アタカマ塩原
アタカマ塩原(アタカマえんげん、スペイン語:Salar de Atacama)は、チリ最大の塩類平原(salt flat、ソルト・フラット)である[1]。一般に「アタカマ塩湖」とも呼ばれる。サンペドロ・デ・アタカマの南55キロメートル(34マイル)の地にあり、山々に囲まれていて外部へ水が流出できない。東はアンデス山脈の主山脈、西はアンデス山脈の第2山脈であるドメイコ山脈(Cordillera de Domeyko)が連なっている。その景観を成するのは、リカンカブール山、アカマラチ(Acamarachi)、アグアスカリエンテス(Aguas Calientes)、そしてチリで最も活発な活火山であるラスカー(Láscar)といった複数の大きな火山である。それらはアタカマ塩原の東側で南北方向の火山列を形成し、アタカマ塩原と小さな内部流域とを分断している[2]。
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特徴[編集]
この塩類平原は3,000平方キロメートルの広さがあり、長さ約100キロメートル[1]幅80キロメートルにおよぶ。 ボリビアのウユニ塩原(Salar de Uyuni、10,582平方キロメートル)に次ぎアメリカ州で2番目に大きく、同時に世界でも2番目の大きさでもある[3]。平均高度は海抜2,300メートル[1]。この塩類平原の中心部分は非常に起伏のある土地であるが、これは定期的に少量の雨が降るウユニ塩原のような他の塩類平原とは異なり、この地域に永続的に水がないためである[4]。
アタカマ塩原のリチウム埋蔵量は全世界の27%にもおよぶ[5]。同じ南米にあるウユニ塩原、リンコン塩原と合わせると全世界の8割を占め、電気自動車の充電式電池として使用されるリチウムイオン電池の原料生産地として世界的に注目を集めている[6]。
アタカマ塩原内のいくつかの地域は、ロス・フラメンコス保護区の一部を形成している。
アタカマ塩原のセヤス湖(Lagunas Cejas)というラグーンは、チリのサン・ペドロから18キロメートルの地にある。それは濃度40%の塩分を含み、死海のような浮遊効果が見られる。
画像[編集]
脚注[編集]
- ^ a b c “The Optical/Infrared Astronomical Quality of High Atacama Sites.”. 2007年4月24日閲覧。
- ^ (スペイン語) Cuenca del Salar de Atacama
- ^ “Salar de Uyuni, Bolivia”. NASA Earth Observatory. 2007年12月1日閲覧。
- ^ Kampf, Stephanie; Tyler S.; Ortiz C.; Muñoz J.F.; Adkins P. (2005). “Evaporation and land surface energy budget at the Salar de Atacama, Northern Chile”. Journal of Hydrology 310 (1-4): 236–252. doi:10.1016/j.jhydrol.2005.01.005.
- ^ The Saudi Arabia of Lithium, Forbes.com
- ^ “南米リチウム争奪戦 塩湖の底に世界の8割”. 朝日新聞社. (2009年11月1日) 2009年11月15日閲覧。