アドラブル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
アドラブル
Adorable
基本情報
出身地 イングランドの旗 イングランド コヴェントリー
ジャンル オルタナティヴ・ロック
シューゲイザー
ネオ・グラム
インディー・ロック
活動期間 1991年 - 1994年
レーベル クリエイション
メンバー
Piotr Fijalkowski - ボーカルギター
Robert Dillam - ギター
Stephen 'Wil' Williams - ベース
Kevin Gritton - ドラム

{{{Influences}}}

アドラブルAdorable)はイギリスコヴェントリー出身のロックバンド

来歴[編集]

前身のバンドThe Candy Thievesのギタリストの交代を受けてバンド名を変更、アドラブルとしての活動を開始する(メンバーは全員同じ大学の同級生)。地道なライブ活動の末、1992年クリエイションと契約。カーヴのツアーサポートを務めた後、同年5月に1stシングル「Sunshine Smile」をリリースし、UKインディーズ・チャートのトップを飾る。その後にリリースされた3枚のシングルも全てインディーズチャートのトップ5にランクイン。

ボーカルのPiotrはエコー&ザ・バニーメンに多大な影響を受けており、プレスでも度々バニーメンをリスペクトする旨の発言をしている[1]。その一方で当時雨後の筍のように現れては消えていったシューゲイザーバンド群に対して嫌悪感を表明してもいる[2]。また、Adorable(崇拝できる、愛らしい)というナルシスティックなバンド名や、自信過剰とも取れる歌詞や言動から、スウェードを始めとするネオ・グラムの一派として見られていた[3]

シューゲイザームーブメント末期の1993年3月に1stアルバム『Against Perfection』を発表。グランジニュー・ウェーヴなどからの影響を匂わせる内容だったが、全英70位という不本意な結果に終わる。リスナーからは「イアン・マッカロク(エコー&ザ・バニーメンのボーカル)が歌うハウス・オブ・ラヴ」などと冷たくあしらわれ、加えてブリットポップムーブメントの台頭(同時期にスウェードも1stアルバムをリリースしている)によりバンドへの向かい風は厳しいものだった。その後バンドはツアーでアメリカヨーロッパオーストラリア日本を回った。1994年9月に2ndアルバム『Fake』を発表。1stアルバムでの周囲の反応をものともせず、前作と同じ作風を貫いた結果全英チャート入りを逃す。次第にメンバーの仲とクリエイションとの関係も険悪になり、同年暮れにブリュッセルのステージ上で解散を発表。4年に満たない短い活動期間に幕を閉じた。

リスナーの手の平返しや、シューゲイザーブームに対する反動として出てきたにも関わらず自らもシューゲイザーという括りに一緒にされてしまった事、デビュー前はクリエイションの大型新人として期待されていたが、解散後はレーベル自身からバンドの存在自体が無かったかのように扱われるなど、シューゲイザーとブリットポップの狭間に飲み込まれた悲運のバンドと見る向きも少なくない[4]2008年、シューゲイザーを再評価する動きが高まる中、アルバム曲とアルバム未収録のシングル曲、B面曲を収録したベストアルバム『Footnotes: Best of 92-94』がリリースされ日本流通盤も発売されるなど、バンドのキャラクターを含め、現在に至るまで一部のシューゲイザーファンからのカルト的な支持を集めている。

作品[編集]

アルバム
  • Against Perfection (1993年)※廃盤
  • Fake (1994年)※廃盤
  • Footnotes: Best of 92-94 (2008年)
シングル
  • "Sunshine Smile" (1992年)
  • "I'll Be Your Saint" (1992年)
  • "Homeboy" (1992年)
  • "Sistine Chapel Ceiling" (1993年)
  • "Favourite Fallen Idol" (1993年)
  • "Kangaroo Court" (1994年)
  • "Vendetta" (1994年)

脚注[編集]

外部リンク[編集]