アドリアーナ・カヴァレーロ

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アドリアーナ・カヴァレーロ(Adriana Cavarero, 1947年 - )は、イタリア政治哲学者ヴェローナ大学教授(政治哲学)。ニューヨーク大学の客員教授でもある。ピエモンテ州ブラ出身。

カヴァレーロは、古代から現代における哲学の研究、とりわけハンナ・アーレントの研究を通してその思想を形成しており、「ジェンダー」「セクシュアリティ」あるいは「身体」「語り」が、アイデンティティ主体の形成にどう作用するのかを考察している。

著作[編集]

  • 『書物のあいだで――プラトンにおける政治的弁証法』 Fra i libri: Dialettica politica in Platone (1974)
  • 『パルメニデスのヘーゲル的解釈』 L'interpretazione hegeliana di Pamenide((1984)
  • 『プラトンにもかかわらず』 Nonostante Platone (1990)
  • 『フィギュールのなかの身体』 Corpo in figure (1995)
  • 『わたしを見るあなた、わたしに語るあなた』 Tu che mi guardi, tu che mi racconti (1997)
  • 『もっと多くの声で――声による表現の哲学』 A più voci. Filosofia dell'espressione vocale (2003)

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