1993年 トーマツコンサルティングが分離独立
  • 1997年 4月 監査法人トーマツ(現 有限責任監査法人トーマツ)のマネジメントコンサルティング部門と統合し、社名をデロイトトーマツコンサルティングに変更
  • 1997年6月 デロイト トウシュ トーマツ および デロイトコンサルティングに参加
  • 2003年1月 監査法人トーマツとの資本関係を解消し、ブラクストン株式会社に社名を変更
  • 2003年3月 リクルートの人事管理システム構築事業を買収
  • 2003年4月 デロイトトウシュトーマツから脱退
  • 2003年11月 アビームコンサルティング株式会社に社名を変更
  • 2004年11月 NECとの業務提携
  • 2005年4月 アビームM&Aコンサルティングを設立
  • 2007年4月 子会社であったアビームシステムエンジニアリングと企業統合
  • 2011年 ベリングポイントとの業務提携
  • 2013年 本社を東京都千代田区丸の内へ移転
アジア
ヨーロッパ
北南米

組織[編集]

「サービスライン」と「インダストリー(業界)」の2つの軸がある。

主な出身者[編集]

書籍[編集]

  • 1回の会議・打ち合わせで必ず結論を出す技術 (東洋経済新報社 戦略事業部コンサルタント 斎藤 岳著)
  • 公的組織の経営改善ハンドブック(中央経済社
  • コンサルティング・ハンドブック(東洋経済新報社 デロイト・トーマツ時代に出版)
  • M&Aを成功に導くビジネスデューデリジェンスの実務(中央経済社 アビームM&Aコンサルティング編)
  • 地域金融論 ~リレバン恒久化と中小・地域金融機関の在り方~(アビームコンサルティング顧問の多胡秀人が執筆、社団法人 金融財政事業研究会)
  • マネジメント・ハンドブック(東洋経済新報社)
  • 脱「日本版PFI」のススメ ~リスク移転で解き明かすPFIの真の姿~ 日刊建設工業新聞社
  • 「PLM入門」[1] ISBN-10: 4820741543(戦略事業部コンサルタント 近藤敬著)

脚注[編集]

外部リンク[編集]