アバドン

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アバドン(上)と戦うクリスチャン ジョン・バニヤン天路歴程より.

アバドン(Abaddon)とは、『ヨハネの黙示録』に登場する奈落の王で、ヘブライ語で「破壊の場」「滅ぼす者」「奈落の底」を意味する。日本語では「アバドーン」とも表記される。

5番目の天使がラッパを吹く時に、「に似て金の冠をかぶり、翼との尾を持つ」姿での群れを率いる天使として現れ、人々に死さえ許されない5ヶ月間の苦しみを与えるという。蝗害が神格化されたものだと考えられている。

また奈落の主とも言われ、奈落の鍵を管理していて、千年の間サタンを閉じこめていた。

キリスト教などでは堕天使の一人とされ、ルシファーと同一視されることもある。

一般的には悪魔としてのイメージが強くサタンサマエルと同一視されることもある。また悪魔の支配階級としてではなく、底無しの穴、深淵などの同義語として使用されることもある。

ギリシャ語では「破壊者」を意味するアポリュオン(Apollyon) 、アポリオン(Apollion)アポルオン(Apollon)と呼ばれており、一説ではギリシア神話におけるアポローン(Apollon)が自ら打ち倒したピュートーンと同一視されることによって零落した姿とも言われている。

出典[編集]