アジアゾウ
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アジアゾウ Elephas maximus |
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| 保全状態評価 | |||||||||||||||||||||||||||
| ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
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| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Elephas maximus Linnaeus, 1758 |
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| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||
| アジアゾウ | |||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Asian elephant |
アジアゾウ(亜細亜象、Elephas maximus)は、哺乳綱長鼻目ゾウ科アジアゾウ属に分類されるゾウ。本種のみでアジアゾウ属を形成する。
目次 |
[編集] 分布
[編集] 形態
体長500-640cm。尾長100-150cm。体高200-300cm。体重はオスは平均4-5t、メスは2-3t。胴体は中央部で最も高くなる。
額には隆起があり2つのコブ状になる。門歯(牙)はオスでは発達する。メスの牙は短く外観からわからないこともある。歯は臼歯が上下左右それぞれ1本ずつの計4本あり、一生のうち5回生え変わる。
耳は小さく四角形で、集音の他に放熱や広げることで威嚇等の役に立つと考えられている。鼻の先端には上部に1つだけ突起がある。前肢の蹄は5本、後肢の蹄は4本。
年をとると皮膚の色素が薄くなり、体のところどころ(主に顔面や鼻など)に肌色の部分が現れることが多い。
[編集] 亜種
- Elephas maximus indicus Cuvier, 1798 インドゾウ
- Elephas maximus maximus Linnaeus, 1758 セイロンゾウ
- Elephas maximus sumatranus Temminck, 1847 スマトラゾウ
- Elephas maximus hirsutus マレーゾウ
近年、ボルネオ島東北部に生息するボルネオゾウが独自に進化をとげた個体群として、新亜種となる可能性がでてきている。
[編集] 生態
森林や草原に生息する。昼行性で日中は強い陽射しを避け、薄明時や夕方に活動する。夜間は普通休むが、人里近くに現れることもある。最年長のメスを中心とした10頭前後の群れで生活する。オスは生後10年程になると群れを離れ単独生活を送ることが多い。 水場では水を飲む他に泥浴びを行う。泥浴びには乾燥や寄生虫、吸血性の昆虫類等から体を保護するために行うと考えられている。時速6km程で歩行するが、走行時には時速40km以上に達することもある。
繁殖形態は胎生で、1回に1頭の子供を産む。妊娠期間は哺乳類の中で一番長く約22ヶ月。子供は乳離れするのに3-5年かかる。生まれたての子供は、体重がおよそ100kg、体高がおよそ100cmある。 野生の群れの中でメスが出産する場合、群れの中の他のメス達が助産婦となって胎盤の除去などを行うことがある。ただ無事子供を出産しても母親が興奮状態になって自分の子供を襲って傷つけたり、殺してしまったりすることもある。
大人のアジアゾウは、他の動物に襲われることが少ないが、子供はトラなどの猛獣に狙われることが多い。またハエやアブなどが皮膚に卵を産みつけ、それによりウイルスや細菌に感染して死亡することもある。
[編集] 人間との関係
主に東南アジア一帯で、神もしくは神の乗り物として信仰を集めている。(アイラーヴァタ、ガネーシャ、ギリメカラ)
象牙や象皮を目当てにした乱獲や環境破壊により生息数は大幅に減少した。現在は象牙の輸出は規制され保護されているが、密猟されることもある。
一方で知能が高い事から人間に調教され家畜として重い荷物を運搬したり、サーカスで曲芸を行うことがある。昔は戦争での戦闘用の武器として使われていたことがある。
飼育下での繁殖例は少なく、日本国内で無事に出産したのは2004年3月における神戸市立王子動物園(メス 2005年4月に13ヶ月で死亡)、2007年5月における市原ぞうの国(メス)、同年10月の王子動物園(オス)の3例のみとなっている。
飼育下のアジアゾウで最も長生きしたものは台北市立動物園(台湾)で飼育されていたオスの「林旺」(2003年2月に死亡)で86歳(推定)まで生きた。ちなみに日本国内のアジアゾウの中で最も長寿のゾウは神戸市立王子動物園の「諏訪子(メス)」(2008年4月10日死亡)で、1943年生まれで65歳まで生きた。これは人間でいえば、100歳を超えていることになる。
日本の動物園で飼育されているアジアゾウはオスゾウの数がメスゾウよりも圧倒的に少ない。その理由としてオスはメスより扱いづらいということや、成熟した大人のオスにはマスト(ムスト)と呼ばれる非常に凶暴になる時期があることなどが原因と思われる。そのために、国内での繁殖例は非常に少ない。
また、近年は国内の動物園のアジアゾウの高齢化が問題となっている。
[編集] 参考文献
- 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社、1984年、87項
- 『小学館の図鑑NEO 動物』、小学館、2002年、41項
- 實吉達郎『アフリカ象とインド象- 陸上最大動物のすべて 』光風社出版, 1994, 306p
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 2008 IUCN Red List of Threatened Species
- Choudhury, A., Lahiri Choudhury, D.K., Desai, A., Duckworth, J.W., Easa, P.S., Johnsingh, A.J.T., Fernando, P., Hedges, S., Gunawardena, M., Kurt, F., Karanth, U., Lister, A., Menon, V., Riddle, H., Rübel, A. & Wikramanayake, E. (IUCN SSC Asian Elephant Specialist Group) (2008). Elephas maximus. 2008 IUCN Red List of Threatened Species. IUCN 2008. 2008-11-04 閲覧。
- CITES homepage
- Asian Elephants at the Zoological Gardens of the World
- 国立国会図書館-インドゾウ 『享保十四年渡来象之図』 川鰭(かわばた)実利

