アダックス

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アダックス
アダックス
アダックス Addax nasomaculatus
保全状況評価
CRITICALLY ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 CR.svgワシントン条約附属書I
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: ウシ目 Artiodactyla
亜目 : ウシ亜目 Ruminantia
: ウシ科 Bovidae
亜科 : ブルーバック亜科 Hippotraginae
: アダックス属 Addax
Rafinesque, 1815
: アダックス A. nasomaculatus
学名
Addax nasomaculatus
(Blainville, 1816)
和名
アダックス
英名
Addax

アダックスAddax nasomaculatus)は、動物界脊索動物門哺乳綱ウシ目(偶蹄目)ウシ科アダックス属に分類される偶蹄類。本種のみでアダックス属を構成する。

分布[編集]

スーダン西部、チャドニジェールマリ共和国モーリタニア[1][2][3][4]

絶滅した分布[編集]

エジプトチュニジア[2][3]

形態[編集]

体長オス120-170cm、メス95-110cm[3]。尾長25-35cm[2][3]。肩高100-115cm。体重オス100-125kg、メス60-90kg[2][3]。皮膚は分厚く、強力な直射日光からも身を守ることができる[3]。眼下部の体毛は房状に伸長し、喉や頸部の体毛もやや伸長する[2]。腹面や臀部、四肢の毛衣は白い[2][3]。顔にはアルファベットの「X」字状の白い斑紋が入る[2][3]

栓抜き状に1回半から3回捻れた角がある[2][3][4]。角には30-35本の環状の隆起がある[2][3]。主蹄は扁平で幅広く、先端は丸みを帯びる[2]。また蹄が左右に大きく開き、これにより接地面積を大きくすることで体重が分散して砂に埋まりにくくなり砂漠の移動に適している[3]。蹄の間(蹄間腺)には臭腺がある[2]

出産直後の幼獣は体重4.8-7kg[3]。夏季は頸部や胴体の毛衣が白っぽい灰褐色や白、冬季は毛衣が灰黄褐色や灰褐色[2][3]。乳頭の数は4[2]

生態[編集]

砂丘礫砂漠に生息する[3]。主に薄明時や夜間に活動する[4]。地位が高い1頭のオスと5-20頭の群れを形成して生活する。[1][4]以前は1000頭以上の大規模な群れを形成し移動することもあった[3]。食物や雨を求めて移動する[2][3]。速く走行したり[1]、長距離を走行することはできない[4]

食性は植物食で、、木の、地下茎などを食べる[3][4]。地下茎は角で掘り起こして食べる[3]。水を飲まなくても1か月以上は生活することができ、場合によっては体内で脂肪を変化させ水を生成する[2][3]

繁殖形態は胎生。妊娠期間は257-264日[3]。冬季から春季(南部個体群は9-10月にも)に1回に1頭の幼獣を産む[3][4]。授乳期間は6-9か月[4]。オスは生後3年、メスは生後1年6か月で性成熟する[3]

人間との関係[編集]

食用や毛皮用の乱獲、観光客による撹乱などにより生息数は激減し、また個体数減少による近親交配が懸念されている[4]。また旱魃によっても生息数が減少している[3][4]。1980年代にチュニジアに再導入された[2]

画像[編集]

関連項目[編集]

参考文献[編集]

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  1. ^ a b c 今泉吉典、松井孝爾監修 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社1984年、109、179頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 今泉吉典監修 『世界の動物 分類と飼育7 (偶蹄目III)』、東京動物園協会、1988年、84-85頁。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ6 アフリカ』、講談社2000年、52-53、165-166頁。
  4. ^ a b c d e f g h i j 『絶滅危惧動物百科2 アイアイ―ウサギ(アラゲウサギ)』 財団法人自然環境研究センター監訳、朝倉書店2008年、24-25頁。
  • ジュリエット・クラットン=ブロック著、『世界哺乳類図鑑』、新樹社、2005年、364頁

外部リンク[編集]