アドリアン・エルナンデス

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アドリアン・エルナンデス
基本情報
本名 アドリアン・エルナンデス
通称 El Confesor(聴罪司祭)
Big Bang(ビッグバン)
階級 ライトフライ級
身長 162cm
リーチ 163cm
国籍 メキシコの旗 メキシコ
誕生日 1986年1月10日(28歳)
出身地 トルーカ
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 32
勝ち 29
KO勝ち 18
敗け 2
引き分け 1
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アドリアン・エルナンデスAdrian Hernandez、男性、1986年1月10日 - )は、メキシコプロボクサー。第30代・第32代WBC世界ライトフライ級王者。トルーカ出身。メキシコ大手通信会社テルメックスの奨学生でもある。

練習でのトレーナーはジョニー・ゴンサレスファン・マヌエル・マルケスを指導しているイグナシオ・ベリスタイン(セコンドに就いたのはコンパヤック・ポープラムックとディセウ・カバルカの2戦だけ)の指導を受けているが、現在のトレーナーは第12代WBC世界スーパーフライ級王者ホセ・ルイス・ブエノと元世界3階級制覇王者ジェフ・フェネック。愛称はEl Confesor2013年1月12日からBig Bang(ビッグバン)。打撃が武器で打ち合いを好む。

来歴[編集]

2006年3月9日、プロデビュー。初回TKO勝ち。

2007年12月15日、オスカー・サツーニノとWBCアメリカ大陸ライトフライ級王座決定戦を行い、6回TKO勝ちを収め王座を獲得した。

2008年2月9日、ロデル・マヨールと対戦し4回KO勝ち。

同年3月8日、ヒルベルト・ケブ・バースWBCアメリカ大陸ライトフライ級タイトルマッチ、WBCインターコンチネンタルライトフライ級王座決定戦並びにNABF北米ライトフライ級タイトルマッチを行い、4回TKO勝ちを収めWBCアメリカ大陸ライトフライ級王座の初防衛に成功、WBCインターコンチネンタルライトフライ級王座の獲得に成功そしてNABF北米ライトフライ級王座の獲得に成功した。

2011年4月30日、ヒルベルト・ケブ・バースが持つWBC世界ライトフライ級王座に挑戦。3年振りに再戦し、11回開始10秒ドクターストップによるTKO勝ちで王座を獲得した。

同年9月24日、ギデオン・ブゼレジ(南アフリカ)と初防衛戦を行い、2回20秒KO勝ち。IBO世界ライトフライ級王座の獲得と同時に、WBC世界ライトフライ級王座の初防衛に成功した[1]

同年12月23日、バンコクの国王警護隊第11駐屯地内特設会場にて、ポンサクレック・ウォンジョンカムの前座で登場。WBC世界ライトフライ級3位コンパヤック・ポープラムックと対戦。公開採点では0-1のドローで打ち合いになるも、最後は左右ワンツーストレートでダウンを奪われカウントアウトで試合終了。10回2分31秒KO負け。王座から陥落した[2]

減量苦を理由に本来の階級であるフライ級に転向。トレーナーをプロデビューからずっと共にやてきたセサール・バサンから、メキシコの数多くの男子プロボクサーを世界王座に導いているイグナシオ・ベリスタインに変更。同時にプロモーターも変更し、フェルナンド・ベルトランが代表を務めるサンフェルに移籍。

2012年6月17日、メヒコ州テスココオズワルト・フェンテスと対戦し、1回2分51秒KO勝ちを収めた。

2012年7月27日、メキシコシティイバン・ディアスと対戦し、3-0の判定勝ちを収めた。

同年10月6日、トルーカにあるセントロ・デ・コンベンシオネスにてコンパヤック・ポープラムックWBC世界ライトフライ級王座返り咲きを賭け、リマッチに挑み序盤から打ち合い、3回にはワンツーで崩してボディアッパーでダウンを奪う。6回開始早々にアッパーから勢いよく攻めると、ボディ打ちから顔面に右フックを返してダウンを奪う。コンパヤックは起き上がるもレフェリーがふらついているのを見てストップ。6回23秒TKO勝ちで王座返り咲きに成功した[3]

2013年1月12日、トルーカにてWBC世界同級20位ディセウ・カバルカ(パナマ)と対戦し、終始粘るカバルカを右フックで何度もふらつかせて終始エルナンデスペースで進み、3-0の判定勝ちで王座返り咲き後初防衛に成功した[4]

2013年5月11日、ディポーティボ・アグスティン・ラモスにて、WBC同級7位で、WBCラテンアメリカライトフライ級王者ヤディアー・カルドサ(ニカラグア)と対戦し、右目が塞がりあわやドクターストップ寸前まで苦しめられたが中盤からペースを握って逆転。3-0の判定勝ちで2度目の防衛に成功した[5]

2013年8月31日、WBC同級12位角谷淳志(金沢)と対戦し、4回1分12秒TKO勝ちで3度目の防衛に成功した[6]。メキシコ・メキシコシティーの試合は序盤から激しい打ち合いになり、1回は角谷に、足が揃ったところでコンビネーションを当てられ先にダウンを奪われた。だが、4回は立て続けにダウンを奪い、3度立ち上がるもレフェリーが試合を止めた。テレビ解説のリカルド・ロペスは両者の健闘を称え、また会場から大きな拍手を浴びた。

2014年2月8日、WBC世界ミニマム級6位ジャニエル・リベラと対戦し、序盤から一方的に試合を支配し優勢に進めて、3回には右ロングフックでリベラの動きが止まり、最後は連打を浴びせてダウンに近い状態になったところでレフェリーがストップ。3回1分34秒TKO勝ちで4度目の防衛に成功した[7]

2014年4月6日に、2007年6月16日以来7年振り日本のリングへ登場し、東京都大田区大田区総合体育館にてプロ入り6戦目の井上尚弥(大橋)の挑戦を受けたが、試合は井上の強打に目の上を切って流血し、劣勢に立たされた第6ラウンド後半に井上が放った右のストレートを浴びてダウンを喫し、一度は立ち上がったものの戦意を喪失してレフェリーにストップされ、6ラウンド2分54秒TKO負けを喫して5度目の防衛に失敗、王座から陥落した[8][9]

獲得タイトル[編集]

脚注[編集]

  1. ^ アルセ、エルナンデスも防衛 メキシコの世界戦 ボクシングニュース「Box-on!」 2011年9月26日
  2. ^ 向井バッティングで負傷、初回47秒でドロー ボクシングニュース「Box-on!」 2011年12月24日閲覧
  3. ^ エルナンデス、コンパヤックを倒す ボクシングニュース「Box-on!」 2012年10月7日閲覧
  4. ^ エルナンデスが初防衛 WBC・L・フライ級 ボクシングニュース「Box-on!」 2013年1月13日閲覧
  5. ^ エルナンデス防衛果たすも苦戦認める ボクシングニュース「Box-on!」 2013年5月14日
  6. ^ 角谷、ダウン奪うも4回TKO負け ボクシングニュース「Box-on!」 2013年9月1日
  7. ^ エルナンデスがV4、リベラに圧勝 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年2月9日
  8. ^ 井上、史上3位タイのスピード世界王座 日刊スポーツ 2014年4月7日閲覧
  9. ^ 前王者 井上に脱帽「非常にスピードがあって上手にパンチをかわす」 スポーツニッポン 2014年4月7日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

前王者
ヒルベルト・ケブ・バース
第30代WBC世界ライトフライ級王者

2011年4月30日 - 2011年12月23日

次王者
コンパヤック・ポープラムック
前王者
コンパヤック・ポープラムック
第32代WBC世界ライトフライ級王者

2012年10月6日 - 2014年4月6日

次王者
井上尚弥