アゼルバイジャン国家保安省

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アゼルバイジャン国家保安省(Milli Təhlükəsizlik Nazirliyi;略称MTN)は、アゼルバイジャン共和国諜報機関秘密警察。アゼルバイジャンにおけるソ連国家保安委員会(KGB)の後継機関。

歴史[編集]

1992年3月、武装クーデターの結果、アゼルバイジャン人民戦線が権力を掌握した時、アゼルバイジャン・ソビエト社会主義共和国KGBの崩壊が始まった。KGBは国家保安省に改称され、人事粛清が始まり、スラブ系職員が追放された。当時、ロシア連邦防諜庁(FSK)とアゼルバイジャン国家保安省間には、ロシア帰国希望者の移管に関して合意に達していた。国家保安省にはアゼルバイジャン語の試験が導入され、不合格者は人事局の管轄下に送られた。この間、アゼルバイジャン人民戦線は、熟練した職員の代わりに自分達の支持者を集めた。

国家保安省からはテロ対策のような重要な機能が取り上げられ、内務省に移管された。その結果、1993年~1994年、アゼルバイジャンは国内外の敵の前に無防備となり、テロ事件が続発するようになった。

国家保安省の再生は、元KGB職員ゲイダル・アリエフの1993年の権力掌握と共に始まった。省改革の先頭に立ったのは、元KGB職員ナミク・アバソフだった。彼は職務不適合者を大量に解雇し、職務給制度を導入した(改革前は、地域と職務の「収益」に応じて変化していた)。解雇された職員の中には、次官級の高官やアリエフ大統領の側近も含まれていた。アバソフの権力増大を懸念したアリエフ大統領は、軍事組織である国境警備隊を国家保安省の管轄から外し、国家国境庁として独立させた。

歴代国家保安相[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]