マツダ・アテンザ

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アテンザATENZA)は、マツダが製造・発売する乗用車である。日本国外向けの車名はMazda 6(マツダ 6)である 。カペラの事実上の後継である。

カペラ、クロノス時代を通して、ヨーロッパ、とりわけドイツでの評価が常に高いことも特徴のひとつである。

目次

[編集] 歴史

[編集] 初代 GGES/3S型(2002年-2008年)

マツダ・アテンザ(初代)
アテンザスポーツ
アテンザ01.jpg
Mazda6 セダン(豪州仕様)
2003Mazda6-McMillansLookout.jpg
アテンザスポーツワゴン
Mazda Atenza Sports Wagon.jpg
乗車定員 5名
ボディタイプ 4ドアセダン
5ドアハッチバック
5ドアステーションワゴン
エンジン LF-DE型 2.0L 直4 DOHC
L3-VE型 2.3L 直4 DOHC
L3-VDT型 2.3L 直4 DOHC ターボ
変速機 5速AT/6速MT
駆動方式 4WD/FF
サスペンション 前・ダブルウィッシュボーン
後・マルチリンク
全長 4,675mm - 4,695mm
全幅 1,780mm
全高 1,430mm-1,440mm
ホイールベース 2,675mm
車両重量 1,360kg - 1,530kg(AT車)
1,410kg - 1,550kg(MT車)
別名 欧州名Mazda6
先代 マツダ・カペラ(7代目)
-自動車のスペック表-

2002年5月20日に発表。マツダにとってはトリビュートが発表された2000年10月以来1年半ぶりの自社製新型車である。また、この系統で「カペラ」の名称を使用しないのは1994年クロノスが6代目カペラに置き換えられる際以来の8年ぶりである。ボディタイプは「スポーツ」と称するハッチバックとセダン、ステーションワゴンの3種類。プラットフォームは、マツダ・GGプラットフォーム(セダン、スポーツ)およびマツダ・GYプラットフォーム(スポーツワゴン)を採用。「ボルト以外は全て一新」とPRされた様に「MZRエンジン」を含め全てがマツダの主導による新開発であり、以降の北米フォードのミドルクラス車(フュージョンなど)の基本プラットフォーム「CD3プラットフォーム」のベースとして採用される渾身の力作となった。

ヨーロッパ市場との関係などで全幅が1780mmあり、エンジンの排気量にかかわらず全車3ナンバーとなる。ただし、日本の道路事情を考慮して、ドアミラーを含めた車幅は他社同クラス車種の標準的な車幅(1750mm前後)のものと同等か、それ以下の数値に抑えて作られている。

エンジンは、フォードグループの新しい基本エンジンとなる、マツダの新開発機種「MZRエンジン」が搭載され、直列4気筒DOHCのLF-DE型2000cc、同L3-VE型2300cc(2代目からはL3-VE型に代わりL5-VE型2500cc)がある。欧州仕様車にはRF-CDT型コモンレール2000ccディーゼル・ターボも搭載される(こちらは6速マニュアル車のみ)。日本仕様にはAJ型V6の設定はない。

「マツダスピード アテンザ」には、新開発L3-VDT型2.3L直噴エンジン直噴ガソリンターボエンジン「MZR 2.3 DISI(ディジー) TURBO」、電子制御アクティブトルクコントロールカップリング4WDシステムを搭載(DISI(ディジー):Direct Injection Spark Ignition)。マツダ・アテンザのフラッグシップ的存在として、アメリカ・欧州・日本を中心としたアジア地域にアピールする狙いがある。

駆動方式は前輪駆動のほか、四輪駆動がある(スポーツワゴンとMSPアテンザ)。

発売当初はトランスミッションは4速AT(グレードにより、アクティブマチック付、アクティブマチック無し)のほか、スポーツ(5ドア)、スポーツワゴン2300ccの前輪駆動車にMTが、スポーツワゴンの四輪駆動に5速ATが採用されていたが、2005年6月のマイナーチェンジ時から、2000ccと2300ccのATすべてにアクティブマチック5速AT、MTは6速MTとなった。その際、主にフロントの外装デザインの変更、内装の質感向上、エンジンのダイレクトイグニッション化、電子制御スロットル化など、ボディ剛性、走行性能のさらなる向上が図られた。

全車、防府工場(山口県防府市)で製造されている。

当車両から採用されたマツダのブランドフレーズ「Zoom-Zoom」は現在までも採用されている。

マツダの得意分野である「走る楽しさ」を具体化し、デザインや走行性能に力を入れ、自動車評論家や自動車ファンの評価も高く、日本では2002年RJCカー・オブ・ザ・イヤーなどの受賞を始め、2008年までに世界中で132の賞を受賞した。なお初代アテンザの世界販売台数も132万台となっている。

また、スポーツモデルの23Z(セダン除く)発売記念としてリュック・ベッソン監督が手がけた、ショートムービー「RUSH」(ラッシュ)もネット上で公開された。

2006年のドイツ自動車顧客満足度(CSI)調査で、アテンザは最も高い861ポイントのスコアを獲得した。 東京都内では個人タクシーが、また宮城県警察や静岡県警でも、パトカーとしてどちらも4ドアセダンを導入している。

2002年1月
アメリカ・デトロイトで開かれた北米国際自動車ショーにMazda6(日本名:アテンザセダン)を出展。
2002年1月31日
アテンザに搭載されるNewI4エンジンの生産を広島市南区の新エンジン工場にて生産開始。
2002年2月14日
防府工場(山口県防府市)で第1号車をラインオフ。
2002年3月5日
ドイツで開かれたジュネーブモーターショーにMazda6スポーツワゴン(日本名:アテンザスポーツワゴン)を出展。
2002年5月20日
「アテンザ」を正式発表。セダン、スポーツを発売開始。翌月の6月24日にはスポーツワゴンを発売開始した。当初はスポーツとスポーツワゴンが各3グレード(いずれも20F・23C・23S)、セダンは4グレード(20F・20C・23E・23Eラグジュアリーパッケージ)用意されていた。
2002年6月20日
スポーツワゴンの23Cと23Sに4WD車を追加。8月1日より販売開始。
2002年9月24日
スポーツとスポーツワゴンの23Sに5MT車を追加。11月1日より販売開始(スポーツワゴンの23SはFF車のみ追加)。
2002年11月29日
2003RJCカー・オブ・ザ・イヤーを受賞。
2002年12月
世界各国で23の賞を獲得。
2003年5月
世界各国で50の賞を獲得。
2003年7月9日
スポーツ、スポーツワゴンに18インチアルミホイールなどを装備した23Zを追加。また、すでに取得した2.0L車とあわせ、全ての2.3L車が「超-低排出ガス車」の認定を受ける。
2003年10月16日
セダン23Eをベースに、スポーツ23Sに準じたエアロパーツを装備した特別限定車「23E S-Limited」(限定500台)を発売。なお、内装はブラックのモノトーンインテリアとし、既存のスポーツ23Sとの差別化を計っている。
2003年12月
「Mazda6」(アテンザ)が中国のカー・オブ・ザ・イヤーを受賞。
2004年9月16日
スポーツ、スポーツワゴンの23S(スポーツワゴンはFF車)をベースに、ブラック基調のレザーシートやパワーシートなどを装備した特別限定車「23S Leather-Limited」(2タイプ合計で限定600台)を発売。
2004年9月22日
パリモーターショーに「Mazda6 MPS」を出品。日本でも翌年1月14日から開催された「東京オートサロン2005」で「マツダスピードアテンザ」として参考出品した。
2005年6月23日
マイナーチェンジ。セダンに設定されていた「23Eラグジュアリパッケージ」は仕様変更を経て「23EX」として独立し、スポーツとスポーツワゴンにも設定。また、スポーツとスポーツワゴンに20C、セダンに20Eを追加。これまで4WD車のみに設定されていた5EATを採用、MT車も5速から6速に変更され、その他細部の質感が見直された。同時に「マツダスピードアテンザ」(セダンに2.3L DISIターボエンジンを搭載した高性能版)の先行予約を開始。特典として、レザーシートのカラー選択(期間限定)とオリジナル本皮車検証ケースが贈呈された。
2005年8月
マツダスピードアテンザを発売。
2006年2月28日
世界累計生産台数100万台を達成(マツダ車としては歴代最短となる4年1か月での達成[1])。これを記念し、同年4月19日には全タイプの「23EX」をベースにブラウン色の専用レザーシート、運転席・助手席シートヒーター、メッキ仕様のアウタードアハンドルを装備した特別仕様車「23EX Brown Leather style」を発売。
2006年12月18日
スポーツとスポーツセダンの「23S」をベースに、専用シート・ドアトリム・センターパネル・アウタードアハンドル等を施した特別仕様車「23SS」とセダンの「20E」をベースに、黒木目調のセンターパネル、アルミホイールなどを装備した特別仕様車「20ES」を発売。

[編集] 2代目 GHEFP/5FP/5AP/5FS/5AS型(2008年-)

マツダ・アテンザ(2代目)
セダン(前期型)
2007 Mazda Atenza-Sedan 01.jpg
スポーツ(前期型)
2007 Mazda Atenza-Sport 01.jpg
マツダ6ワゴン
Mazda 6 II Sport Kombi front.jpg
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
5ドアハッチバック
5ドアステーションワゴン
エンジン LF-VE型 2.0L 直4 DOHC(前期型)
LF-VF型 2.0L 直4 DOHC(後期型セダン)
LF-VD型 2.0L 直4 DOHC(後期型スポーツワゴン)
L5-VE型 2.5L 直4 DOHC
変速機 6速AT(4WD)/5速AT/6速MT
駆動方式 4WD/FF
サスペンション 前・ダブルウィッシュボーン
後・マルチリンク
全長 4,735mm
全幅 1,795mm
全高 1,440mm
ホイールベース 2,725mm
車両重量 1,390kg-1,490kg(セダン)
1,430kg-1,540kg(スポーツ)
1,450kg-1,560kg(ワゴン)
横滑り防止機構 2.5L車に標準装備
2.0L車は受注生産
別名 欧州名Mazda6
-自動車のスペック表-
2007年8月
アテンザの欧州輸出版であるMazda6の新型が、2007年9月に開催された第62回フランクフルトモーターショーに出品された。日本では同年10月に東京モーターショーにて、新型「アテンザ」3タイプ(セダン・スポーツ・スポーツワゴン)が出品された。
2008年1月29日
フルモデルチェンジ。2.3Lエンジンに代わってL5-VE型2.5Lエンジンを投入。従来の2.3Lより排気ガスがクリーンになり、使用燃料をレギュラーガソリン(従来の2.3Lエンジンではプレミアムガソリン(ハイオク)指定)とするなど経済性にも配慮された。また、日本車初となる「リアビークルモニタリングシステム」をオプションで設定。これは時速60km/h以上の走行時、後方から来た車両をレーダーで検知するシステムで、ドライバーが方向指示器を使用する際に他の車両が接近してきたらランプと音で警告を行う安全装備である。あわせて今回のモデルチェンジでは、インパネ上方の集中ディスプレイに表示される機能をステアリングにあるスイッチで操作することで、ハンドルから手を離さずにエアコンやオーディオを安全かつ容易に操作できる「CF-Net(シーエフネット)」機能も採用された。さらに、2.5L車にはDSC(横滑り防止機構)やTCS(トラクションコントロールシステム)が新たに標準装備され、安全性を向上させた。トランスミッションはセダンの20C/20E/25EX、スポーツの20C/25S(2WD車)/25Z/25EX、スポーツワゴンの20F/20C/25S(2WD車)/25Z/25EXがアクティブマチック付5速AT、セダンの25F、スポーツ・スポーツワゴンの25C/25S(4WD車)はアクティブマチック付6速ATとなり、スポーツ・スポーツワゴンの25S/25Zに設定の6速MTにも改良が加えられた。なお、発売1か月で月間販売計画(3つのボディタイプ合わせて1500台)の3倍に当たる4,500台を受注した。
2008年4月25日
北米仕様の「Mazda 6」の新型が発表された。2009年モデルとして2008年夏頃から生産・販売された。ちなみに北米仕様は先代同様、ミシガン州のマツダ・フォードの合弁会社「オートアライアンス・インターナショナル」で生産される。 ボディサイズ・室内寸法が日本・欧州仕様よりもひと回り大きくなっており、全長×全幅×全高は4920×1840×1470(mm)、ホイールベースは2790mm。基本デザインはアテンザのものを踏襲しており、パッと見は日本仕様や欧州仕様と区別が付きにくいが、リアは、ナンバープレートがテールランプ間にあるので容易に判別できる。エンジンはアテンザと共通の2.5L(L5-VE)に加え、CX-9にも搭載されるフォード・サイクロンエンジンのマツダ版である3.7L・V6・MZIも設定される。
2008年10月2日
パリモーターショーにて欧州仕様である「Mazda 6」の2.2Lディーゼルエンジン車が世界初公開された。
2008年12月17日
セダンの「20C」をベースにLEDドアミラーウインカー、ディスチャージヘッドランプ、アルミホイール、本皮巻ステアリング・シフトノブなどを装備し、スポーティーな外内装とした他、ボディカラーは通常の「20C」では選択できない「ライラックシルバーメタリック」や「ストーミーブルーマイカ」など6色を設定したセダン特別仕様車「2.0 Style edition」を発売。
2010年1月26日
マイナーチェンジ。フロントデザインを変更すると共に、リアコンビネーションランプの回り込み部にウィングをモチーフとしたメッキを採用し、スポーツワゴンはボディ形状に合わせた伸びやかなデザインとした。アルミホイールは新デザインを採用。ボディカラーはマツダ車では初採用となる淡いブルー系「クリアウォーターブルーメタリック」、茶系の「ミッドナイトブロンズマイカ」の2色や「グラファイトマイカ」、「ブラックマイカ」の計4色の新色を加えた8色展開とした。内装はピアノブラックの加飾を施し、統一感のあるデザインとした。また、セダン・スポーツワゴンの2.0L車のエンジンをMZR 2.0L DISIエンジンに変更し、燃費性能を向上(ただしアクセラの同エンジンに搭載のアイドリングストップ機構「i-stop」は非搭載)。「平成22年度燃費基準+15%」を達成し、環境対応車普及促進税制に適合。パワーステアリングやサスペンションの特性を改良し、操舵性と高速走行時の直進安定性を向上。また、フロントとリアのサスペンション、ダンパーの最適化を行い、乗り心地を高めた。ラインナップが整理され、セダンは20C/20S/25EX/25Cの4グレード(25Cは4WD専用グレード)、スポーツは2.0L車が廃止されたため、25S/25Zの2グレードとなり、6速MT車は25Zのみの設定に、スポーツワゴンは20C/20S/25S/25EXの4グレードとなった(スポーツ・スポーツワゴンに設定されている25Sは4WD車も用意される)。
2010年9月9日
2010年8月末時点で初代モデルからの世界累計生産台数200万台を突破したことを発表。
宮城県警察が初代に続いてセダンをパトカーとして導入している。

[編集] 車名の由来

  • イタリア語で「注目」を意味する「アテンツィオーネ」に由来した造語である。人々の注目を集める車となるよう願われて命名された。[2]

[編集] 脚注

  1. ^ この半年後にアクセラも100万台を達成したが、アクセラは2003年10月の発売から3年2か月での達成となったため、半年でマツダ車としての過去最短記録を塗り替えた。
  2. ^ 公式サイト 製品一覧


[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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