アジアジムグリガエル

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アジアジムグリガエル
アジアジムグリガエル
アジアジムグリガエル Kaloula pulchra
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 両生綱 Amphibia
: 無尾目 Anura
亜目 : Neobatrachia
: ヒメアマガエル科 Microhylidae
亜科 : Microhylinae
: ジムグリガエル属 Kaloula
: アジアジムグリガエル
K. pulchra
学名
Kaloula pulchra
Gray, 1831
和名
アジアジムグリガエル
英名
Chubby frog

アジアジムグリガエル(亜細亜地潜蛙、Kaloula pulchra)は、ヒメアマガエル科ジムグリガエル属に分類されるカエル

分布[編集]

インドカンボジアスリランカ中華人民共和国南部、ネパールバングラデシュベトナムマレーシアミャンマーラオスに自然分布。インドネシアスラウェシ島ボルネオ島)、シンガポール、マレーシア(ボルネオ島)へ移入。

形態[編集]

体長5.5-7.5cm。オスよりもメスの方が大型になり、オスは最大でも体長6cm程。体色は暗褐色で、吻端から体側面にかけて明褐色の筋模様が入る。この色彩により林床では体の輪郭が不明瞭になり保護色になると考えられている。

前肢の指の先端は三角形状に広がる。

生態[編集]

平地の森林や水辺に生息する。地表棲だが、樹上で見られることもある。夜行性で、昼間は落ち葉や石の下等で休む。外敵に襲われると、四肢を突っ張って体を膨らませて自分を大きく見せ相手を威嚇する。

食性は動物食で、昆虫類(主にアリ)等を食べる。

繁殖形態は卵生。雨季にできた水溜まりに集まり、オスは水面に浮かびながらメイティングコールを行う。

人間との関係[編集]

環境に対する順応性が高く市街地やゴミ捨て場等にも生息し、生息地では生息数が最も多いカエルの1つとされる。

ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。属内では最も流通量が多い。野生個体のみが流通する。テラリウムで飼育される。ケージにはヤシガラ土や腐葉土等の保湿力があり潜りやすい床材を厚めに敷く。その際に床材の表面がやや乾燥し底の方が湿っている状態にし、地中に潜ることで生体が適した湿度を選択できる様にする。床材に挿し水をしたり、夜間や消灯時に霧吹きで水分を与える。頭部および口が小型のため、体に対して小型の餌(コオロギ等)を与える。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 千石正一監修 長坂拓也編 『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、276頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 両生・はちゅう類』、小学館2004年、54頁。
  • 海老沼剛 『爬虫・両生類ビジュアルガイド カエル1 ユーラシア大陸、アフリカ大陸とマダガスカル、オーストラリアと周辺の島々のカエル』、誠文堂新光社、2004年、100頁。
  • 海老沼剛 「The World of FROGS ジムグリガエル属、コガタジムグリガエル属、オオバガエル属&トマトガエル属」『クリーパー』第30号、クリーパー社、2005年、70、93頁。
  • 海老沼剛 『かえる大百科』、マリン企画、2008年、42頁。

外部リンク[編集]